最終更新日:2024/9/27

河村電器産業(株)

  • 正社員

業種

  • 重電・産業用電気機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • その他電子・電気関連
  • コンピュータ・通信機器

基本情報

本社
愛知県
残り採用予定人数
4

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チャレンジできる風土が人の成長を促し、技術やサービスの革新を生み出します。

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“100年続く企業だからできること”があります

苦労や失敗を重ねつつ電気の可能性に挑み、業界内で確固たる地位を築いてきた河村電器産業。そのDNAは創業から100年が経った今も受け継がれ、社員たちは日々新しいことに挑み、キャリアを積み重ねています。

(写真左から)
★梅山大地さん/中部支店 名古屋第一営業所 所長/2011年入社
新卒入社。入社以来、東京で営業畑を歩み、2020年には社長のアシスタントも経験。2022年に所長のポストに就いた。

★山中佑太さん/研究開発部 ブレーカ開発チーム/2016年入社
新卒入社。学生時代は電気を専攻。入社後はCADなどの新たな知識を得ながらプロフェッショナルの道を歩んでいる。

★勝山純平さん/本地第1工場 品質管理課 品質管理 係長/2016年入社
新卒入社。札幌工場の品質管理からスタートし、2018年に愛知へ。改善推進課を経て、2020年に品質管理の係長になった。

カワムラならではの魅力

20代の頃、私は生意気盛りでした。それでも上司は温かい目で見守ってくれました。当社の最大の魅力は「人」。私がこの会社を選んだ理由の一つです。(梅山さん)。
子どもができた時、複数の開発案件を抱えていました。そのような時でも上司や先輩、後輩の後押しもあって育休を1ヶ月取得。家庭を大切にする風潮があります(山中さん)。
普段の仕事でもプラスアルファの工夫をすれば、しっかり評価してくれる点が気に入っています。その頑張りで私は早くから係長になれたと思っています(勝山さん)。

社長の考えを知ることで、人として、営業として一歩成長しました。

当社はメーカーのため、営業活動は商社や代理店への定期訪問が中心となります。商品の勉強会の開催や案件の追跡のほか、時には同行して電気工事店などのその先のお客様を訪問することもあります。現在は電気自動車など業界の新しいニーズも生まれているため、今までにない新製品の提案にも力を入れています。
また、当社はカタログ掲載の製品もありますが、大半は案件ごとにカスタマイズが必要になります。 そのため、“カワムラから買いたい”と思って頂くために、お客様の要望にしっかりと耳を傾けることを大切にしています。中には応えるのが難しい要望もありますが、親身に相談に乗ることを心掛けています。
営業としてはエンドユーザー様のことまで考え、最高のサービスと製品を提案するのが務め。その結果、成績が伸びれば、これ以上嬉しいことはありません。

私にとって成長の大きな転機となったのは、2020年の1年間、社長のアシスタントを務めたことです。今までは知ることのできなかった経営判断の意図や会社全体の動きを知ることで、営業に戻ってからも広い視点で仕事に取り組むことができ、やる気も一層湧いてきました。
そして2022年4月に所長を任せられました。おそらくどのような仕事でも積極的に参加し、熱心に取り組む姿勢が評価されたのだと思います。所長になって思ったのは、中部支店を全国で一番の業績を上げられる精鋭メンバーにするということです。今は5名の所員がいるのですが、個々の営業指導には、現状より1つ上の課題を与えることで成長を図っています。クレームが発生してまった時の対応でも、ピンチから当社のファンになってもらうチャンスへと変えていける、そんな営業に成長してほしいと思っています。

当社自体、やりたいという気持ちを尊重する社風です。やりたいことに挑戦するために困っていることがあれば、全力で後押しします。部下たちには、その環境を最大限に活用してほしいと思っています。例えば、当社の製品をあまり使っていないお客様だからといって消極的になるのではなく、積極的に活動して当社の製品を選んでもらうことができれば大きなやりがいを得られます。
私自身の今後の目標は、同期や仲間たちと一緒に成長し、部門を跨いだ大きな仕事を共におこなうという夢を抱いています(梅山さん)。

任されることを意気に感じ、細部までこだわった設計を徹底しています。

研究開発部には研究、企画、設計、検証の4つの役割があり、私は設計の担当としてブレーカ開発チームに所属しています。設計の役割は企画チームから上げられた企画書に加え、私たちや営業、取引先からの“あったらいいな”の声をもとに、新事業・新製品に関わるケースもあります。
ブレーカがなければ電気が使えない上、故障をすると火事や感電などの危険があります。だから開発をする上でも安心・安全を最重視します。さらに私は理論的な面にもこだわり、製造しやすく、かつ不良品を出さない設計を心がけています。
私自身、納得をしないと次に進めないタイプなので、確認項目だけでなく、気になる点は時間をかけてでもしっかり見ることで、ブラッシュアップを図っています。

もともと私は大学で電気を専攻していて、学生時代に信頼していた先輩が当社にいたことで興味を持ちました。そして面接を進める中で「他社にはない唯一無二のものを追求している」「若手でもやりたいことができる」と聞き、入社を決めました。
最初の仕事は開発段階の製品の試験準備からでした。当時はoffice系ソフトやCAD、専門ソフト等を使った経験がなく、そのスキルを覚えるのに苦労しました。学んだことはひたすらメモを取り、試験機等を扱う際も、手順や注意点などはしっかり書き記すようにしていました。
成長のきっかけになったのは、入社して間もない頃に、会社の主力製品の1つの開発に携わらせてもらったことです。当然、わからないことばかりで、先輩や他のチームの方の協力を得ることも多かったのですが、その時に培った人間関係は今も役に立っています。その後は年次とともに、任される案件数も増えていきました。

