最終更新日:2023/8/31

虹技(株)【東証スタンダード市場上場】

  • 上場企業

業種

  • 鉄鋼
  • 金属製品
  • 機械
  • 商社(鉄鋼・金属)
  • 商社(機械・プラント・環境)

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

スケールと技術力が強み。手掛けた仕事が、社会を支えている。材料・エネルギー系 専攻の先輩

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社会に不可欠のモノづくりに従事する、誇りと矜持。

■鉄鋼事業部 製造グループ/2017年入社(材料系学科卒業)
■開発部/2014年入社(物質系工学専攻修了)
■小型鋳物事業部 西ブロック営業/2011年入社(経営学部卒業)

溶かした金属を変幻自在に型づくり、小さいものでは調理器具やマンホール、大きなものでは自動車、産業機械など様々な用途に活用。特に大型鋳物は国内最大規模を誇り、世界から求められる《日本のモノづくり》を支え続けている。
社会全体をあらゆる角度から支えているその現場には、自らの仕事を丁寧に誠実に全うしようとする優れた人材が欠かせない。それぞれのフィールドで、自分を生かして従事している先輩たちを紹介しよう。

先輩たちの、仕事への想いとは?

楽しい現場づくりを目指し、普段からコミュニケーションを心がけています。頼みやすく話しかけやすい雰囲気から、スムーズな仕事と信頼がつくられると考えています。
それぞれが目指すキャリア目標を会社がしっかりバックアップ。自分の経験や学びを仕事に活かせる実感が、新しい取り組みや挑戦へのモチベーションにつながっています。
お客様から直接いただける感謝だけでなく、自分の仕事が社会を支えている手応えは、やりがいに直結。幅広い視野を持ち、責任を果たせる人材として成長を目指します。

【生産管理】現場の安全を守り、効率よく生産するための“司令塔”。

▼【仕事とやりがい】コミュニケーションを大切に、関係性を築く。
生産管理の仕事は、工程管理や設備管理、鋳造方案決定と、担当部門が細分化されています。私が従事しているのは熱処理工程の管理で、鋳造過程の仕上げ検査のうちの、1工程となります。
スケールの大きなモノづくりのため、会社全体の事業としては私の立ち位置は通過地点に過ぎません。しかし、前工程から渡されたバトンを確実に受け取りスムーズに後工程に進めていく、いわば点と点をつなげて1本の線にしていくのが使命です。現場技術者の持つ能力を最大限に活かすためにも、「無理・無駄」のない工程を組み、効率と品質を高める管理を心がけています。
もっとも大切にしているのは現場の雰囲気づくり。普段からコミュニケーションを密接にし、信頼関係構築を図っています。フォローしあい、助け合って仕事を進めることが、現場のパフォーマンスを高める重要な要素であると考えています。

▼【社内環境】フレンドリーで働きやすい環境が魅力。
私は、働きやすい職場環境を重視して就活を進めていました。説明会で縁があった虹技への入社の決め手になったのは“人間関係”でした。入社前の職場見学で先輩方が、楽しそうに笑顔で働いておられるのを見て「自分もここで働きたい」と感じたのです。その印象は入社後も変わらず、本当にいい関係性を持って働ける環境だと実感しています。若手が増えていて活気があり、仕事のことだけでなくついプライベートも話せてしまうような、フラットで気さくな雰囲気は虹技の一番の魅力だと、私は思っています。

▼【Message】人との関わりの中で成長しよう。
「虹技なら楽しく仕事ができそうだ」と感じた最初の印象は変わらず、私にはぴったりの会社だったと今でも思っています。中堅に差し掛かっている現在は、会社にとって欠かせない人材に成長することが目標。持ち前の明るさと行動力を生かして、様々な工程管理に携わってみたいと考えています。
自分の経験から見て、若手のうちは、人に頼って教えてもらうことが大切だと思いました。言われたことに素直に素早く対応することを第一に、失敗を恐れずに挑戦できる懐の深さがある環境です。たくさんの人との関わりの中で、頼みやすい雰囲気は多くの仕事に触れるチャンスにもなります。周りから刺激を受けながら成長できる会社ですよ。

【研究開発】鋳鉄以外にも幅広く関わり、新技術開発から未来を拓く。

▼【仕事とやりがい】研究開発を形にして、新しい価値を創る。
学生時代は物質系工学を専攻しており、同じ大学の先輩が虹技に在籍していたことをきっかけに入社しました。開発部に配属されましたが、メインである「鋳鉄材」についてさらに学びを深めるために、会社の自己啓発支援制度である「スペシャリスト育成支援」を利用。入社3年目に仕事と両立しながら大学院への進学。「仕事に活かすための技術」として明確な目的を抱いて取り組んでいたため、学生時代とは異なるモチベーションを持つことができました。
現在は学びと経験を生かし、主に鋳鉄材の開発に携わっています。様々な試験からデータを収集し、分析、報告書としてまとめるのが一連の流れ。最近では鋳鉄材に限らず幅広い素材を研究し、新たな商品や新材質の開発へつなげるのが私のミッションです。研究開発はすぐに結果が出るものではないので、試行錯誤を繰り返しながらも挑戦を続けています。携わった研究が目に見える成果につながったときには、大きな達成感を覚えます。

▼【社内環境】キャリアアップを会社が後押し。
大学院では専門的な研究を最新鋭の設備の中で行うことができました。この貴重な経験を仕事の中で生かし、ゆくゆくは新商品や新素材として世に出すための足がかりとなればと考え、精進を重ねる毎日です。
その他にも社内外で様々な研修、自己啓発のチャンスを与えてくれるのが虹技の特徴。研究開発は長期的な事業継続に欠かせない分野として考えられているため、研鑽・成長の機会が用意されています。こうした制度を活用しながら、自分の力を企業発展につなげられるようにしたい。もちろん私自身も、後輩の手本となれるように成長したいと考えています。

