最終更新日:2024/8/30

(株)昭和コーポレーション【中電工グループ】

  • 正社員

業種

  • 建設
  • 設備工事
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 建材・エクステリア
  • 商社(建材)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

見えないけど欠かせない。そんな製品や設備工事を支える仕事

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さまざまな立場で成長する先輩たち

資材の販売から建物の設備工事までトータルに手掛け社会や暮らしを支えている昭和コーポレーションには、多岐にわたる仕事があります。施工管理・開発購買・事務として活躍する3名の先輩に話を聞きました。

■河野 珠夏子さん
製造販売事業本部 販売統括部 東日本販売部 東京事業所
2023年入社

■木幡 尚輝さん
製造販売事業本部 販売統括部 開発購買部 開発購買課
2022年入社

■河本 拓己さん
エンジニアリング事業本部 工事統括部 首都圏事業所
2018年入社

先輩たちからひと言

「新人研修では会社概要や業界知識を学んだほか、ビジネスマナーも教わり、特に電話応対の講習が役立ちました。教育研修も手厚く安心して働けます」(河野さん)
「職場の魅力は風通しの良さ。開発担当はもちろん上司とも距離が近く、何でも相談できます。居心地の良さは抜群なので、思いきり仕事に集中できます」(木幡さん)
「任される現場が段階的にレベルアップするので、施工管理技術者として一歩一歩、着実に成長できます。文系出身の方もいきいきと活躍しています!」(河本さん)

【河野さん】事務職として順調な受発注をサポート。企業活動をしっかりと支える一員に

学生時代にグループワークなどの授業を通し、私には「主役」を補佐する役割が向いている、と思うようになりました。就職活動はメーカーや商社の事務職に絞り、そのうえで特に意識したのは事業内容です。自身の性格から完成品を扱うより、製品づくりを土台として支える「材料」に注目しました。そのなかで熱エネルギーをコントロールする断熱材や、建築物の配管を支える支持金具を主軸とする当社に出会い、知れば知るほど「私にマッチしている」と確信しました。

入社後は1か月ほどの集合研修を経て現部署に配属。関東エリアのお客さまを中心に、当社の支持金具をはじめ、商社として他メーカーの断熱材等も販売する部署で、私はその受発注業務を担当しています。最初の頃は商品知識が少なかったため、お客さまに電話で品名を言われても戸惑うばかりでした。何度も「折り返し」にして急いで調べるなど焦ったものですが、シスター(教育係)の先輩がしっかりサポートしてくださるので、そこは心強かったです。次第にスムーズに対応できるようになり、まだ先輩のフォローはあるものの、数か月後に担当として独り立ちしました。

受発注作業では伝票の入力や商品の取り寄せ時限など、1日に何回か「締め時間」が設定されています。間に合わないと配送に影響するため、この仕事を始めてから「素早くかつ正確に」と、時間を有効に使う意識がだいぶ高まりました。時には締切間際に注文が入ることもあり、在庫確認から入力までテキパキと行って間に合わせることがやりがいです。在庫がなく、また他メーカーさんの商品の場合は、担当の方に事情を話して出荷を依頼することもありますが、日頃から密にやり取りしているため快く手配してくださり、そうした点に自分の成長を感じています。

当面の目標は、より完全に独り立ちすること。お客さまの注文にさらに迅速に対応し、周りの先輩にも頼り過ぎないよう商品知識を深めていきます。職場の先輩は皆さん親切でやさしく、どんなに忙しくても質問には必ず丁寧に答えてくださるので、私も後輩に対して同じように接する力を付けたいと張り切っています。また、営業の方々も見積書の作成など色々と教えてくれます。「支えられる側」から今後は「支える側」として、頼られる存在になりたいです。

【木幡さん】優れた技術を知的財産として守る。メーカーに不可欠の「支える仕事」を見つけた

企業研究を行う過程で電気や建設、交通など、人々の生活や経済活動を支えるインフラ系の企業に興味を魅かれるようになりました。とりわけ「あるのが当たり前」ですが、無いとどうしようもないものがインフラ基盤を支える材料や金具です。その中で当社は、断熱材など省エネに貢献する製品を扱っていることが決め手になりました。

入社以来、私が主に行っているのは、自社製品を知的財産として守る仕事です。具体的には商品開発の担当者の意向を受け、主に新製品に使われる技術のなかで、画期的かつ他社に追随されたくない技術を特許申請しています。特許出願を行うのは当社の弁理士ですが、内容を弁理士の先生に説明したり申請書に添付する書類を作成したりして、開発者と弁理士の架け橋になっています。私を含めて部署に2名の特殊な業務で、やり方は先輩と一緒に仕事をするなかで身に付け、専門的な知識はセミナーや講習会で吸収していきました。私は文系出身ですが、機械工学やCADなども学び、視野が一気に広がりました。

やりがいはもちろん、開発者が懸命に考えたアイデアや技術が特許登録されることです。特許の審査や査定は複雑で、また時間もかかるので「成し遂げた」という達成感はひとしおです。また、申請して一度で通ることはまずなく、技術説明などの文章の見直しが求められますが、その修正も行っています。自分が考えた特許にふさわしいとする“反論”が、部内の発表で「説得力がある」と認められ、弁理士の先生からも「その方向でいきましょう」と評価される時も嬉しく、自身の成長を実感しています。まだまだ半人前ですが、これまで担当したものは現状全て特許が成立し、自信が得られました。

私は技術開発職として入社しましたが、今の業務に従事するうち、「この役割を極めたい」と強く思うようになりました。今後は知的財産の勉強をさらに深めるとともに、図面作成のスキルはもちろん、機械力学や構造力学といった特許申請に必要で、なおかつ製品試験のサポートもできる知識を広く習得することが目標です。製品としては目に見えないけれど、しっかりと優れた技術を守るという会社に欠かせない仕事は、まさに私が望んだもの。やりたい仕事を見つけることができました!

