最終更新日:2024/10/7

(株)マイスターエンジニアリング

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 受託開発
  • 機械設計
  • ソフトウエア
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

各自がスター、主役であれ!全国各地、多様なフィールドで活躍するエンジニアたち

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設計・メンテナンス・画像処理。若手エンジニアの挑戦と成長

技術の力で、企業の課題を解決するエンジニア集団「マイスターエンジニアリング」。全国各地で成長を続ける若手エンジニア3人に、入社のきっかけや仕事内容、今後の目標等について話を伺った。

メカトロ事業部 エンジニアリング部 O.Kさん
(2020年入社/東海大学 工学部 光・画像工学科卒)

メカトロ事業部 第一部 K.Nさん
(2020年入社/大阪産業大学 工学部 機械工学科卒)

メカトロ事業部 第四部 K.Tさん
(2020年入社/拓殖大学 工学部 機械システム工学科卒)

若手エンジニアからのメッセージ

学生時代の経験は確実に生かせています。専門用語はだいたいわかりますし、画像処理で用いられるプログラミング言語についてもある程度勉強していましたからね(Oさん)
現場で一刻も早く問題を解決しなければいけないという緊張感と、解決した後のお客さまの安堵したような笑顔が、フィールドエンジニアの醍醐味です(Kさん)
寮制度を活用し、一人暮らしをしています。家賃の自己負担額は月額2万円なので、この制度は非常に助かっています(Kさん)

研究室で鍛えた画像処理の技術を生かす。将来的にはAI、IoTとの組み合わせも/Oさん

学生時代は光・画像工学科で、画像処理の研究室に所属していました。卒論研究は、JAXAに提供してもらった2年分の衛星画像から一定の波長帯の特徴を抽出し、海洋に存在する葉緑素の量を推定するというもの。就職活動に当たっても、画像処理の技術を生かすことができる会社に入りたいと考えました。そんななか、当社のパンフレットを見て、外観検査システムや食品ハンドリングシステムなど、画像処理技術を活用した製品を手掛けていることを知りました。加えて、機械設計や建物の設備管理など、技術者としての幅を広げられる可能性がある点に魅力を感じてエントリーし、入社に至った次第です。

入社後はリモートで2カ月間の研修を行い、6月からエンジニアリング部の第3グループに配属。葛飾区奥戸にある東京エンジニアリングセンターを拠点としつつ、週3日~4日は全国各地に出張し、食品や金属加工など、さまざまな分野のメーカーの工場・倉庫で使用されている外観検査システムの設定・調整に携わりました。ごく単純にいうと、食品メーカーの工場であれば異物が混入していないかどうか、金属加工メーカーの工場であれば微細なバリや傷がないかを正確に検出できるように専用のソフトウエアを設定する仕事です。大量のプログラムを書かなくてはいけないケースや、一つの装置に外観検査システムがたくさん設置されているケースなど苦労することもありました。しかし、お客さまと直接話をしながらシステムを設定するのは楽しく、やりがいもあるものです。また、新卒採用の夏季インターンでは、講師として学生の皆さんの指導を行うこともできました。

その後は画像認識システムに加えて、排出機構や周辺機械の設定・調整も手掛けています。学生時代から研究をしてきたこともあり、画像処理の技術やノウハウに関して困ることはないのですが、機械系や電子系はほとんど手をつけたことがありませんでした。第1グループでは配線作業をしたり周辺機械を触ったりする必要があるので、先輩方にアドバイスをもらいながら勉強を進めているところです。今後は各分野の技術により一層の磨きを掛けるとともに、AI、IoTを用いた画像処理技術にも挑戦していきたいと思っています。

医療機器のフィールドエンジニアとして、治療の一端に関わるやりがいと誇り/Kさん

大学のゼミでは、介助者にフォーカスした車いすの段差昇降装置について研究していました。高齢者が高齢者を介助しなければいけない現状において、介護者の負担を減らすことは非常に重要であり、車いすの利用者と介護者がもっと自由に、遠くまで出歩けるようになるために不可欠なテーマです。このゼミ研究を通して「エンジニアとして医療に関わりたい」という気持ちが強くなり、幅広い分野・領域を技術力で支えている当社を志望する大きな決め手となりました。最初は漠然と設計に興味を持っていたのですが、面接の際に技術力で何かしたいのか、どんなエンジニアになりたいのかを伝えたところ、より医療現場に近いところで貢献できるのはフィールドエンジニアだと聞き、フィールドエンジニアの道を選択しました。

現在は、レントゲン装置の担当として病院を訪問し、修理やメンテナンスを行っています。レントゲン装置は検査や状態の確認、治療方針の決定に不可欠なものなので、壊れてから修理対応をするのではなく、日頃のメンテナンスを徹底するよう心がけています。そして、急な故障で対応が必要な時には迅速に駆け付け、一刻も早く修理するようにしています。レントゲン装置は壁や天井に固定されていることが多いため、作業は基本的に現地で行うことになります。修理依頼が入った時は、医師やレントゲン技師からどのような状態なのかしっかりとヒアリングし、故障原因をある程度推測して必要な交換パーツやツール類を持参します。この推測を外してしまうと必要なパーツやツールを揃えられないため、初動でのヒアリングがとても重要です。入社4年目となった今でこそ、かなり正確に故障内容を推測できるようになりましたが、新人の頃は予想を外してしまうことも多々ありました。そんな時、同僚や先輩がすぐにパーツを持って駆けつけてくれるのがとても心強かったですね。実際に現場に赴いているのは一人ですが、すぐに駆けつけてくれる仲間がいるという心強さと安心感があります。

