最終更新日:2024/5/7

岡山県警察

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  • 官公庁・警察

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岡山県

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

強く、優しく、格好よく。目の前の人々を守り、地域の未来を育てる使命と醍醐味。

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警察組織だからこそ叶う、三者三様の活躍の舞台

大学進学時は別の道を志し、企業研究への着手段階で初めて警察官・警察行政職員を意識したという3人の先輩職員たち。「ゼロ」から飛び込んだ未知なる世界で羽ばたきはじめた若手の活躍と成長の軌跡をレポート!

<写真左から>
警察署・会計課 警察行政職員 Fさん(主事)/2022年採用
警察署・生活安全課 警察官 Sさん(巡査長)/2017年採用
警察署・地域課 警察官 Tさん(巡査)/2022年採用

多様な業務の中から自分が一番輝ける舞台を目指して

「警察組織は年功序列ではなく実力社会。現場経験を積みつつ専門知識やスキルの研鑽にも努め、一日も早く現場リーダーとして事件捜査の指揮を執れるようになりたいですね」
「刑事課を志す私の目標は、捜査に不可欠な書類作成力と判断力を上げること。希望すれば警察学校で専門的に学ぶこともできるので、挑戦したいと思っています」
「経理や総務など特定の分野に特化することも可能ですが、私が目指すのはどこに行っても通用するオールラウンダー。今のうちに様々な業務に挑戦したいと思っています」

犯罪被害者の気持ちに寄り添う徹底した捜査で、平穏な日常を取り戻す助けになりたい

「将来は安定した公務員に」と漠然と考えていた中で「警察官」という仕事を選んだのは、何気なく参加した説明会で「厳しそう」「大変そう」というイメージが大きく覆されたからです。そこで対応してくださった警察官は皆さんとても優しく大らかな人ばかり。話してくださった内容も立ち居振る舞いも全てが格好良く見え、「こんな社会人になれるなら、ぜひ警察官を目指したい」と強く思いました。

警察学校卒業後は、3年間の交番勤務を経て、留置管理課で約2年勤務。その後、生活安全課に異動し、今年2年目を迎えました。生活安全課の役割はその名のとおり、県民の生活の安全を守ること。捜査係の私は、管轄地域内で発生した銃刀法違反や公然わいせつ、痴漢、児童ポルノなど様々な事件の捜査を担当しています。現場に残された遺留品や防犯カメラの映像などから犯人を特定し、取調べをして事件を送致するまでが一連の流れになります。

ただ、捜査の目的は犯人を検挙することだけではありません。最も大切なのは、事件の全容を明らかにして少しでも被害者の恐怖や不安を和らげることです。そのため、どんな事案であっても捜査の際は常に被害者の気持ちに寄り添い、裏付け捜査や犯人の取調べなどの捜査を徹底して行うことを心掛けています。

そんな私が今目指しているのは、未成年者の健全な成長を支える少年係。犯罪者と聞くと、特殊な人たちのように思う人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。犯罪に手を染めるに至るまでには、様々な要因があるものです。できるだけ早いうちに犯罪に至る可能性の芽を摘んであげれば、将来の犯罪者・犯罪被害者を減らすことができるはずです。多感な青少年期は、その後の未来を左右する大きな分岐点。未来ある若者たちが願わぬ方向に導かれることのないよう、しっかり支えていけたらと思っています。<警察署・生活安全課 警察官(巡査長)>

日常に潜む犯罪リスクを抑制し、誰もが安心して暮らせる街づくりに貢献したい

私が警察官を志したのは、大学在学中に友人と食事会に出掛けたことがきっかけでした。楽しく食事をしていると見知らぬ男性にしつこく声を掛けられたのです。店員さんから「飲み物に薬物を入れられることもあるから気を付けて。」と注意を促されとても不安な気持ちになりました。その出来事をきっかけに、何気ない日常の中に犯罪に巻き込まれるリスクがあることを知り、大切な友人や家族を守れる人間でありたいと強く思うようになりました。普通なら「警察官になろう」とまでは思わないのかもしれませんが、親族や大学の先輩など身近に警察官として活躍する人が大勢いた私にとって、警察官はとても身近な存在でした。厳しい世界であることは理解していましたが、一方で前向きな意欲さえあれば挑戦できる舞台であることも後押しになり、教員志望から一転、警察官に挑戦する決意をしました。

採用後は警察学校を経て、地域課に配属され、交番勤務を行っています。交番勤務では、地域住民からの相談に対応したり、事件・事故の通報を受けて現場で対応を行ったりしています。住民からの相談内容は遺失物の届出から不審者情報まで実に様々です。通報の時点では事件とは断言しにくい、言わば「お困りごと」の相談がほとんどですが、相談者にとっては深刻な問題ばかりです。そのため、周辺のパトロールを強化したり、内容によっては専務の課と情報共有したりして、少しでも安心した日々を過ごしていただけるよう努めています。

