最終更新日:2024/7/16

白十字(株)

  • 正社員

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業種

  • 医療用機器・医療関連
  • 薬品
  • 日用品・生活関連機器
  • 福祉サービス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

医療系メーカーとして“白”を120年以上作りつづけ、命の現場に貢献する

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チャレンジを歓迎する社風のもと、成長を続ける若手社員たち

医療・介護のトータルヘルスケアカンパニーとして、脱脂綿やガーゼ、包帯など“白”の製品を提供する「白十字」。その最前線を担う若手3名に、仕事のやりがい、社会貢献への想い、職場の雰囲気などを伺った。

■T・Kさん/2022年入社
営業本部 ヘルスケア営業部

■K・Sさん/2020年入社
営業本部 メディカル営業部

■O・Yさん/2020年入社
営業本部 メディカル営業部

医療・介護に貢献する先輩たち

「白十字は120年以上前から医療衛生材料を作りつづけています。その技術力は、大人用おむつにも生かされ、介護に携わる皆さんの負担軽減に役立っています」(T・K)
「メディカル事業では命に関わる製品を多数扱います。実際に製品が使われる場面を見ることはあまりないですが、医療現場を支える仕事。いわば縁の下の力持ちです」(K・S)
「皮膚専門の看護師の声をもとに傷の保護パッドを改良するなど、現場の声を生かして商品づくりを行う文化があります。そのため、営業と開発の連携も大切です」(O・Y)

介護現場の悩みにお応えし、改善の力になりたくて(T・Kさん)

学生時代には介護福祉士を目指していましたが、視野を広げるなかで、介護・医療用品メーカーの仕事に興味が募りました。より多くの要介護の方々や介護職の方々を支えることができ、介護の負担軽減の力になれると感じたからです。なかでも白十字に決めたのは、120年以上培った技術力の高さと、選考時にお話しした人事や先輩社員の方々のおだやかな人柄に惹かれたからです。

入社後は座学の研修を約2週間受講し、会社や商品、ビジネスマナー等について学びました。その後、各部署を1週間単位でローテーションし、多くの先輩の営業活動に同行。お客さまからのご相談に対してその場で的確に応じる先輩たちの姿に、「こうなりたい」「私に務まるだろうか」と、期待と不安が交錯する毎日。そんな私に対して、先輩たちは商談後、「一つずつ覚えていけばいいよ」と声をかけてくださって、気持ちが楽になりました。

6月にはヘルスケア営業部に配属され、現在は介護施設や病院に向けて大人用おむつをメインに提案しています。白十字の幅広い商品ラインナップから適した商品を提案し、おむつの当て方や交換のタイミングなどのアドバイスも行います。配属後4カ月間は担当のお客さまを持たず、先輩と一緒に行動し、先輩たちの間近で「このご相談にはこう対応する」というケーススタディを重ね、提案の引き出しを一つずつ増やしていきました。

10月からお客さまを担当し始めましたが、最初は訪問しても挨拶だけで終わるケースがほとんど。しかし、めげることなく、定期訪問を重ね、先輩のアドバイスを参考にお悩みを引き出すように意識することで、徐々にご相談いただく機会が増えてきました。おむつの内側に装着するパッドについて、「サイズを切り替えたいのだけど、余ったパッドはどうしよう」とご相談いただいた際には、「災害時の備蓄に回しませんか?」とご提案し、早速採用していただきました。そうした現場での対応に、少しずつ自身の成長を感じ始めています。

でも、まだまだ先輩に頼る場面が多々あります。先輩たちは穏やかで話しやすく、どんな質問にも応じてくださるのでとても心強いです。そうした先輩たちを目標にして、介護現場や先輩たちからも頼りにしていただける存在を目指します。

使いやすさを意識し、医療現場の負担軽減に尽力(K・Sさん)

私は健康スポーツ学科で予防医療について学び、医療業界への就職を志望。白十字は病院・介護・一般向けの医療用製品を幅広く提供し、医療・介護に広く貢献できることに魅力を感じて入社を決めました。

