最終更新日:2024/8/29

(株)二葉

  • 正社員

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都
残り採用予定人数
3

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本の食を緻密かつダイナミックに支え、プロとしての誇りを感じる仕事!

PHOTO

先輩の温かいフォローを受けながら、それぞれの成長を実感

写真左から
営業本部/関本 温さん(2018年入社 同志社大学卒)
通関本部/齋藤 菜々子さん(2021年入社 津田塾大学卒)
冷凍事業本部/村上 魁人さん(2022年入社 北里大学卒)

日本の食に欠かせない輸入冷凍・冷蔵食品を中心に、港湾運送業、冷蔵倉庫業、通関業、その先の配送業まで、いわゆる物流の川上から川下まで一気通貫で手がける「二葉」。その担い手である営業本部、通関本部、冷凍事業本部で着実な成長を描く若手社員3名に、仕事内容ややりがい、難しさ、先輩たちとの関係などについてざっくばらんにうかがった。

若手社員たちの仕事ぶり

営業職の関本さんはお客さまと近い距離で働き、月間数千トンもの輸入食品の物流を支える。「個々の裁量が大きく、物流の知識・経験を広く深く積み上げることができます」
食品輸入でクリアするべき検疫・検査を担当する齋藤さん。「各部署がプロの仕事をまっとうし、リレーするように物流全体を支えています。それが二葉の強みであり魅力です」
東扇島冷凍物流センターで乳製品の入出庫管理を手がける村上さん。「ミスなく、効率よく終えるたびに気持ちいい達成感があり、その積み重ねで日本の食を支えています」

【営業】お客さまと当社サービスをつなぐパイプ役として、毎日の食の当たり前を支える!

父が物流会社に勤め、中学生の頃には父の赴任先の香港で暮らしました。そのとき、父に連れられた港で巨大な船からコンテナが陸揚げされる光景を目の当たりにし、そのダイナミックさに憧れを抱いたのが、物流業界に飛び込んだきっかけです。なかでも二葉は食品輸入のスペシャリスト企業。社員数300名ほどのコンパクトな組織ですが、大手メーカーや総合商社と取引し、業界内で確かな存在感があることに惹かれて入社を決めました。

入社後は大黒第二冷凍物流センターで約4年間、乳製品の保管業務を担当しました。そして異動になったのが、営業本部。営業をやってみたいという気持ちがあったのでうれしさを感じた反面、新しい挑戦に不安も入り交じった心境だったことを覚えています。

営業に異動後は、大手総合商社グループの食品部門を担当し、欧米産の冷凍豚肉や中国産の加工食品の輸入に際して、「入港スケジュールに合わせて、入庫・通関を手配する」「食品メーカーへの納入に向け、出庫・配送を準備する」など、お客さまのオーダーに応じて社内外の通関・倉庫・配送の各セクションへ業務を手配する役割を担っています。いわば、お客さまと当社の総合物流サービスをつなぐパイプ役というイメージです。

異動当初は慣れないことばかりでした。しかし、営業の上司・先輩をはじめ、通関、倉庫、配送など各部署の皆さんが快く質問に応じてくださって、自分でも猛勉強して知識を蓄えていきました。他社の倉庫の現場の方々との関係づくりにも難しさを感じましたが、倉庫に4年間勤務した経験を生かし、現場の動きをふまえた業務の配分などを考え、信頼を育みました。お客さまからも現場の皆さんからも「関本さんなら安心」と言っていただけると、自身の成長をしみじみと実感します。

時には月数千トンの豚肉の輸入業務を任されることもあります。それほどの物量を動かすダイナミックさは、この仕事ならではの魅力です。さらに、それらがハムやソーセージ、冷凍食品などに加工され、スーパーやコンビニに並び、多くの人の食卓に添えられます。日本は輸入食品に頼る面が大きく、毎日の食の当たり前を支えていることにやりがいを強く感じます。しかし、まだまだ私が見ているのは物流のほんの一部分。もっともっと学びを深め、ゆくゆくは倉庫と営業双方の経験を生かし、倉庫運営にチャレンジしてみたいです。
(関本 温さん)

