最終更新日:2024/3/26

郵船ロジスティクス(株)

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 物流・倉庫
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • 海運
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 空輸

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

活躍フィールドは世界47カ国! 広く奥深い仕事が物流のプロを育てる!

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世界中の仲間と展開するダイナミックな国際物流

世界中の拠点を結び、多種多彩な物流サービスを提供している郵船ロジスティクス。国際物流の現場で先輩は何を考え、どんな希望を抱いて仕事に向かっているのか? 2人の若手社員に話を聞いた。

山脇 康輝さん(左)
2020年入社/外国語学部ドイツ学科卒
産業第二部 アパレル・リテイル営業課(取材当時)

田島 涼子さん(右)
2022年入社/言語文化学部言語文化学科フランス語専攻卒
東日本営業本部 輸入第一カスタマーサポートセンター 航空輸入一課(取材当時)

先輩社員の1日

「午前中は欧米の取引先から届いたメールで出荷状況を確認します。午後はお客さまを訪問するかWebミーティング。新規案件の問い合わせも多いですね」(山脇さん)
「定時は9時から17時半。14時以降はお客さま対応と請求業務が多いですね。デスクワークだけでなく、営業と一緒にお客さまを訪問することもよくあります」(田島さん)
「会社のサッカー部に所属していて、休日は練習か試合で体を動かしています」と山脇さん。「休みの日は友人と会うか、カフェでまったりしています」と田島さん。

各部署が連携し、お客さまに最適な物流サービスを提供

山脇さん:私は世の中からなくならない仕事を軸に就職活動をしていました。そこで注目したのが国際物流企業。中でも当社は輸送ハードを持たないため、お客さまへの提案に柔軟性があります。選考を通じて出会った先輩社員も器の大きい方ばかりで、他社とは違う魅力にあふれていました。田島さんは当社のどこに惹かれたのですか?

田島さん:私は大学でフランス語を学んでいたので、語学を活かせる国際物流企業や海外展開しているメーカーを見ていました。当社は日常的に海外とつながっていられる点をイメージできましたし、相手目線で仕事をしている姿勢が明確に伝わってきたのです。採用担当の方々が親切で、社内の雰囲気が落ち着いている点も魅力でした。

山脇さん:入社後は、OJT制度のもとで業務がスタートします。私の配属先は成田カスタマーサポート(CS)課でした。業務内容は航空輸入貨物の手配や調整です。仕事内容は今の田島さんとほぼ変わりません。3年間、成田空港の事務所に勤務し、今は営業でアパレル・リテイル部門を担当。業界のお客さまに、輸出入に関するさまざまなサービスを提案しています。

田島さん:営業とCSでは業務内容が異なる部分も多くあると思いますが、戸惑いはなかったですか?

山脇さん:CSと営業は常に連携しているので、それほど不安はなかったですね。ただ、お客さまと顔を合わせる機会は圧倒的に増えました。難しかったのはアパレル業界独特の用語や商習慣です。この業界は年に2度のハイシーズンがあり、納期がかなりシビアですから。お客さまもブランドを持つメーカーだけでなく、海外の工場で生産を受託している国内企業、輸入された製品を検品する企業など多種多様。生産地に東南アジアが多いので、政情によるルート変更も珍しくありません。アパレル業界ですので業務の9割は輸入となり、今は50社ほどの担当を持っています。

田島さん:CSはまず海上と航空があり、それぞれが輸入と輸出に分かれています。東日本地区の航空輸入を担当している私の仕事は、荷物が海外から出荷されてから日本のお客さまに納品されるまで、一連の手配と調整を行うこと。お客さまの希望納品日を確認し、それに間に合うよう通関や配送の手配を行っています。手配をスムーズに行うために、現地法人の方とは日々英語を使ってメールでやり取りをしています。

先の読めない国際物流。想定外の出来事が成長の糧になる!

山脇さん:CSはイレギュラーな出来事が割と多いでしょう。田島さんはどのように対処していますか?

田島さん:1年目の秋のこと。初担当となったお客さまの案件で、飛行機の到着が1日遅れてしまいました。通常の手配では納品が間に合わず、お客さまが空港まで製品を取りに来ることになったのです。そこからが大慌て。私はすぐさま通関を通し、上司や先輩に相談。お客さまを空港内の倉庫まで迎え入れて貨物を搬出する特別な手段があることを知り、その手順をお伝えしました。ハラハラしながら待っていた私にお客さまから電話が入ったのは、夜の9時。「無事に受け取れました。ありがとうございました!」という感謝の言葉は今も忘れることができません。

山脇さん:それは大変でしたね。私も先輩からの引き継ぎ案件で、あるお客さまの輸出業務を経験しました。ミャンマーに、アパレル用の裁断機や印字機を大量輸送したのです。このお客さまが輸出するのは初めてで、私自身も経験がありません。提出書類の作成、現地の事前調査、貨物の送り先選定など一連の業務は困難の連続でしたが、とてもいい勉強になりました。

田島さん:先のイレギュラー案件から、私は“何かあった時にどれだけ素早く対応できるかが重要”だと学びました。日頃から心掛けているのは、どんなに忙しくても相手の立場に立つこと。貨物はビジネスの命運を決める大切なものですから、お客さまを不安にさせないよう、きめ細かく状況をお伝えしています。また、CSの業務は通関や配送など他部署と協力しなければできません。私は一緒に働く方々が自分に何を求めているのかを常に考えるようにしています。