メディカル営業部では、マスクやガーゼ、包帯、消毒剤などの医療用製品を医療機関のニーズに応じて提案・供給しています。私が主に担当する大学病院では、病床数が多く、診療科目も幅広いため、多くの衛生材料が必要とされます。また、特殊なオペが行われることが多く、先端医療に適した衛生材料を取り扱うことも特徴的です。

2020年4月に入社し、早々に緊急事態宣言が発令され、コロナ禍に直面しました。医療現場がひっ迫し、私自身、戸惑いを隠せませんでした。しかし、医療従事者の方々が懸命にコロナに立ち向かう姿を目の当たりにして、「医療現場の力になりたい」という思いをあらためて強くしたのです。入社3年目の今もその思いは変わらず、医療現場を支え、社会に貢献する仕事に大きなやりがいを感じる毎日です。

例えば、心臓や大血管のオペは、出血量が多く、大量のガーゼが必要となることから、体内にガーゼを遺残させてしまうリスクがあります。そのため、オペの前後にガーゼの枚数をカウントして過不足を調べ、体内に遺残していないことを確認します。しかしながら、1枚1枚数えるのは、大変な作業。そこで、私はある大学病院に当社のオペ用ガーゼ「オペーゼ」の導入を提案しました。「オペーゼ」は5枚合わせになっているので、ひと目で枚数の過不足を確認でき、万一体内に遺残してしまった際にも、ガーゼがX線造影剤を含んでいるため、レントゲン撮影時に視認できるのです。「使いやすくなった」「安全性が高まった」と、現場の皆さんからうれしいお言葉をいただき、医療への貢献を実感できました。

外出から戻ると職場の温かい空気に迎えられ、仲間と雑談で盛り上がっては和んでいます。「このケースではどう提案した?」など、相談しあうことも日常的。仕事とプライベートのメリハリもつけやすく、私は平日の仕事帰りにはフィットネスジムで筋トレに励み、休日にはゴルフやサーフィンを楽しんでいます。今後もオンオフをうまく切り替えながら、できる限り医療機関へ足を運び、より多くの方々の課題解決に尽力したいと思っています。

基本に忠実を意識。ゆくゆくは商品開発に挑みたい(O・Yさん)

大学の研究室では、皮膚の治癒力と食との関係について研究しました。その際に皮膚パッドを活用していたことから、医療になくてはならない製品を扱う仕事に目を向け、白十字への入社を決めました。入社後はメディカル営業部に所属し、主に中小規模の病院への提案・フォローと、医療関連製品を扱うディーラーへの営業支援を担当しています。

病院では皮膚や感染症の専門看護師の方々とコミュニケーションを取る機会が多く、看護師の方々の業務内容や安全面を配慮の上、適した商品を提案するように心掛けています。例えば、消毒綿。当社ではアルコール綿のパッケージをピンク、ノンアルコール綿をブルーで統一し、ひと目で識別しやすいようにしています。以前、他社製品を検討されている病院に対して、この色分けが当社と逆だったため、「現場が混乱し、医療事故につながりかねません」と、安全面を考えて提言したことがありました。

一方、ディーラーに対しては、新製品の情報や販促物などを提供するとともに、ディーラーの営業社員向けに勉強会を開き、商品知識や提案の進め方などをお伝えしています。また、当社製品を適切に提案していただけるように、ときにはディーラーの方々の営業に同行して提案をアシストするなど、後方支援の役割を担っています。

私がいつも意識しているのは、基本に忠実であることと、要望に真摯にお応えすることです。まだ入社半年の頃、メーカーの営業担当に対してとても厳しいディーラーを担当することになりました。正直不安でいっぱいで、訪問の際には毎回全身に緊張が走ったほどです。そんななか、先輩のフォローを受けながら、商品情報や見積提出、営業同行などのリクエストに対して、真摯にお応えしていったことで、当社の商品を広く取り扱っていただけることになりました。それ以来、「基本」と「真摯」を念頭に置いて仕事に取り組んでいます。