▼【Message】直接話を聞けたことが、よりよい就活に。
私が入社した2014年とは世情も大きく変わっていますが「自分の目で確かめる」ことは、もっとも頼りになる情報源なのではないかと思っています。私は大学の先輩が在籍しておられたため、リアルな話をとことん聞くことができました。そのおかげで入社後によくある「こんなはずじゃなかった」といったギャップやミスマッチはありませんでした。
自分のやりたい仕事や興味のある分野をしっかり見極めて、満足できる企業・業界研究を行っていただきたいと思います。

【営業】自分の手掛けた仕事が、地域社会を支える実感と手応え。

▼【仕事とやりがい】注目のデザインマンホールを手掛ける。
私が現在所属しているのは小型鋳物事業部といって、主にマンホール鉄蓋を商材としています。お客様は自治体の下水道課や建材商社、施工業者が主で、担当エリアは西日本全域。とは言え週4日は関西エリア内を回っていて、車で移動できる範囲が中心です。
虹技の手掛けている製品は“モノづくりの下支え”であり、ほとんどの場合、一般ユーザーの目に触れることはありません。しかし私が手掛けている「デザインマンホール」は社会的にも話題となっていて、歩いていれば自然に目につくものでもあります。海外からも注目されていると聞き、自分の仕事が評価されるのはとても誇らしく感じています。
反面、地域に根付いている地場のメーカーを選ばれるお客様もいらっしゃいます。そうしたお客様に虹技の商品の強みをお話しながら、少しずつ少しずつ、信頼関係を築いていくことも重要な仕事。そうした地道な努力が実り「あなたとなら契約したい」と新規の契約をいただけたのは、私の中ではとても大切な成功体験として今も息づいています。

▼【今後の目標】全体を見据えて、行動できるように。
顧客営業に留まらず、マンホールの新規デザインにも関われるようになり、仕事の幅が広がりました。1から手掛けたものが地域の道路を彩っているのを目の当たりにしたときは、言いようのない感動があります。
これまでは目の前の仕事や自分の仕事だけに焦点をあててガムシャラにがんばってきましたが、これからは全体を俯瞰して計画を立て実行できる営業職として成長したいと考えています。営業目標を見据えた時間の使い方はもちろん、工場内の生産状況や事業部全体の状態、ひいては会社全体のことを見通した仕事ができる、営業マネージャーを目指したいですね。

▼【Message】出会いが人を成長させる。
今は早く結果を出したいと焦ってしまい、目の前の課題ばかりに目が行きがちな時期かと思いますが、私は学生時代にしかできないことを実行するのも、「今」しておくべきことなのではないかなと思います。コロナ禍で難しいかもしれませんが、普段行かない場所へ訪れたり、知らない人と出会ったりする経験を大切にしてほしいですね。社会人になるまでの経験と出会いは、今後の人生に必ず役立つはずですよ。

企業研究のポイント

製造業全体としては近年堅調を維持し続けていましたが、コロナ禍をきっかけに深刻な材料不足や物価高に見舞われたことで見通しのつきにくい状況に陥り、利益率の低下により苦慮する企業が多くありました。当社の場合はおかげさまで現在は安定化の兆しが見えています。これまで何よりも大切にしてきた顧客との信頼関係が影響したのでは、と考えます。

数多あるモノづくり企業を研究する上で、ぜひ考慮に入れていただきたいのは企業の持つ人材へのビジョンです。個々人がどんな考え方で自分のキャリアを積み上げたいかを配慮し、仕事のやり方だけではなく人として成長できる経験ができるかどうかは重要なポイントだと思いますので、参考にしてください。

当社では仕事そのものだけでなく「この会社だからがんばりたい」と社員が思える環境を整えたいと尽力しています。目指すのは、社員の人生の一部としての、企業体制づくりです。

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事業安定性や優位性をチェックするのはもちろん、“人材への考え方”を知るために、ISや見学に参加するなど、「企業を見る目」を養う機会をぜひ活用してください。

マイナビ編集部から

「モノづくりを支えるモノづくり」

姫路市に本社を構える虹技は、創業以来100年を超える歴史の中で、鉄鋼をはじめ自動車、機械、建設、エネルギーなど、日本の誇る産業発展の礎を築いてきた。溶かした金属をあらゆる形状に変えることで、製品そのものはもちろん、量産するための金型や大型プラントまで、手掛けるプロダクトは多岐にわたる。特にオーダーメイドが可能な大型鋳物分野では国内屈指。世界に名だたるトップメーカーや地域自治体から得られている信頼の厚さが、事業安定性を盤石なものにしている。

しかし、もっとも注目すべきは、実績と安定に満足することなく次々と新体制を構築し、時代に合った企業づくりを行っている点にある。多様化するニーズへの対応力強化や環境配慮といった事業面はもちろん、人材育成へのビジョンをしっかりと持ち、働きやすく一人ひとりが満足できるキャリアへの道程を会社がしっかりバックアップしている。OJTやOff-JTだけでなく啓発支援にも着手し、自分らしい自己実現に向けた環境が整備されているのだ。
今回の取材で「社員の人生の一部となりたい」と印象的な言葉をいただいた。働く人を大切にしたいという強い意志を感じた。

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「過去の実績」「現状安定」は企業として当然のもの。虹技が常に見据えているのは「人材と共に築く未来」。人中心の体制が、揺るぎない組織をつくり上げている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2024に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2025年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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