【通関】食の安全を守る検疫・検査を担当。ゆくゆくは通関士資格を活かし、さらに仕事の幅を広げたい

中学生のときに交換留学でニュージーランドに滞在して以来、「海外と関わる仕事に就きたい」という思いを持ち続けていました。当初は航空業界を見ていましたが、コロナ禍で軒並み採用がストップしたため、好きな「食」に目を向けて就職活動を行いました。その過程で日本の食は輸入に支えられ、その輸出入に欠かせない通関を担う「通関士」という仕事があることを初めて知ったのです。なかでも二葉の面接で「各部署が専門性を磨き、プロフェッショナルな仕事をしています」と聞き、私もそうした強みを身につけたいという意欲が高まりました。

通関本部に所属する私は、営業担当から届く依頼にもとづき、食品を輸入する際に不可欠な検疫の届け出や検査の手配を担当しています。食品の輸入においては添加物一つひとつにも細かな基準があり、種類も多いため知識不足を痛感する毎日です。輸入食品の安全を確保する重要な役割ですから、正確性も厳格に求められます。そうした難しさに直面しながらも、プロフェッショナルの一翼を担うべく専門性を磨き、食の安全に貢献できることにやりがいを強く感じています。私自身、食べることが大好きで、スーパーで食材を選ぶ際にはついラベルの表示で輸入元を確認してしまいます。そしてそれが自ら携わった商品だとわかった際には、その場でひそかに手応えをかみしめています。

私たちの検疫・検査を経て、別チームが通関手続(=税関申告)を行います。私は通関の担当ではありませんが、輸入手続き全体に理解を広げるために、入社1年目から通関士の資格取得をめざしました。実は入社早々から勉強し始めたのですが、専門用語が全く理解できず、いったん挫折してしまいました。しかし、実務を経験するうちに改めて知識を広げたいという気持ちが再燃し、勉強をリスタート。「今の私は受験生!」と自分に暗示をかけ、通勤時間と帰宅後の1時間、毎日通信講座で勉強を続け、入社2年目に晴れて合格を果たしました。資格取得のための勉強を通して知識が増えたことで、後工程の通関業務を想定して、現担当の検疫・検査の正確性をさらに追求できるようになりました。

現在は、入社5年目の先輩と3年目の私、2年目の後輩でチームを組み、若手主体で業務に当たっています。これからもチームで協力して責任をまっとうし、ゆくゆくは通関業務をはじめ未経験の領域にもチャレンジしていきたいです。
(齋藤 菜々子さん)

【冷蔵倉庫】プロ意識の高い先輩たちのもとで専門性を磨き、貢献度を高めていきたい

子どもの頃から川や海の生物が好きで、大学では海洋生物や水産食品について学びました。就職活動では多くの人に必要とされる「食」に携わりたいと考え、二葉への就職を選びました。二葉は創業から約100年の実績を積み上げ、食品輸入をトータルにサポートしていること、大手との取引が多く、身近な食に貢献できることに惹かれました。

入社以来、川崎市側の東京湾に面した東扇島冷凍物流センターに勤務しています。当社の物流センターは港に陸揚げされた輸入食品が最初に搬入・保管される「巨大な冷蔵庫」で、私たちは入出庫管理や保管業務を担当しています。例えば私の一日は、商品の出庫対応から始まります。協力会社の方々に倉庫内の保管場所から荷さばき場へ商品の運搬を手配し、品名や数量などをチェック。その後、配送ドライバーと内容を確認し、出庫に立ち会います。昼休憩を挟んで15時くらいまで出庫を進め、その後は翌日の入出庫準備を進めます。食品によって保管温度帯が異なるため、入庫準備では適切な温度帯の倉へ割り振ることも重要な役割です。

入社2年目の今は、食品メーカーや外食産業の方々が検品に来られた際の立ち会いも務めています。当センターから送り出した商品は、私たちの身近な食品やファストフードのメニューなどに活用されます。ある食品メーカーの方からは「二葉さんのおかげで、商品を安定してつくれます」と言っていただいたことも。そうしたうれしいお言葉をいただき、無事に出庫を終えるたびに、自分の仕事が多くの人の食を支えていることに誇りを感じます。

