最終更新日:2024/6/26

(株)トモズ(住友商事グループ)【薬剤師職・医療事務職】

  • 正社員

業種

  • ドラッグストア
  • 調剤薬局
  • 医療機関

基本情報

本社
東京都
残り採用予定人数
23

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

薬剤師として処方箋薬もOTC薬も幅広く扱い、確かな知識で患者さんの健康と向き合う

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キャリアの可能性が広がるトモズで活躍中の先輩社員の働き方

調剤室併設型のドラッグストアとして、地域に暮らす人たちの健康を支えてきたトモズ。薬剤師としての役割、そして現場での経験を活かしたキャリアアップ、トモズならではの働き方やキャリアについて聞いた。

■佐藤 郁穂さん
トモズ西葛西店 薬剤師
2020年入社

■杉浦 貴弥さん
薬剤師/スーパーバイザー
2012年入社

トモズの魅力

「患者様が安心して話せる距離感、視線、言葉遣いを大切にしています。服薬指導など患者様と接する時間をしっかり確保するのがトモズの魅力です」(佐藤さん)
「薬剤師時代の経験を活かしつつ、スーパーバイザーとしてのアドバイスをするようにしています。自分のアドバイスで結果が出た時の喜びはひとしおです」(杉浦さん)
調剤過誤やコンプライアンス順守に厳しく取り組む同社。「堅苦しく感じるかもしれませんが、それが患者様や薬剤師を守ることにつながっていると実感できます」と二人。

薬剤師の関わり方が患者さんの生活を左右する責任を感じながら、薬のプロとして患者さんと向き合う

学生時代からセルフメディケーションに興味を持っていました。就職をするならOTC薬を扱える環境で働きたいと思い、ドラッグストアの調剤薬局を中心に就職活動を進めていく中でトモズに出会ったのです。
ドラッグストアは“商品を売る”ことを重視しているイメージがありましたが、トモズは患者様ファーストということを知り、理念としても「医療を提供する」と掲げていることが心に響きました。ドラッグストアながら、調剤薬局のように患者様と向き合う時間を作っている薬局としてのあり方や、職場見学をした際の薬剤師同士が信頼し合っている雰囲気に惹かれて入社を決めました。

店舗に配属後は、年齢が近い先輩がOJTとして仕事を教えてくれました。私を担当した先輩だけでなく、店舗全体で新入社員を支えていると感じられるのも安心して仕事を続けられている理由です。患者様に薬をお渡しする時の言葉遣いまで、一つひとつ丁寧に教えてもらえたことも印象に残っています。薬剤師として、わかりやすく正確に患者様へ伝えることの大切さを先輩たちから学ぶことができました。
処方箋の受け取りや服薬指導では、患者様とじっくりお話をする時間を多く取るようにしています。そうすることで患者様が「薬を飲んでも痛みが改善されない」など本音を打ち明けてくださることもあるのです。本来なら診察の際に医師に本当の症状や問題を伝えるべきなのですが、先生には自分の意見を言いにくいという患者様もいます。そんな時に、私たち薬剤師が寄り添ってお話を聞き、薬の変更を担当の医師に提案することも役割の一つです。
薬剤師から医師に意見を伝えるのは緊張しましたが、薬の専門家としての提案が受け入れられ、処方する薬が変更になりました。結果、変更後の薬が上手く作用し、患者様の症状の改善につながったのです。感謝の言葉をいただくだけではなく、かかりつけ薬剤師としての指名もいただくこともでき大きな喜びを感じました。

トモズの薬剤師は直接患者様と会話をする時間が多くあります。話し方や接し方で患者様の病状や生活が大きく変わるかもしれない、その責任を感じながら寄り添っていくことを大切にしています。相手の目を見て、共感しながら言葉を交わしていく。この当たり前のことを忘れずに、より信頼してもらえる薬剤師となれるよう、深いコミュニケーションをする力を磨いていきたいです。
【佐藤郁穂さん】

