最終更新日:2024/10/25

アチハ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 物流・倉庫
  • 電力
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
大阪府

取材情報

事業について伝えたい

100年先の子どもたちと地球のために。アチハは「でかい!」に挑戦します。

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未来のためにでっかい仕事をカタチにする!

超大重量物の輸送を原点に、建設機能、商社機能、国際物流機能を有するアチハ。100年先の子どもたちと地球のために、風力発電事業者として新たな挑戦を続ける阿知波社長に、会社の強みやビジョンをお聞きした。

代表取締役社長
阿知波孝明さん

証券会社を目指し米国に留学していた阿知波社長。しかし傾きかけた家業の要請により、急遽日本に戻り27歳で副社長に就任。経営立て直しのために必死で働いたという。危機を乗り越え、日本屈指の会社へと成長させた時、阿知波社長が決意したこととは?
阿知波社長に、未来への思い、社員への思いを語っていただいた。

アチハはこんな会社です!

プロが集結した風力発電事業では、2018年、ついに自社の風力発電所を開設!未来の子どもたちのために、再生可能エネルギーを普及させることに注力しています。
唯一無二の輸送技術を武器に、鉄道車両から戦闘機丸ごと一機まで、想像以上に「デカい」ものを運んでいます。これが当社の原点です。
「デカい仕事をやるには力を合わせるしかない」この考えの下、社員と共に事業を拡大してきました。大切なのは「誰かのためにデカいことをやりたい」という熱い気持ちです。

「未来の子どもたちのため、地球のために風力発電を普及させる」これがアチハのビジョンです。

当社は、馬力を使って重い木を運ぶ運送業として創業した会社です。輸送手段は馬からトラック、巨大トレーラーへと変わりましたが、私たちは常に重量物を運び続けてきました。

そこから月日を重ね2023年、振り返れば私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。特に地球環境の変化には目を覆うものがあります。私たちの仕事は屋外や山間部での作業が多く、温暖化による気温上昇は肌で感じますし、度重なる豪雨や土砂崩れを目の当たりにしてきました。

その中で会社が安定軌道に入った5年ほど前、私はこれからの人生を何のために使おうか考え始めました。「100年先は決して他人事ではなく、今を生きる私たちが責任を持つべきものではないか」そう考えたのです。今温暖化を止めなければ、未来に大きな負の遺産を残します。私は次の100年にバトンを渡すために人生を使おうと決意しました。それが「100年後の地球、子どもたちのために」という決意です。温暖化を止めるために、当社が取り組めることを考えた時、思い立ったのが風力発電事業です。風力発電機の輸送は15年前から手掛けており、当時は鉄の塊という認識でした。しかし調べてみると脱炭素に貢献する再生可能エネルギーであり、私たちが輸送する重量物の中で最も地球のために役立つ事業だったのです。目標は定まりました。風力発電に必要な人材を招き入れ、社長直下の事業として風力発電事業を立ち上げました。2018年には自社の風力発電所を佐賀県に開設し、ついに電気事業主としてのスタートを切ったのです。2024年には北海道、新潟県、石川県に風力発電所を開設します。日本のあちこちに、当社の風力発電所をつくることが私の夢です。

「デカい」を輸送し、据付け、建設を一元管理。インフラを支えるプロ集団です。

当社の扱う超大重量物は、電車から飛行機、戦闘機、ロケット部材、風力発電機といったスケールの大きなものです。重い物を運べば降ろさなくてはならず、降ろせば設置するための工事が必要になります。例えば電車を運べば線路に据付けなければなりません。大型機械であれば、工場に設置する工事が求められます。こうしたニーズに応えることで、アチハは輸送業から工事業へとフィールドを広げてきたのです。今では大型テーマパークのジェットコースターの輸送から特殊工事、メンテナンスまでを一貫して手がけています。元々は輸送のみでしたが、限られた空間にジェットコースターを設置できる会社や業者があまりなく、「当社ならできるのではないか」と考えました。閉園後、柱を一本一本建てていく地道な作業を続けていき、完成に至った経緯があります。完成後もお客様が安心して利用できるよう、定期的にメンテナンスを行っています。これを機に特殊工事の技術がどんどん発展していき、風力発電事業に繋がったのです。変わったところでは鉄道車両のリユースです。高性能な日本の中古車両を東南アジア諸国へ販売する商社機能を有し、国際輸送から据付けまでを行なっています。

つまり私たちの仕事は「インフラを支える」仕事なのです。計画から輸送、据付け、建設、メンテナンスまでを一貫して手掛ける会社としては日本でも指折りの存在。お客様からは「難しい輸送はアチハに聞け」と言われるほど厚い信頼を得ています。最前線を支えているのに人目につかない仕事です。しかし誰かがやらねばなりません。当社には、インフラを支える誇りを胸に挑戦し続ける社員が集結しています。

日本一の絆がここにある。人を育てる感動を与えてくれる社員に感謝!

