(株)スギ薬局【スギ薬局グループ】

入社を決めた最後の決め手は、スギ薬局で働いている社員がキラキラしていて、楽しそうに働いていたためです。また、薬剤師として在宅医療を通じて地域社会に貢献できる会社であるため、私もこの会社で働いてみたいと感じました。当時、一緒に会社見学会に参加し、一緒にグループワークを行った同期の薬剤師が、「ここに入社決めたよ」と話してくれたことも大きいです。会社見学会で回ったどこの店舗の薬剤師もキラキラしており、他社はこんなキラキラした方いなかったなと思い、そんな薬剤師の方々と一緒に働きたいと思うようになりました。

がん患者や腎臓病、糖尿病などの慢性疾患の患者への療養指導を行う服薬指導業務や、外来業務を滞りなく円滑に運営・指揮する調剤業務や、店舗従業員の勤務時間をコントロールするマネジメント業務や、病院と敷地内薬局の連携を行う業務があります。

印象的なエピソードとして、私がずっと服薬指導を担当していたがん患者さんがいました。その方は結腸がんで肝臓への転移がある患者さんでした。化学療法を行う中、有害事象の発生を極力抑えられるように療養指導を行いました。CPT－11を使用するレジメンの際、脱水や口内炎に悩んでいた際も口腔ケアや有害事象軽減のための療養指導を行った結果、化学療法後の有害事象がほとんどゼロになるまで減少しました。そんな患者さんが生涯を終えられた際、その旦那さんと息子さんがわざわざ挨拶しに店舗まで来てくださいました。薬局ではお亡くなりになられたかどうかは来局がなくなって初めて気づくか、もしくは来局されないことに気づかないかどちらかです。遠いところ、わざわざ来局してくださったこと、お亡くなりになられたことを報告してくださったこと、私が指導したことで患者さんがすごく感謝していたことをお知らせしに来局してくださいました。そのことがとても嬉しく、そして悲しい出来事で、とても鮮明に覚えています。