店舗での経験を活かし、現場に寄り添えるスーパーバイザーとして、みんなの働きやすさを考えたい

トモズはドラッグストアでありながら、調剤薬局の展開にも注力しているという点が大きな特徴です。調剤とOTC薬、両方の知識を幅広く身につけられると思い入社したのですが、実際に現場経験を重ねていく中で、当社ならではの薬剤師の働き方に面白さを感じています。
ドラッグストアの調剤薬局なので、本来の業務である処方箋薬の調剤や患者様への服薬指導はもちろん、OTC薬に関する相談も合わせて行う機会が多いです。OTC薬の選択に悩んで調剤薬局の薬剤師に症状を相談し、OTC薬では対応しきれないと病院に行くよう勧めた経験もあります。調剤とOTCの両方の知識があるからこそできるケアがある、その大切さを実感しながら働ける環境です。

私自身は薬剤師として5年、管理薬剤師として5年ほど勤務し、2023年4月からはスーパーバイザーとして複数の店舗の運営サポートを担っています。スーパーバイザーは、本部の方針や取り組みを店舗へ伝え、店舗の要望を本部に伝えていく、いわば店舗と本部を結ぶ架け橋となる存在です。
私が店舗勤務をしていた頃のスーパーバイザーは、店舗のマネジメント業務だけでなく、薬剤師として調剤の現場に入り私たちと一緒に業務を行うことが多くありました。上司が遠い存在ではなく、密に関係を築ける頼もしい存在に感じられたことをよく覚えています。
どんなことでも相談しやすく、判断に迷った時は助けてくれる。スーパーバイザーとして目指す姿を間近に目にしながら現場経験を重ねてきました。
いつかはこの役職になりたいとは思っていましたが、私で対応しきれるだろうかという不安があったのも事実です。本部から異動の声がかかった時は、もう一度しっかり勉強し直さなければと気持ちが引き締まりました。

現場の業務を指導する立場でもあるスーパーバイザー。説得力のあるアドバイスをするには、理由や根拠を示せるようにならなければなりません。店舗の売上や運営、調剤に関わる法改正時の確認、トラブルの対応など、やることは多岐にわたります。大変な面もありますが、本部に対して自分の意見を発信しやすい立場でもあるので自分の意見が反映されるやりがいを感じられます。現場が安心して働ける環境づくりをサポートし、いい成果につながる提案を続けていけるよう、私自身の知識も常にアップデートしていこう思っています。
【杉浦貴弥さん】

調剤の現場で働く薬剤師と店舗運営を支援するスーパーバイザー。近い距離で意見を交わし支えあう

店舗には自分と年齢の近い先輩から、ベテラン、パートとして働く薬剤師など、様々なキャリア、働き方をしているスタッフが所属しています。それぞれを尊重しながら、和気あいあいと仕事ができる雰囲気です。ドラッグストア売り場のスタッフとも関わる機会も多く、お互いに情報交換をしたり助け合いながら一つの店舗を運営していると感じます。
管理薬剤師との距離も近く、先輩たちはみんな若手を気にかけてくれるあたたかな環境です。未経験の業務にも関わりやすいように導いてくれるので、段階的に担当できる業務の幅が広がっていきます。

また、スーパーバイザーも定期的に店舗を訪問し、様子を見に来てくれます。「最近どう?不安なことはない?」と声をかけてくれるので、悩みの相談もしやすいです。スーパーバイザーも同じ薬剤師として業務を一緒に行うこともあるので親近感があり、本音で会話ができる頼もしい存在です。いつかはそんなスーパーバイザーになりたいという夢もありますが、実現するのはまだ少し先のこと。まずは管理薬剤師の資格を取得して責任ある仕事を重ねながら、将来のキャリアを考えていきたいです。
【佐藤郁穂さん】

