最終更新日:2024/8/14

横浜冷凍(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 商社(食品・農林・水産)
  • サービス(その他)
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 食品

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

事業について伝えたい

“食のインフラ”を支える企業としてグローバルに活躍!自社ブランドの開発にも注力

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新社長が語る、会社のビジョンや求める人物像

2023年12月22日、「横浜冷凍」の新社長に就任した古瀬代表。新たなトップに、現在の事業や今後の展望、サステナビリティの取り組み、求める人物像などについて、本音で語ってもらいました。

代表取締役社長
古瀬 健児さん
(1986年入社)

『社会の公器』としての取り組み

研修センターを設けて、人材育成に注力している同社。新入社員研修をはじめ多彩な研修を通して、“食のインフラ”を支え、社会に貢献できる人材を育てている。
物流センターに設置された、太陽光発電システム。センター内への電力供給に加え、今後は災害時のBCP対応への活用も視野に入れているという。
高効率な自然冷媒を使った装置として注目を集める、アンモニアCO2冷蔵庫の導入にもいち早く着手。環境のための取り組みについては、常に先を見据えた対応を図ってきた。

国内外6カ所に新たな冷蔵倉庫を立ち上げる予定!より社会から必要とされる会社を目指す

1948年の創業以来、当社では食品販売事業と冷蔵倉庫事業を通して、“食のインフラ”を支えてきました。食品販売事業では、国内外の産地から厳選した水産品・畜産品・農産品を仕入れ、食品メーカーや大型量販店、外食企業などに販売。北欧や東南アジアをはじめ、世界中にネットワークを構築し、グローバルにビジネスを行っています。また、BtoC向けに自社ブランドを展開。当社が手がけたオリジナル商品は、実はスーパー・コンビニにも並んでいます。

一方、冷蔵倉庫事業はお客さまが購入した水・畜・農産品の原料や、それを加工した冷蔵・冷凍食品を、徹底した温度管理のもとで保管する事業。当社の冷蔵倉庫の収容能力は、業界トップクラスを誇っています。“巣ごもり需要”で冷蔵・冷凍食品のニーズが高まったことから、コロナ禍でも冷蔵倉庫事業は増収・増益を更新し続けました。

食品は消費者の口に直接入るものなので、品質管理が非常に重要。販売するだけでなく、自社で冷蔵倉庫を構えることで、当社の厳格な基準で食品の安心、安全を守れるのが強みです。また、業界では珍しく、魚市場でセリに参加する権利(買参権)を所有している当社。水揚げされたばかりの魚を港でセリ落とし、自社の冷蔵倉庫で凍結保管して販売するところまで、ワンストップで担えるのも強みだと言えるでしょう。

2021年には輸出入にともなう通関事業を部門として独立させ、よりお客さまのニーズに応えられる体制を整えました。そのほか、ECビジネスを立ち上げ、実験的な運用をスタート。70年以上の歴史を誇る老舗企業ですが、世の中の変化や時代のニーズに合わせて、新しいことにチャレンジする姿勢も当社の特徴です。

今後も社会から必要とされる会社であり続けるために、積極的に新しい挑戦を続けていく当社。2024年以降、国内5カ所に新しい冷蔵倉庫(物流センター)を立ち上げる計画が進行中です。また、グローバルビジネスもさらに加速させていく予定。すでに、ベトナムに全自動式の冷蔵倉庫(物流センター)を建設中です。さらに、自社ブランドの開発にも注力していく計画。BtoCの分野でも存在感を強め、一般の消費者の方々に対して“ヨコレイ”ブランドの認知度アップを図っていきたいと考えています。

業界でいち早く環境経営に注力!働きやすい職場を実現してサステナブル企業へ

「会社は社会の公器であり、利益は奉仕の尺度である」という理念を掲げる当社では、いち早く環境経営に力を注いできました。北海道から鹿児島まで、全国の事業所で「グリーン経営認証」を取得。近年、SDGsに関する取り組みが注目されていますが、当社ではそれよりも早くから地球にやさしいさまざまなプロジェクトを実践してきたのです。