仕事のやりがいは、自分で考えたアイデアが具現化された時です。その製品が市場に投入される時などは、我が子を送り出すような気持ちですし、たとえ不良が出ても、親の立場で責任を持ってベストな改善に努めています。もちろん不良を出さないのが本来の務めですが、それくらい自ら開発に関わった製品には愛着を持っているということです。
そんな私も入社6年目を迎え、中堅と呼ばれる立場に近づいています。今後は開発のスピードアップをめざすのはもちろんですが、開発チーム内外で、今以上にリーダーシップを発揮していければと思っています(山中さん)。

連携プレーの中で、人の考えを読み取る姿勢を大切にしています。

生産部門には、製品製造以外に生産管理、品質管理、物流管理、改善推進など様々な部署があります。私が担当する品質管理の仕事には、大きく検査と品質保証があります。私の所属工場の場合の検査は、例えばキャビネットなどの製品を、色差計や膜圧計などを用い、塗装の色や光沢などを測定して品質を担保します。一方、品質保証では不良品の原因追求・即時対応をし、今後の対策を練るのが業務です。
1人では完結できない仕事ばかりなので、いかに関係部署とコミュニケーションを取るかが腕の見せどころになります。私は仕事以外でも、雑談などを通じて普段からできる限り多くの人と接するようにしています。
私は、自分たちでモノをつくり、売るというメーカーならではの事業に惹かれて入社を決めました。最初は簡単な業務から始めたものの、半年もすると他部署との折衝も任されるようになりました。当時、私は札幌工場に勤務しており、工場長からよく言われていたのが「ものごとの背景をしっかり伝えなさい」ということです。裏を返せば、相手の言葉もしっかり吟味しなさいということ。以来、それを自分の中で教訓にしています。何かの仕事を任された時に、それを単にこなすだけでは意味がありません。
例えば、営業から「クレーム関係の情報をデータとしてまとめてほしい」と言われたとして、その時にそのデータで何をしたいのかまで考えます。そして原因を知りたいのだなと思えば、設備ごとに分けてデータを出し、自分の意見も付け加えておきます。手間隙はかかるものの、「助かったよ。ありがとう」などの言葉が返って来れば、苦労が報われて喜びを感じます。
データを作成する際には、1年間、改善推進課で工数の計算や仕様検討を行なった経験も役に立っています。

係長になった今、部下たちに伝えているのも背景を読み取る大切さです。その実践により部下の考え方や意識が変わったり、部署としてのまとまりが良くなったなと実感する時が一番のやりがいです。
今後は係長としては、私に続く人材をしっかり育て、他部署から引き抜かれるくらいにしたいと考えています。個人的には仕事とプライベートをしっかり両立させること。そのために仕事は職場で片付け、次の日に持ち越さない姿勢も大切です。そして休日には趣味のキャンプや映画鑑賞でリフレッシュしたいと思っています(勝山さん)。

学生の方へメッセージ

学生のみなさんが企業を選ぶ際に、上場しているかどうかや会社規模など、自分なりのポイントがあると思います。それも大切にしていただきたいと思う一方で、例えば当社は非上場企業ですし、社員数も1,800名ほどで格別大きな組織ではありません。ただ経営基盤は安定している上、少数精鋭のように分野以外のこともしなくてはいけないという環境ではなく、かといって業務が細分化されているわけでもありません。
社内的にも風通しが良く、普段からのコミュニケーションを通じ、やりたいことなど自分の考えを発信することができると思っています。
つまり大切なのは、あなたがどんな働き方をしたいかです。そのあたりは説明会などの場で実際に働く社員と接し、肌で感じ取るようにして下さい。

一方で「河村電器産業」という社名から、“電気を学んできた社員が中心の会社”と思う学生の方もいるでしょう。でも実際は学部学科を問わず採用をしており、重視しているのは入社後ののびしろです。
何を学んだかよりも、学生の頃にどんな姿勢で、やりたいことに取り組んだかです。興味のあることに、どんどんチャレンジできるのが学生の特権。そして当社なら、その意欲的な資質は仕事に就いてからも大いに生かせます!

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「人事は、就職活動中の学生のみなさんにとって、唯一の味方だと思っています。不安に感じたり、判断に困った時は、何でも遠慮なく尋ねて下さい」と採用担当のみなさん。

マイナビ編集部から

電気の安心・安全を追求し、つねに攻めの姿勢で製品開発を行い、どこよりも早く提供することに力を注いできた河村電器産業。加えて近年はエネルギーの効率的な使用や、脱炭素社会の実現に貢献すべく、「パワーエレクトロニクス」「EMS(エネルギーマネジメントシステム)」「電気自動車関連システム」「IoT・AI」などの分野にも積極的に挑んでいる。

社員たちも新しい事業や取り組みには関心が高く、普段の仕事でも任されることに喜びを感じる風土が根づいている。毎年実施される社内のアイデアコンクールでも、多くの企画案が提出されているというから、いかに創造性に満ち、挑戦への意識が高い社員が揃っているかがわかるだろう。

また、社員の家族を含めて人の和を大切にしている。その想いは充実した休暇・休業制度や福利厚生にあらわれている。産休・育休はもちろん、小学校6年生までの子どもがいれば短時間勤務や時差出勤も可能。家族休暇や健康休暇も用意されている。
福利厚生でも、業者によるお値打ちランチが提供される社員食堂、借上寮や社宅、保養所など、長く働くための制度も万全だ。
就職活動の際にはそうした点にも着目し、広い視野で自分に合った会社選びを実践するといいだろう。

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本社にある、社員向けの研修施設「カワムラキャンパス」。施設内には、創業以前からの同社の歴史や企業の理念、過去の失敗と学びの事例などがパネル展示されている。

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