スーパーバイザーになってからも、担当する3つの店舗を訪問する機会を多く持ち、調剤の現場にも積極的に入っていくことを心がけています。その店舗の一員として働くことで見えてくる課題もありますし、現場の薬剤師たちとの交流もしやすいということも、その理由です。
薬剤師から話しかけられたり相談されるのを待つのではなく、自分から声をかけてできるだけすべてのスタッフと会話をするようにしています。異動になったばかりの未熟なスーパーバイザーですが、人との関わりの中から求められること、伝えるべきことをキャッチしながら、少しずつでも成長していきたいですね。人というソフトの部分を尊重しつつ、数字やデータなどの根拠に基づいた指導やアドバイスができるようになることが今の課題です。

店舗との関係が深いのも、当社スーパーバイザーのあり方の特徴だと思います。店舗を理解し、それぞれの店舗や薬剤師一人ひとりのキャリアや個性に合わせた指導ができるようになりたいです。その店舗、その人がこれからどうなりたいと思っているのか、それに合わせた会話を意識しています。
【杉浦貴弥さん】

学生の方へメッセージ

当社は、様々な経験を通して自分の可能性を広げられる環境です。挑戦を続けながら薬剤師として大きく成長したい方は、ぜひ当社を検討してみてください。

実際、私も本社の総務人事部で約5年間採用担当として働き、9年目の現在、再び薬剤師として働いています。「現場の管理職を経験し、自分のキャリアの可能性を広げたい」という想いから、このような異動を希望しました。総務人事部の上司は、定期的な面談の中で私のキャリアの考えを親身に聞いてくださり、「どんな環境でも働けるように、可能性を広げるのは良いこと」と背中を押していただけました。採用担当の仕事は、採用目標を達成するための課題を分析し、それを解決するための施策を立案、実行するという「課題解決力」が必要とされました。薬剤師の仕事との違いに苦労もしましたが、自分が立案・実行した企画で成果が得られた時は、とてもやりがいを感じました。

薬剤師に戻った今、薬剤師、特に管理職に求められることは、実は採用担当の頃と同じなのではないかと感じています。患者様がより健康に近づくため、店舗スタッフがより働きやすくなるために、現状の課題を分析し、対策を実行することが薬剤師の管理職の務めだと考えるからです。
5年間の薬剤師ブランクを埋めるのに必死で、まだまだスタートラインに立ったばかりですが、患者様やスタッフの悩みを解決し、より影響力のある立場を目指していきたいと思います!

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「様々な医療機関からの処方箋に加え、OTC薬にも関わるので、日々の業務がルーティンにならないのもトモズの薬剤師の特徴。前向きな意欲が欠かせません」と川井さん。

マイナビ編集部から

医療費の高い米国では、病院へ行かず薬剤師に相談をする人が少なくないため、ドラッグストアでは、薬剤師のカウンター前にしばしば行列ができる。薬剤師は「医療従事者」として地域の人たちに信頼されているのだ。この米国型ドラッグストアのシステムを、トモズの親会社である住友商事が日本に持ち込んだ。
M&Aが進んでいるドラッグストア・調剤薬局業界。トモズはそうした荒波に飲み込まれず、欧米型ドラッグストアという独自路線を切り拓いている。住友商事100%出資という安定基盤があるからこそ、こうした取り組みを実現できるのだ。

薬剤師に高いレベルの処方箋業務が求められるのは当然だが、それに加え「医療の一端を支える小売業」として地域医療への貢献も期待されている。調剤室から出て、患者さんの相談にも積極的に応じているため、患者さんからうれしい言葉をかけられる機会も増えてくる。「人の役に立っている」ことを直接実感できる瞬間だ。

トモズにおいて薬剤師は処方箋業務に携わるだけではなく、地域医療を補完する「医療職」でもある。今回、お話を伺って、それを強く感じた。
これまで漫然と引き継がれてきた薬局薬剤師の存在意義やあり方、それをトモズは静かに、しかし着実に変えつつある。「新たな薬剤師像」に興味があるならば、ぜひ検討すべき企業だ。

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スタイリッシュなデザインが際立つトモズの店舗。首都圏を中心に、調剤室併設型ドラッグストアにこだわった店舗展開を進めている。

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