山脇さん:各部署の連携は本当に強力ですよね。営業はCSに具体的な調整内容を毎日のように確認していますし、通関部には関税分類番号をしょっちゅう問い合わせています。また、輸入後は国内輸送の部署にも連絡を取っています。当グループの経営理念“Create Better Connections”にあるとおり、私たちの仕事はお客さまやともに働く仲間と信頼関係を築くことから始まります。私自身は自分の考えや思いを言葉にする力が強みだと思っているので、今後も対面で人間関係を構築していきたいですね。

田島さん:今は接点がありませんが、いつか仕事でご一緒できるといいですね。

山脇:勉強熱心な田島さんから学ばなければ(笑)。

目標になる先輩の存在と、プラス面に目を向ける温かな社風

山脇さん:当社の社員は日々新しい情報を入手し、変化する世界情勢に目を向けていなければなりません。営業はそうした情報を自分事として捉え、お客さまにとって最適な提案という形で還元する立場です。その結果お客さまに喜んでいただけたら、もう言うことはありません。田島さんはCSのどういう点にやりがいを感じていますか?

田島さん:1年目は仕事を覚えるだけで精一杯でしたが、2年目に入ってお客さまとの関係を構築していく楽しさが分かってきました。最近、お客さまから指名で相談を寄せられるようになったんですよ。「これ他社の案件だけど、どうしたらいいか分からないので田島さんに教えてほしい」と。少しずつですけど、お客さまに信頼されているように思います。

山脇さん:それは凄い。間違いなく信頼されていますよ。

田島さん:だといいのですが。ところで山脇さんは自社のどういうところが好きですか? 私は頼りになり、信頼できる先輩の存在だと思っています。職場の先輩はイレギュラーな事態に遭遇しても決して慌てませんし、調整能力がとても高い。加えて誰もが人と人とのつながりを大切にしているので、新人の私が困っていると親身になって相談に乗ってくれるのです。

山脇さん:私にも同じ課に目標とする先輩がいます。驚くのは視点の高さ。受注した1件の利益ではなく、継続的な受注につながる案件かどうかを見ている。この人を含め、私は先輩方から多くのことを学んでいます。社風として好きなのは、失敗やマイナス面より、本人のプラス面に目を向けてくれる人が多いことですね。私自身、後輩に対しては同様の姿勢を心掛けています。

田島さん:制度面も充実していますよね。中でも費用援助や勉強会の開催など、資格取得支援が手厚い。私は最近、通関士の資格を取りました。

山脇さん:私も2年目に通関士を取り、今は簿記の勉強をしています。お客さまの財務に詳しくなれば、営業面でも役に立ちますから。今後の目標としては海外の拠点に駐在し、外から自社を見てみたい。経験を積み、新しい価値をお客さまに提供したいと思っています。

田島さん:私の目標はお客さまとの関係づくり。輸入業務の奥深さが分かってきたので、長期的には輸入面で会社を支えていける人材になりたいと思っています。

山脇さん:大丈夫。田島さんならきっとどの分野でも活躍できますよ。

学生の方へメッセージ

若い皆さんにとって就職活動は、これまでの人生で最大の自分事かもしれません。自分がどういう仕事に携わりたいのか、将来どういうことを成し遂げたいのか、その会社でどういう価値を提供できるのか。きっと多くのことを考え、悩むはずです。迷ったときはぜひ、自分が持っている“強み”や“得意分野”が何なのかを改めて考えてみてください。これらは価値観と言い換えても良いと思います。働きたいと感じた会社を見つけたら、そこで自分の個性を活かす方法をイメージして、それをその会社にも伝えてみてください。きっと自信を持って話ができるのはないかと思います。

(人事総務部 人事課/吉田 拓馬さん)

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「国際物流には華やかなイメージがありますが、地道な作業工程の上に初めて成り立ちます。語学力はあくまでスキル。その手前にある自分の土台が大切」と語る吉田さん(左)。

マイナビ編集部から

郵船ロジスティクスは日本郵船の完全子会社であり、海上・航空貨物輸送、倉庫・陸上配送サービス、サプライチェーンマネジメントなど、多種多様なサービスを幅広い業界の顧客に提供している。グローバルな事業フィールドと経営面における安定性は、同社の大きな魅力だろう。

山脇さんと田島さんの取材を通じて感じたのは、年齢にそぐわないほどの落ち着きと、仕事に対する謙虚な姿勢だった。二人とも若いうちからダイナミックで責任の大きな仕事に就き、成功と失敗の両方を経験している。周りにいるのは頼りになる先輩方。教育制度や支援制度も充分に整っている。そんな環境が若手の成長を力強くサポートしているのだ。

同社では、仕事の面白さは自分で作るものだという意識が評価され、失敗を頭ごなしにとがめられるようなこともない。学ぶ意欲のある人はいきいきと働けるだろう。モノの動きに国境はない。世界を舞台に、ぜひ皆さんの実力を発揮してほしい。

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取材を行ったのは、新しくなったばかりのある事業所。明るく広大な空間で、ベテランと若手社員が交流しながら業務にあたっている。

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