最終更新日:2024/4/22

富士通フロンテック(株)

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

挑戦者精神と向上心を胸に、飛躍し続ける若手社員たち

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富士通フロンテックに広がる無限の可能性

富士通フロンテックで活躍中の若手社員たちが、いかなる経験を経て成長を遂げてきたのか。ソフトウェア系エンジニア、ハードウェア系エンジニア、営業の3名の仕事に迫ってみた。

Y.K.さん
ファイナンス&リテール事業本部第一ソリューション事業部第二システム部
総合社会学部総合社会学科卒
2022年入社

Y.Y.さん
フロントソリューション事業本部プラットフォーム開発統括部
理工学部システムデザイン学科卒
2021年入社

H.Y.さん
営業本部流通営業統括部営業部
国際食料情報学部食料環境経済学科卒
2022年入社

先輩の横顔

文系出身のY.K.さんは入社してからの学びを経て技術のプロとして着実にステップアップを果たした。休日は音楽やお笑いなどのライブに顔を出してリフレッシュしている。
学生時代から47都道府県全制覇の旅を続けているY.Y.さん。残りは3県で達成も間近だという。旅行のために休みなども取りやすく、自分らしく働くことができている。
H.Y.さんは就職後も海外旅行を楽しんでおり、先日はイギリスに行ってきたばかり。本社近くにあるサッカーチームのファンでもあり、年間シートを購入して声援を送っている。

【Y.K.さん】文系出身からのチャレンジ。技術者として自信をつける日々

多くの方々にかかわる仕事を通して、身近な家族や友人にも恩返しをしたい。そんな軸で就職活動を進めていた私は、機械やITといった影響力の大きな分野の企業を探していました。当社に関してはPOSレジやATMといった分野に強く、より多くの人に貢献できる事業を営んでいる点には大きく共感しました。また、文系出身者でもITエンジニアとして成長できる体制が整っていたのも後押しとなり当社への入社を決めました。

入社後は約3カ月にわたって新人研修が行われました。習熟度別にグループを組んで学び合う形を取ったのですが、私はIT初心者のグループに入って、同期たちと試行錯誤しながら課題に挑みました。わからないことは多かったのですが、講師との距離が近くて質問もしやすく、同期と一緒に学べたのが非常に心強くありました。配属後は銀行のATMのアプリケーション開発を担当しています。最初の2~3カ月間は仕様書を読み込んだり、実機を操作しながら、ATMの構造をじっくり学んでいきました。知らない専門用語だらけで新たな壁にぶつかった感覚でしたが、一つ一つを先輩に質問、確認することで乗り越えていきました。

1年目秋頃にはATMに新機能を追加する長期プロジェクトへSEとして参画しました。基本設計工程では処理の流れを文章化して、具体的な画面の構成を決め、最終的には完成した基本設計書をお客様に説明するところまでを担い大きな自信をつけることができました。また開発工程では、開発担当メンバーへ基本設計内容を正確に伝え実現性を確認するとともに、お客様とお約束した期日までにシステム提供できるよう、スケジュール管理を手掛けてきました。開発担当メンバーとはお互いに何でも話し合える関係を構築したおかげで、スムーズに物事を進めていくことができました。テスト工程を経てようやくリリースされたのは2年目の冬のこと。自分が作ったシステムが世の中に出ていく達成感、それが多くの人に触ってもらえる喜びを感じ、長く頑張ってきた努力が報われる思いがしました。

現在は別の機能開発プロジェクトがスタートしており、SEとしてお客様や開発メンバーと折衝を繰り返す日々です。今後も期待以上の成果が出せるエンジニアになれるように自分を磨いていきたいですね。刺激になるのは同期の存在です。ときおり研修で集まるのですが、久しぶりに話をするとそれぞれの成長がわかり、もっと頑張ろうと思わせられています。

【Y.Y.さん】多角的に学問を身につけながら、RFIDのプロフェッショナルに飛躍

大学時代、理系の学問を全般的に学んできた私は、最終的には電気電子分野に進み、太陽電池の高効率化をテーマに研究していました。就職活動ではメーカーの製品開発にかかわりたいと考えたところ、出会ったのが当社でした。ハード開発エンジニアとしての採用枠があり、必ず開発に携われるのがもっとも心動かされた点でした。また、RFIDや静脈認証といった最先端技術を有している点にも興味を持って入社を決意しました。

私の場合、研修と別部署での業務を経て、1年目冬からRFIDのリーダーライターの設計開発に取り組んでいます。最初は評価や仕様書のドキュメント作成を通して開発の基礎を学習。目に見えない無線技術を駆使して形作られているRFIDは電磁気学や電気回路などが複合して成り立っており、多角的に学問を理解する力が問われます。学び進めるたびに分からない物事に突き当たりながらも、丁寧に一つひとつを調べ上げるとともに、トレーナーや先輩に教えを請いながら視野を広げていきました。

RFIDに携わって2年目になると本格的に設計に携わるようになり、私が任されたのはRFIDのリーダーライターの回路設計です。そこでは、リーダーライターで使用している供給が終了した部品を対象に、代替部品を調査し回路図に落とし込んでいます。その中で重視していることは、既に出ている量産品の仕様や回路を理解して、新しいものをどう作り上げていくかという視点です。そもそもRFIDのコアとなる無線技術は10年かけて一人前になるといわれている世界ですから、まだまだ足りないところが多いのも事実。それでも以前に比べれば理解も深まり、作業のスピードも高まってきたとの手応えを感じています。大学時代、理系の学問を広く学んだおかげで、技術のすそ野の広いRFIDにもしっかりと対応できているとも感じています。