医療機器なので万が一にも間違いがあってはいけないという緊張感が伴いますが、怪我や病気で苦しんでいる患者さんの役に立てるというのは、エンジニアとしてのやりがいや誇りを感じます。今後は(MRC)点検技術者やX線診断装置点検技術者といった医用放射線機器安全管理に関する資格を取得し、医療機器エンジニアとしての知見を深めていきたいです。

ロボット研究から、半導体ウエハーの洗浄装置の機械設計へ。最大級の請負事務所で腕を磨く/Kさん

学生時代は工学部の機械システム工学科に所属。大学4年次からロボットの研究室に入り、二足歩行ロボットの運動機構に関する研究に携わりました。卒業研究では、もともと屈伸しかできなかった二足歩行ロボットに旋回機構を実装。この研究は重心位置の制御がポイントだったのですが、なかなか思いどおりのデータが取れず、泊まり込みで研究を行うこともありました。当社の存在は、理系学生向けの合同説明会で知りました。幅広い分野・業界の技術に触れることができ、入社後もさまざまな現場で経験を積みながら成長を続けられる点に魅力を感じてエントリー。スムーズに選考が進み、無事に内定に至りました。

入社後はオンラインでの研修を経て、滋賀県彦根市にある半導体製造装置メーカーで、半導体素子製造の基盤材料であるシリコンウエハーの洗浄装置の機械設計に携わりました。ウエハーはきわめて繊細な製品で、その表面に少しでも汚れがあると、半導体の回路に欠陥が生じてしまいます。こうした事態を防ぐために、薬剤を使ってウエハーの表面についている超微細なごみのほか、製造工程で発生する有機汚染や金属汚染、自然酸化膜など、あらゆる汚れを除去することが必要です。
その後は、先輩社員の指導のもと、2DCADや3DCADを使った洗浄装置の部品図および組立図の作図や、機器や部品の入れ替えに関する検討に携わっています。大学での研究とは異なる分野の仕事ということもあって、苦労することも少なくありませんが、先輩社員に与えられた課題を正確に、ミスなくこなすことができたときには、やりがいを感じられますね。

いま所属している現場は、マイスターエンジニアリングの社員が150人以上常駐している、当社の中でも最大級の請負事務所です。同期も10人ほどいますし、技術的にわからないことがあれば、先輩社員にすぐ聞くことができます。また、勉強会が定期的に開催されており、さまざまな技術分野に精通した入社5、6年目の先輩社員に洗浄装置の構造や仕組みを学ぶことができます。技術力の向上を図る上で非常に心強い環境です。今後もたゆみない努力を続け、さまざまな機器や部品をミスなく、自由自在に設計できるようになりたいと思っています。そして、プロフェッショナルな先輩方に一歩でも二歩でも近づくことが、現時点での私の目標です。

学生の方へメッセージ

私自身の就職活動を振り返ってみると、画像処理の技術を生かせる仕事に就きたいという漠然とした思いはあったものの、「この業種の企業で働きたい」といった、具体的な絞り込みはなかなかできませんでした。要するに、自分が何をやりたいか、いまいちわかっていなかったんですね。当社は私のような就職活動生にぴったりの会社だと思います。開発・設計のほか、生産技術、フィールドエンジニア、最先端のものづくりなど幅広い業務があります。やりたいことは決まっていないけれど、とりあえず技術力を徹底的に高めたいという方にもおすすめです。
(Oさん)

私自身、卒業研究に没頭していて、あまり熱心に就職活動をしていたとは言えません。当時は「時間がない」と思っていましたが、今振り返ってみると時間をつくることは可能だったはずです。皆さんはぜひ時間をしっかり確保し、インターンシップや説明会に参加してください。幅広い業種や職種のことを知り、選択肢を広げるからこそ「これがベスト」と思える道を選ぶことができるはずです。
(Kさん)

当社に就職してよかったなと思うのは、何といっても先輩が優しいことですね。コロナ禍の影響もあって、仕事帰りに飲みに行くことはまだできていませんが、昼食時にプライベートの話をすることもあります。コミュニケーションが取りやすく、わからないことがあればすぐに相談できるので、本当に助かっています。
(Kさん)

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マイスターエンジニアリングではキャリアプランとして5年間を研修期間と位置付けており、その5年の間に職種を変更する社員もいる。

マイナビ編集部から

エンジニアのキャリアプランには、大きく分けて3つの道筋があると思う。第1はスペシャリストとして、専門知識や技術力を徹底的に鍛え上げていく道。第2は、エンジニアリング・マネージャーとして、チームや部門のマネジメントや組織構築のスキルを高める道。第3は、自分の進むべき道を選びあぐねている方向けのプランで、本当にやりたいことが見つかるまでは、幅広い分野の仕事に取り組み、汎用的なスキルを磨く。そして夢や目標が見つかったら、それを実現するのに十分な底力を鍛え上げるという道だ。筆者が思う、マイスターエンジニアリングならではの魅力。それは、一つの会社にいながらにして、これら3つのキャリアプランを選択し、ハイレベルなかたちで実現する可能性があるということだ。このことは同社が実に幅広い事業領域、技術分野を手掛けているからこその強みでもある。プロフェッショナルを目指したいという熱い思いをお持ちの方全員にオススメしたい企業である。
最後に、今回3人の若手エンジニアに取材させていただいて、ひときわ印象に残った点について付け加えておきたい。それは、3人が異口同音に、先輩社員の優しさ、話しやすさについて熱く語っていたということだ。教え合う社風、人材を育てる雰囲気が、組織全体の文化あるいは風土として根付いているということなのだろう。「企業は人なり」――。マイスターエンジニアリングは、ビジネスの格言を地でいく会社だ。

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社名の「マイスター」には、“人生という舞台においては主役も脇役もない。すべて己がスター、各々が主役であれ”という社員への強い期待が込められているという。

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