営業として医療現場のニーズに最前線で触れる毎日はとても勉強になります。その経験を生かし、ゆくゆくは商品開発やマーケティングにチャレンジしたいと考えています。営業担当の今も、新商品について商品開発やマーケティングの担当者と話をする機会があり、医療現場のニーズをふまえ、より良い商品へのブラッシュアップに尽力しています。現場の声をカタチにするのは、白十字ならではの強み。私もいずれはそうした製品を、自らカタチにしたいですね。

学生の方へメッセージ

若手社員たちがお伝えしたように、社内のコミュニケーションが活発で、年次や役職、部署などの垣根もありません。何か困った様子の社員がいれば、「何かあった?」「リカバーすれば大丈夫」と周りが声をかけ、力になってくれます。仕事に対して真剣に誠実に取り組み、仕事を離れると和気あいあいと雑談を楽しむ。そんな雰囲気がある会社です。

コロナ禍によって、日常の生活でも感染対策が徹底されるようになりました。マスク、不織布、消毒剤などの重要性が一般的に認知され、それらを提供するメーカーである私たちとしても、社会への貢献度の高さをあらためて実感しています。

白十字は120年以上続く老舗メーカーであり、医療機関や介護施設、さらには一般のお客さまからも厚い信頼をいただいています。この伝統と信頼をしっかりと受け継ぎつつ、新しいチャレンジに挑み、社会への貢献を広げていきたいと考えています。

人当たりが良くて話しやすい上司・先輩が多く、若手社員からの意見やアイデアもウェルカムな社風です。「新しいことにチャレンジしたい」「医療・介護に貢献したい」そんな方が活躍できると思います。

皆さんも企業研究をする際は、その企業の社風や、社員同士の関わり方に注目してみてください。「まずは先輩の背中を見て一から学びたい」、「積極的にチャレンジしていきたい」など、それぞれの希望に合った企業が見つかると思います。
(T・S)

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入社歴18年、営業の頼れる先輩・高尾さん。「医療や介護に関する知識は入社後に学べます。当社は人柄重視。基本を大切にしながら挑戦を楽しむのが社風です。」

マイナビ編集部から

白十字は120年以上前に脱脂綿の製造を開始。以来、ガーゼ、包帯、マスク、大人用おむつまで、“白色”の商品づくりに幅広く取り組んできた。

その脈々と受け継がれた技術と信頼をベースに、若手社員たちは医療・介護現場に寄り添い、医療・介護従事者の方々の声に耳を傾け、現場の課題解決に尽力している。既存商品にニーズを満たせるものが見当たらなければ、商品開発部門にフィードバックし、新商品や機能拡充の開発に結びつけていく。今回の取材では、そうした取り組みを社会貢献につなげている様子や、困難にもひるまず、試行錯誤を重ねながら成長している姿を垣間見ることができた。

そう聞くと、少々堅い社風を想像するかもしれないが、「学生の方へのメッセージ」をいただいたT・Sさんは「話好きな人が多く、とても活気のある職場です。若手たちの話に私も入り込んでいます」と笑顔を見せた。O・Yさんも「自由に楽しく働いています」と話し、ディーラー向けの勉強会を自ら企画して喜ばれていると教えてくれた。

上司・先輩との距離が近く、フォローが手厚いことに心強さを感じながら、自分なりに考え、医療・介護への貢献にまい進できる環境がある。そうした社風と人の魅力こそが、白十字が長年信頼を集めてきた背景だろう。医療・介護の分野での社会貢献を目指す多くの学生の皆さんに、ぜひ知ってほしい企業だ。

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ヘルスケア、メディカル、コンシューマーの3部門で医療・介護に貢献。部門間で協力して顧客の課題解決に挑むスタイルなので、会社全体にフォローしあう風土がある。

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