「日本一の絆で、デカいに挑戦します」。これが企業理念であり、私たちの礎です。つい最近のことですが高知の工場機械据付け現場が忙しいと聞き、私も作業服を着て駆け付けたところ、現場には他部署からの応援が大勢集まっていたのです。誰もが自分の仕事で忙しいはずなのに、他部署のために自発的に高知にまでやって来るこの光景に、私はとても感動しました。デカい仕事をやるには、力を合わせるしかない。優秀な社員が孤軍奮闘しても、チームとしては勝てないことを社員たちは知っているのです。誰もが誇りを持って仕事に向き合う姿に胸が熱くなりました。

私は31歳で社長となり、若い頃は自分が大きな仕事をするたびに感動してきました。しかし今では、社員が大きな仕事に挑戦する姿に感動します。現場で20代の若手社員が大勢の作業員の前で指揮をとる姿を見た時は、素直に「カッコいいな」とリスペクトしました。こうした若手を育てることが、これからの私の使命だと思います。

当社の人材育成は現場主義です。若手には、たとえ小さくても現場の責任者をやってもらっています。100の雑用サポートより一つの現場監督です。そうすると、成長の度合いが違いますし、そこで見える景色が人をつくるのです。もちろん失敗もあるでしょう。しかし、日本一の絆が失敗をフォローします。2023年には8名の新入社員が入社しましたが、みんな一生懸命頑張っています。学歴や成績は関係ありません。「誰かのためにデカいことをやりたい」という思いがあれば、一緒に頑張るうちに優秀な人材に育ちます。世のため人のため地球のために貢献したいという素直な人に期待しています。

学生の方へメッセージ

会社を「法人」と呼ぶように、会社は「人」です。つまり就職は「縁」であり、出会うべくして出会うものなのです。
著名な社長の回顧録を読むと、ほとんどの社長が「若い頃は仕事がイヤだった」「こんなはずじゃなかった。こんな会社辞めてやる」と思ったと語ります。それが今では社長に昇り詰めているのです。私自身若い頃は、なんでスーツでなく作業服を着てトラックに乗っているのかと、イヤイヤ仕事に臨んでいました。しかしある時「目の前の仕事を天職と思えない奴は何をしてもダメだ」という言葉と出会い、目の前がパッと拓けたのです。それからは率先して現場に出向き、技術や知識を貪欲に吸収しました。自分が変われば、周りも変わるのです。

学生さんに伝えておきたいのは、自分が選んだ会社や与えられた仕事を「天職」と思うことです。学生時代にやりたいことを見つけることは難しいでしょう。好きを仕事にすることも、実際はそれほど楽しいことではありません。納得のいくまで企業研究して会社を決めれば、目の前の仕事をどうやって好きになるかを大切にしてください。皆さんが素晴らしい人生を送れるような会社と出会えることを心から願っています。
(阿知波社長)

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明るく広々としたオフィスのエントランス。社員たちが物心両面で満たされ幸せな人生が送れるよう、働く環境づくりにも注力しています。

マイナビ編集部から

同社は鉄道や航空機、ロケット部材、風力発電機などの超大重量物の輸送・建設において日本屈指の技術力を誇る会社だ。重量物輸送の計画、輸送、据付け、建設までを一手に手掛けるだけでなく、風力発電事業では電気事業主、鉄道車両では商社や国際物流事業者の顔も持つ。戦闘機を丸ごと運ぶという前例のないことにも果敢に挑戦し、各方面からの期待に応えてきた。

今回の取材で印象的だったのが、阿知波社長の熱い想いと行動力だ。「100年後の地球と子どもたちのために」再生可能エネルギーである風力発電所を自社で開設。2024年には、さらに3カ所が稼働する予定だという。次の世代が楽しく笑って暮らせる地球環境を本気で考え、実際に行動する姿勢に強い感動を覚えた。アチハという企業を率いる社長の矜持がここにあるのだろう。

同社の魅力はそれだけにとどまらない。社員は家族のような絆で結ばれており、一緒に大きなことをしようという熱気に包まれている。阿知波社長は「賢い人より、デカいことをやりたいという思いの強い人が活躍しています。私たちと一緒にやれば、目の前の仕事を天職だと感じてもらえると思います」と語ってくれた。誰かのために頑張りたい、未来に貢献したいという人は、ぜひ企業研究を深めてほしい。

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現在、さらに大きく動き出しているアチハ。約170名の組織ですが、デカい仕事へのチャレンジ精神はどこにも負けません。

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