RFID関係の部署では設計から開発、製造、評価、メンテナンスに至るまで、モノづくりの1から10までに携われるだけにモチベーションはおのずと高まります。今後、よりいっそう自分のできることを増やし、作業の精度もスピードも向上させながら、プロジェクトの一員として必要だと思ってもらえる存在になりたいですね。

【H.Y.さん】手のひら静脈認証の未来を、先頭になって切り開いていく

社会インフラを支える企業に興味を持っていた私は、エネルギーや交通といった業界を中心に就職活動を進めていました。実は当社の本社近くに実家があり、富士通グループで働いている知り合いもいたため評判のいい会社だというのは伝え聞いていました。面接で接した社員も親切な人ばかりで、社風の良さに惹かれ入社を決意しました。

営業として配属されてからは、当社を代表する技術の一つである手のひら静脈認証などの提案活動に取り組んでいます。既に入退管理システムやATM、勤怠管理システムなどで採用されている技術ですが、まだまだ開拓の余地が多々残されているため、システム開発ベンダーなどのさまざまなお客様に対して提案を進めています。配属されたての頃は注文から納品までの事務処理などを通して仕事の流れを学んでいきました。半年ほどしてからWebサイト経由で問い合わせがあったお客様や他の商材の取引を通して興味を持ってくださったお客様に対し提案する機会が増えていきました。

手のひら静脈認証の機器をお客様先にお持ちして、概要のご紹介およびデモンストレーションを重ねていったのですが、当時は経験が浅いだけに技術的な質問をうまく答えられないこともありました。そのたびに会社に持ち帰って調べなくてはならなかったのは悔しい部分でしたが、何度も提案を繰り返していくうちに視野も広がり、自分の知識量もおのずと増えて的確に返答できるようになっていきました。自分で発掘したお客様の課題を発見し、社内の技術部門と連携しながら解決策を探り、ご紹介やデモンストレーションを行う。その中で次第に新規受注をする機会も増え、納品した装置が世の中に役立てられている様子を見るという達成感を味わえるようになりました。

昨今は勤怠管理システムで手のひら静脈認証が用いられることが多いのですが、それ以外にも用途が着実に広がっています。劇薬の管理に用いられるキャビネットの開閉や、工場衛生管理、ホテルのチェックインおよび部屋への入室、より高度なセキュリティが求められるエリアでの入退管理等でも採用していただくなど、可能性が大きく広がったとの手応えを得ています。まだまだ手のひら静脈認証は拡大していく力を秘めています。私自身、この部署で確かな実績を残していくことで、「あの人に任せれば大丈夫」と言われる存在に成長をしたいと思っています。

学生の方へメッセージ

■当社の一員となって気付いたのは、自分の意識してない部分に秘められた長所があるということ。私自身、協力会社とコミュニケーションを重ねてみて、思いのほか調整するのが得意だという事実に気付き、新たな自分の側面を発見しました。働いてからわかることも多々あるので、文系理系を問わず、多くの学生にこの世界に興味を持ってほしいですね。
<Y.K.さん>

■開発は幅広い業務や専門性が問われる世界ですから、難しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、だからこそ挑みがいもありますし、モノづくりのすべてに携わる面白みも経験できます。開発に挑戦してみたいという人にとっては素晴らしい環境にあるのは間違いありません。開発工程では何度も同じような評価を繰り返すことにもなるので、目標をもって一つひとつ丁寧にこなせる人には飛躍のチャンスが広がるはずです。
<Y.Y.さん>

■入社後は営業職の私も4カ月ほどは新人研修を受講しており、学生時代に想像した以上に時間をかけて育ててくれる会社だと実感しました。真摯な姿勢で研修を受講すれば、富士通グループの看板に恥じないレベルに成長できるはず。思い切ってチャレンジしてください。何事も前向きに取り組める人であれば、部署を問わず先輩方も丁寧に教えてくださるので成長もしやすくなりますよ。
<H.Y.さん>

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学生と世代が近い若手社員たちも数多く活躍している。技術的背景がある人材も、まったくの未経験の人材も、それぞれのペースに併せて学び、成長できる環境が整う。

マイナビ編集部から

富士通フロンテックでは現在、企業と生活者(エンドユーザー)の接点である“フロント”を支えることを目指している。実際、同社では多様な業界に対して、ハードウェア・ソフトウェアを問わないソリューションを提供しており、その中には私たちの暮らしの身近な場面で活用されているテクノロジーが数多く含まれている。RFIDや手のひら静脈認証に関しては、世の中の先頭を走る高度な技術を有しているだけに、今後も同社の活躍の場は広がり続けていくことだろう。

パーパス(存在意義)として掲げるのは「人と企業、人と社会の新たなつながりで明日を創る」。そのために社員たちは現状に満足をせず、飽くなき自己研鑽を重ねている。今回の取材では異なる分野の先輩が登場してくれたが、3人ともにさらなる高みを目指して走り続けている姿勢がひしひしと伝わってきた。3名とも話していたのは同期の存在。よき理解者として、ライバルとしてともに高め合う環境があることが取材を通して伝わった。

人材育成にも注力しており、新入社員には「ビジネススキル」「職種別スキル」ごとに教育プログラムを用意してキメ細かく成長を支援している。Y.K.さんの取材でもあったように、IT未経験でも安心して挑戦できる環境が整っている。さらにオンデマンド式で研修が受けられる「サブスクリプション型教育プログラム」も提供。自律的に学ぶ気持ちがあれば、大きく羽ばたける場がここには広がっている。

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東京都稲城市に本社を構える。出社して働くもよし、リモートワークを選択するもよし。それぞれのワークスタイルを尊重してくれる会社でもある。

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