数量や品目などに相違があると重大な影響を及ぼしかねないので、ミスのないように細心の注意を払う必要があります。一方で、複数の入出庫が並行して動くため、効率とスピードも求められます。商品を正確かつ効率よく動かすことに日々難しさを感じながらも、協力会社やドライバーの方々へ的確な指示を伝え、曖昧な部分を残さないように意識しています。

当センターは明るい雰囲気で、年次や役職の垣根を越え、お互いに気持ちよくあいさつし、声をかけあいながら仕事を進めています。なおかつプロ意識の高い先輩がそろっています。そうした先輩たちと働きながら、私も人間性と専門性を磨こうと励んでいるところです。ゆくゆくは総合物流企業の一員として、営業や通関、配送手配などにも幅広く挑戦したいと意気込んでいます。
(村上 魁人さん)

学生の方へのメッセージ

【関本】わからないことばかりだった私に対して、上司・先輩がいつでもフォローしてくださって、そのおかげで今があると思っています。挑戦を後押ししてくれる先輩に恵まれているので、安心して仲間に加わってください。就職は、人生の新しいスタート。悩むこと、迷うこともたくさんあると思いますが、自分のやりたいことと向き合い、自分の可能性を広げてほしいと願っています。

【齋藤】シーンと静まり返った職場に最初は戸惑ったのですが、実は集中して業務に打ち込んでいたためで、話してみると気さくな先輩ばかりでした。先輩から仕事の進捗について声をかけてくださるなど、後輩思いの温かさをいつも感じています。私はなじみのない世界にも目を向けたことで、当社と出会えました。皆さんもぜひ視野を広げ、いろいろと検討してみてください。

【村上】この仕事は社内外の人たちとの連携やコミュニケーションが大事なので、人とかかわることが好きな方にはピッタリです。倉庫を熟知した私の上司をはじめ、周りには物流・倉庫のプロがそろい、どんな質問にも親身になって答えてくださるので安心です。自分は何をするのが好きなのかを丁寧に掘り下げ、それを“軸”に就職活動を進めると、きっと自分に合う会社が見つかります。

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営業、通関、冷蔵倉庫で活躍する3名が、自然とコミュニケーションを楽しむ姿が印象的。年次の近い社員同士が等身大の感覚で相談に乗り合えるので、心強いことだろう。

マイナビ編集部から

物流を支えている多くの企業の中にあって、(株)二葉のように冷凍・冷蔵食品の輸出入において港湾運送から通関、冷蔵倉庫、その先の配送まで、一貫して手がける企業は希少な存在だ。大手の食品メーカーや総合商社、小売企業などが取引先に名を連ねていることも、食品輸入のエキスパートとして確かな信頼を獲得している証しといえる。

2023年2月には東扇島冷凍物流センター3号棟が新設され、自社冷蔵倉庫の設備能力がさらに強化された。これは、クライアント企業各社の幅広いニーズに応えるべく、今後の事業拡大を見据えた動きだという。こうしたトピックからも、同社の安定性・将来性の高さがうかがえる。

今回取材した3名から共通して感じたのは、プロフェッショナルな仕事への誇りである。日本の食を支える責任とやりがいを感じながら、社内外で協力して一つひとつの仕事を丁寧に積み重ねていく。そうした真摯な姿勢を垣間見られた。その姿は、採用担当の藤川さんが言う二葉で活躍する人物像「真面目で基本に忠実な人」「すべてのステークホルダーへの感謝の気持ちを持てる人」とも重なり合った。

2024年には創業100周年を迎え、社内外でさまざまな記念事業が予定されているとのこと。今後加わる新卒社員は長年の財産を受け継ぎながら、新たな二葉の歴史を描いていく存在。日本の食を支えながら、プロとして大きく飛躍できることだろう。

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2023年2月に新設された東扇島冷凍物流センター3号棟。2024年に創業100周年を迎える二葉は、すでに新たな成長を見据え、事業拡大に向けた土台づくりを着々と進めている。

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