【河本さん】誰もが知る建物の設備工事に活躍。“チーム河本”を牽引しています!

私は入社当初、営業を希望していましたが、当時の新人研修で各部署を回るうち、施行管理の仕事に魅力を感じて配属希望を変更しました。施工管理は「プラント」と「設備」の2部門があり、特に設備は私でも知っているような都内の有名な建物が多かったため、「自分も地図に残る仕事に関わりたい」と奮い立ったのです。希望通り、設備工事に配属され現在に至ります。

文系出身の私は知識ゼロからのスタートで、同期は建築学部の出身が多かったのですが、先輩が付いてじっくりと指導してくださったので、それほどハンディは感じませんでした。初めて責任者として工事を任されたのは同期の大半と同じく、入社2年目の半ば頃です。比較的小規模な老人ホームを皮切りに、徐々に工事の規模も動かせる人員も拡大していきました。3年目以降になると複数の現場を兼任するようになり、私は現在、30~40ほどの現場を管理しています。

これまで様々な設備工事を担当し、どれも印象に残っていますが、あえて紹介すると1つは世界中の報道陣が集まるプレスルームの新築工事です。規模の大きさはもちろん、国際的なスポーツ大会が57年ぶりに開催される時の工事だったので、世界が注目する舞台に関わっているという高揚感がありました。最近では、日本一高いビルとして話題になった複合高層ビルも担当しました。

当社が得意かつメインとするのは、建物の結露を防ぎ、湿度や温度を保つ保温工事。これに付随して中の保温材を守る外装材や板金の工事なども行います。ヒト・モノ・カネの管理を行うにあたり、重要なのは着工前に協力会社や材料商などと綿密な打ち合わせを行うことで、この仕事は「段取り力が9割」と言っても過言ではありません。順調に工事が進み、完成すると、おのずと「次も河本さんと仕事がしたい」と付いてきてくれる人が増え、今では「チーム河本」といった感じでメンバーが広がっています。私が経営者として集団をまとめているイメージで、そこも大きなやりがいです。

役職として次のポジションは主任で、いずれは管理職も視野に入ると思いますが、今は現場にかなりやりがいを感じているので、当面は所長として現場を統括することが目標です。さらに大きな工事に携わり、沢山の人を動かしていきたい。入社前までは想像もしなかった仕事が、今は天職と言える幸せを実感しています。

学生の方へメッセージ

私は当初、就職活動がうまく行かず、改めて自己分析を行って「自分はどんな人間か」「どんなことをやりたいか」といったことを突き詰めました。途中で自分を見つめ直すのは苦しい作業かもしれませんが、私はそれを行って今があるので参考にしてくだされば幸いです。また説明会などのプロセスでは、実際に志望の仕事で働いている先輩と話をすると、入社前の不安がだいぶ解消されます。当社にはその機会も豊富です。(河野さん)

自分に向いている仕事を探すにあたり、あまり会社や業種を決め付けないことが肝心です。言い換えれば、意中の会社とマッチしなくても、落ち込んだり悔やんだりする必要は全くありません。「縁がなかった」と割り切って、ポジティブに新しい会社に挑戦してください。私は就職活動のなかで大きく「インフラ系」を意識し、やりたい仕事に出会いました。方向性だけ明確にしておけば、必ず活路が開けてきます。(木幡さん)

新入社員に期待するのは、月並みですが素直さや元気さ、誠実さといったヒューマンスキルです。特に施工管理技術者は、技術職のイメージが強いかと思いますが、仕事は調整や交渉などの打ち合わせがメインで、むしろ営業職よりトークスキルが求められる仕事です。知識と技術は入社後に充分身に付けられるので、「人と話すことが好き」「コミュニケーションには自信がある」という元気な方と一緒に働きたいですね。(河本さん)

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仕事内容やポジションは異なっても「当たり前の日常を裏方としてしっかり支えたい」という想いは同じ。各人の志向を反映する様々な仕事があるため、自己実現も図りやすい。

マイナビ編集部から

昭和コーポレーションは、「熱絶縁」を核にする事業を展開する老舗企業。その大きな特色である独自性は、メーカー・商社・工事会社の3つの顔を持つことである。メーカーとしては独自開発した配管用断熱支持具『インシュレーションスリーパー』を軸に、支持金具の開発・製造・供給を一手に担い、商社としては幅広い設備資材等の提案を行う。また工事会社としては、名前を出せば誰もが驚く高層ビルや施設を多数手掛けている。活躍のフィールドが多彩なのはもちろん、いずれも手応えがあり、成長するほどにやりがいが広がる環境である。

企業の個性としては、どちらかといえば浮ついたところのない真面目な印象だが、一方で採用担当は「チャレンジする人を応援する企業文化があります」と語る。事実、取材に応えてくれた社員の皆さんはそれぞれにチャレンジングだった。河野さんは自分なりに業務を覚えようと創意工夫し、木幡さんと河本さんは文系から開発系業務、施工管理職に挑戦して成果を上げている。特に中堅社員の河本さんが携わる工事は胸躍るスケールの案件も多く、「当たり前を支える仕事」がこれほど多彩で奥深いことに改めて感心した。充実した研修や段階を踏んだ育成という「基盤」を固めたうえで、早くから存分に活躍できる。昭和コーポレーションはそのような会社である。

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設立から70周年を迎える老舗企業だが、チャレンジングスピリットも脈々と受け継がれており、技術開発にも意欲的。その積み重ねが大手企業との確かな信頼を築いてきた。

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