中でも私が特に力を入れているのは、管轄地域の住宅を1軒1軒訪問してお困りごとなどの聞き取りや防犯指導を行う巡回連絡です。近年、警察官を騙った犯罪が増えている影響もあって、制服姿で警察手帳を提示しても、「本当に警察なの?」と警戒されるケースは少なくありません。けれど、そんな住民の方にこそ地道な警察活動を周知し、いざというときに頼っていただける関係づくりをしておくのが私たち地域課員の使命。日頃からこまめに声掛けをし、顔や名前を覚えていただきながら、「身近で頼れる存在」として認知していただけるよう努めています。
<警察署・地域課 警察官(巡査)>

警察官のサポート役ではなく、同じフィールドに立つ自覚をもって主体的に行動を

大好きな地元・岡山のために働きたいけれど、警察官となると体力的に自信がない。そんな私は就職活動の際に「警察行政職員」という仕事に出会いました。「警察官は無理でも、警察業務の一翼を担う行政職員なら、自分にもできるのではないか」と思い、受験することを決意しました。

警察学校卒業後は、警察署の会計課の落とし物係で遺失届の受理や落とし物を持ち主にお返しする業務を担当していました。現在は物品担当として文房具から鑑識機材に至るまで、あらゆる物品の調達管理を行っています。警察業務の円滑な推進のために必要不可欠な業務ですが、その中で私が特に大切にしていることは、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスです。いかに早く最小のコストで最大の効果を引き出すことができるかを常に考えながら励んでいます。

私が印象に残っているのは、落とし物係を担当しているときに起こった出来事です。ひとりの高齢男性から銀行のATMで現金を紛失したと相談があり、そのときは一旦通常の遺失物として処理したのですが、窃盗の可能性も十分あると思い、上司に相談のうえ当該の銀行と関係部署と連携を図り、防犯カメラの記録を調査してもらいました。その結果、窃盗事件であることが判明し、犯人検挙につながったのです。私自身が直接捜査に関わったわけではありませんが、行政職員も地域の安全安心に貢献できると実感しました。最初は警察官のサポートができればという思いで飛び込んだ行政職員。しかし最近は、「業務に携わっている自分も主役」という言葉を意識しながら、何事にも積極的な姿勢で取り組んでいます。
<警察署・会計課 警察行政職員(主事)>

学生の方へメッセージ

<警察署・生活安全課 警察官(巡査長)>
「警察官」と聞くと体力が必要で、厳しい縦社会なのでは、と心配する人もいると思いますが、人並みの体力があれば警察学校での訓練は十分乗り切れますし、事件捜査などの気を抜けない場面でない限り、署内の雰囲気もとても和やか。大きな事件の捜査中でなければほとんど定時退勤でき、休みもしっかりとれるので、表面的なイメージにとらわれず、しっかりと企業研究を深めてください。

<警察署・地域課 警察官(巡査)>
学生のみなさんにぜひ知っていただきたいのは、警察官は誰にでも門戸が開かれた職種であるということです。確かに、法律に関する知識や警察ならではのルールなど学ばなければならないこともありますが、文系・理系出身者もスタートラインは皆同じ。一から学べる環境が整っているので、臆せずチャレンジしてほしいですね。

<警察署・会計課 警察行政職員(主事)>
この仕事の魅力は、いくらでも新たな可能性にチャレンジできること。警察官はもちろん警察行政職員の業務領域もとても幅広いので、ある分野で「これは自分には向いていない」と感じれば、別の分野にチャレンジすることも十分できます。大切なのは「地域の人たちの力になりたい」という前向きな意欲だけ。どんな人でも必ず輝ける舞台が見つけられるはずです!

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「とかく“タフな仕事”のイメージが付きまとう警察ですが、ワークライフバランスの充実ぶりは民間企業と遜色なし。休日も取りやすくて私生活も充実しています!」

マイナビ編集部から

「警察職員はとても楽しそう」。
こう言うと不謹慎に聞こえてしまうのは厳格な規律組織のイメージが先行しているからだろう。

確かに、法を犯す者がいれば厳しく取り締まらなければならない警察官には、自らを律する姿勢は求められる。けれど一方で、警察組織内の自由度は想像以上に高い。
自ら希望する部署に異動願いを出すことができるし、スキルアップしたければその都度警察学校での専科研修に参加することもできる。

ただ、筆者が「楽しそう」と感じたのは、キャリアの自由度だけが理由ではない。一番楽しそうで羨ましく感じたのは、仲間意識の強さだ。

どんな仕事も、居心地の良し悪しは結局、同僚たちの存在如何で決まる。これは、今まで数多の企業取材を重ねてきた筆者の持論だ。そして、警察ほどその結束が強い組織はなかなかない。
その理由は、半年以上に及ぶ警察学校での寮生活。タフな訓練も難解な座学もともに乗り越えてきた仲間たちとの結束は強まり、その後現場に配属されてからもそのチームワークは長く繋がり合い続ける。どんなときも思いを分かり合い、そして分かち合える仲間が常にいることほど心強いことはない。

「社会に出れば、学生時代のような友人関係は生まれない」とはよく聞く話だが、警察においては例外と言えそうだ。

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制服姿の「お巡りさん」からスーツ姿の刑事、警察行政職員など実に様々な「職種」が活躍。語学や化学などの専門知識が生かせる部門もあるので企業研究を深めてほしい。

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