最終更新日:2024/6/24

旭洋(株)【王子グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(紙・パルプ)
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

商社の魅力は人と人をつなぐこと。生活に必要な紙や化成品を生み出す喜びがあります。

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自分の裁量で仕事をコントロールするおもしろさを知る

専門商社の営業職はどのように考え、商売をしているのか。王子グループで紙や化成品を扱う旭洋の若手・中堅営業職の2人に、その働きぶりと仕事への思いを聞きました。

■K・Sさん
東京本店/産業資材営業本部第二部
2015年入社/写真左

■M・Iさん
東京本店/化成品・機能材営業本部化成品営業第一部
2020年入社/写真右

先輩たちの横顔

アウトドア派というK・Sさん。「社内はとてもフレンドリーで、部署の垣根を超えて、休日はキャンプや登山、バーベキューやスキーなどを計画して楽しんでいます」
どちらかというとインドア派というM・Iさん。「休日はカフェで友人とおしゃべりを楽しんだり、自宅で映画や動画を観たりして、ゆったり過ごすのが好きです」

取り扱う資材が暮らしに欠かせない商品に。その喜びが仕事のエネルギー(K・Sさん)

私の所属する部署では、さまざまな紙製品に加工するための資材を販売しています。具体的には、セメントやお米の袋、百貨店や店舗の手提げ袋に加工する工業用クラフト紙、あるいはウエットティッシュや赤ちゃんのお尻ふきなどに加工する衛生用紙などで、商品数にすれば200~300種類に及びます。紙は加工してさまざまな商品やパッケージになりますが、その元は1本500キロになる巨大なトイレットペーパーのようなロール紙です。

入社後は、若手の先輩に同行して営業の仕事を覚え、その年の12月から一人で顧客先を回るようになりました。この仕事のやりがいは、自分の携わった資材が加工されて市場に出回り、生活に必要な商品になることです。私が発注した資材が衛生商品やお菓子のパッケージとして、新たな役割を持って世の中で使われることに緊張感と責任感を持ち、同時にそれを仕事の喜びとしています。

もちろん失敗もあります。担当する大口の得意先には日本全国に工場があり、指示された工場に手配した資材を送るのが私の仕事です。以前、西日本で仕入れた製品を北海道の工場に出荷したことがありました。そのときは、東京で一度、特殊印刷をしてから製品を納めるというイレギュラーな案件でした。つい、いつものように仕入先から北海道の工場に送る手配をしてしまい、気がついたときには製品は北海道に向かう船の中。すぐに仕入先にある在庫と、新たに作ってもらった製品を合わせ、少し遅延しつつも何とか納品。このとき、仕入先の工場に話をつけてくれた上司、急いで製品を回してくれた仕入先など、多くの方の力を借りて事なきを得ましたが、今考えてもゾッとする失敗経験でした。それ以来、営業のフォローをしてくれる仲間とともに、関わる全員が確認と連絡を怠ってはいけないと肝に銘じて、仕事に向き合っています。

今後は、さらに場数を踏みながら、素材から商品パッケージを作るというような、付加価値のあるものをエンドユーザーに届ける仕事をしてみたいと考えています。

コロナ禍での入社。化成品事業の深みと面白さ、そして、人々の生活を支える喜び(M・Iさん)

私が当社に入社したのは2020年4月。コロナ禍の真っ只中のことでした。例年ですと7日~10日間、王子グループの全体研修に参加した後、各部署への配属となるのですが、2020年度は密を避けるため、当社のみで研修に取り組むことになりました。基本的なビジネスマナーや各部門の仕事内容について学んだところで緊急事態宣言が発令されたため、4月一杯は自宅でエクセルやパワーポイント等の通信教育を受けることに。私たちが各部署に配属されたのはゴールデンウィーク明けでした。

私が配属されたのは、アイスコーヒーのカップや、冷凍食品・菓子パンのトレーなど、プラスチック容器を扱う「化成品営業第一部」です。最初の4カ月はOJTでしたが、コロナ禍での商談という貴重な機会を逃すまいと、食品メーカーや問屋、プラスチック容器のベースとなるシートメーカー等との商談に同行。はじめのうちは先輩の話す用語すらなかなか理解できず苦労しましたが、一つの商品に込められた、多くの人々の思いやこだわりを知るようになるにつれて、この世界の深みと面白さが分かってきました。9月にはひとりで対応することが多くなり、当社が卸した商品を小ロットに分けて販売している問屋さん約20社を担当しています。

この仕事で苦労するのは扱っている商品が廃番になったり、サイズが変わったりしたときですね。こうした場合には、お客さまも相応の対策を講じなくてはなりませんので、廃番やサイズ変更の理由を丁寧に説明し、代替となる商材を提案する必要があります。はじめのうちは伝え方がわからず、お客さまを怒らせてしまったこともありましたが、上司や先輩にアドバイスを仰ぎながら経験を積むうちに、勘所をつかめるようになってきました。部内には優しい人が多く、気軽に相談できるので本当に助かっています。真っ直ぐな性格の魅力ある先輩、説明が上手い先輩、資料を作るのが上手な先輩……。皆さんのいい部分を学んで、成長していきたいと思っています。

入社から約2年になりますが、人々の生活を支える仕事に大きなやりがいを感じていますし、扱っている商材が店頭に並んでいるのを見たときは本当に嬉しいです。今後の目標は、メーカーから仕入れた商材の販売のみならず、容器の構造を自分で考えて別注品を提案・販売する仕事を手掛けられるようになることです。将来的には誰にとっても“相談しやすい”人材になりたいですね。

学生の方へのメッセージ

やりがいのある仕事を求める方は、ぜひ商事会社や商社を検討してみてください。私たちは世の中に必要とされる縁の下の力持ちともいえる存在。自分たちが主体となって仕事をコントロールし、調整することができるという仕事の醍醐味、おもしろみを味わえます。私たちがお手伝いしなければ、世の中に生み出されなかった商品がたくさんあります。当社の社員は関わった仕事が商品として世の中の役に立つことに喜びを感じ、プライドを持って仕事に向き合っています。

新入社員の皆さんには、入社後1週間から10日間をかけて、教育研修を受けていただきます。その後、配属先でOJTを通して実際の業務を身につけます。半年後はフォローアップ研修に参加し、同期とさまざまな課題について話し合って交流を深め、次のステップにつなげられるようにしています。営業職については上司や先輩に同行し、ホットな商談の場を通じて、営業の仕事を肌で感じ取ってほしいと思います。その後はさまざまなお客さまとの出会いをとおして、自分なりの営業スタイルを確立していってほしいですね。当社には、良好なコミュニケーションを築きやすいという持ち味があります。比較的若手が多く、アフターファイブや休日の交流も盛んです。

求める人材像
・失敗を恐れずチャレンジし続ける方
・相手の気持ちを理解し、自分からも意志が伝えられる方
・好奇心にあふれ実際に行動に移すことができる方

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たくさんのご応募お待ちしております。

マイナビ編集部から

今回お会いした2人の若手。一人ひとりがその人らしく、のびのびと営業職を全うしていることに気持ちが温かくなった。2人ともに自らの手がけた製品や、加工した後の商品に気持ちを寄せている。彼らが提供する製品は、専門店の紙袋、カラフルなお菓子のパッケージ、ティッシュペーパーや不織布のエプロン、プラスチック製のカップやトレーなど、暮らしの必需品や、生活に彩りを与える商品になっていく。製品の上流工程で商社として関わっていることが仕事のモチベーションとなり、働きがいにつながっているのだ。

旭洋では、今回登場してくれた社員だけでなく、若手社員が「自分」という個性を武器にしながら、人と人の間に立つ営業職として、信頼を構築しながら実績を上げている。その背景として、同社に、若手営業職が成長できる下地となる環境があることが挙げられる。飛び抜けて数字を出す営業に期待するのではなく、チームが協力し合って実績を出すことを良しとしている社風だ。大変な思いをしている仲間には労いの声を掛け合い、必要があればサポートを惜しまない。そんな企業風土から新しい人材が次々と生まれてきている。

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王子グループの商事機能を担い、紙と化成品を中心に取り扱う専門商社。多くの社員が暮らしに欠かせない商品を扱うことにプライドを持って、仕事を遂行している。

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