自然冷媒を使用した冷却設備の導入が、その一例。業界に先駆けて、2000年以降に開設した物流センターの冷却設備には、フロンではなくアンモニアによる自然冷媒を導入しました。近年は、アンモニアとCO2を活用した、ハイブリッド型の自然冷媒も積極的に採用しています。2023年現在で、当社の自然冷媒の導入率は約70%。業界の平均を大きく上回っています。

冷蔵倉庫では多くの電力を消費することもあり、当社では太陽光発電システムの導入にも積極的に取り組んでいます。2006年、伊勢原物流センターに初めて導入し、現在は国内19カ所、海外2カ所の物流センターで太陽光発電システムが稼働中。ちなみに、2023年に完成したちばリサーチパーク物流センターには、業界最大規模の太陽光発電システムが設置されています。2023年9月期の年間発電量は800万kWh。CO2削減量に換算すると、約3000トンにのぼります。

当社では、社会福祉活動の一環として、横浜市社会福祉協議会などへの支援も行っています。そのほか、横浜を拠点に活躍するプロサッカークラブと、オフィシャルクラブトップパートナーの契約を締結。地域社会への貢献活動にも力を注いでいます。

働きやすい職場環境をつくることも、サステナブルな取り組みのひとつ。当社では人材を“資本”と捉え、その価値を最大限に引き出し、企業価値の向上につなげる「人的資本経営」を実践しています。2021年から毎年、社員満足度を図るアンケート調査を実施。社員のリアルな声を吸い上げ、職場改善を進めています。2024年からスタートする、新人事制度はその一例。今後は、給与バランスの見直しにも着手する予定です。社員ファーストの経営を追求することで、社員満足度をさらに高めていきたいと考えています。

多彩な活躍のフィールドで経験を重ね、100年企業を創り上げる中心メンバーに!

食品販売事業と冷蔵倉庫事業を展開している当社には、多彩な活躍のフィールドが広がっています。語学スキルを生かして海外で買い付けを行っている社員もいれば、食品メーカーや商社に向けて水産品・畜産品・農産品を提案している社員も。また、フォークリフトに乗って物流センターの当たり前を支えている社員もいます。

ちなみに、私は新卒で入社してからの数年間、長崎で魚市場のセリに参加。自分で魚をセリ落とし、それを物流センターの冷蔵倉庫で加工生産・凍結して、自ら販売までを行っていました。“食のインフラ”を支えるという大きなやりがいを味わいながら、幅広いキャリアパスを描けることが、当社の魅力だと言えるでしょう。

当社は歴史ある老舗企業ですが、若手に積極的にチャンスを与えていく社風です。入社2~3年で海外でのビジネスに携わった若手がいるほか、入社5~6年で主任に抜擢された若手もいます。自分次第で、20代のうちから大きく活躍することができるでしょう。トップダウンではなく、若手の意見やアイデアを尊重する風土が根づいているのもポイント。2023年に創業75周年を迎えた際、会社のロゴを刷新したのですが、新しいロゴは経営陣ではなく若手たちが中心となって決めました。

私たちが必要としているのは、当事者意識を持って仕事に打ち込み、変化に動じずフレキシブルに対応していける方。そういった方なら、多彩な活躍の場が用意された当社で幅広い経験を通して、大きく成長していけるでしょう。ただし、「あいさつをする」「時間や約束を守る」という、人として当たり前の行動ができることが大切です。

当社では、2048年にちょうど100周年を迎えます。その頃に、会社のコアメンバーとして活躍しているのは、まさにこれから入社してくる皆さんです。さまざまな仕事を経験しながら長期的にキャリアを形成し、会社の未来を担う人材を目指してください。そして、ぜひ皆さんの手で100年企業を創り上げてもらいたいと思っています。

学生の方へメッセージ

私は1986年に、新卒で「横浜冷凍」に入社しました。けれども実は、「この会社に入りたい」と思って当社を選んだわけではありません。ところが、日々目の前の仕事に全力で向き合っているうちにできることが増え、次第に仕事が面白くなり、プライドも持てるようになっていきました。

私が若手だった頃と違って、今は情報があふれている時代です。隣の芝が青く見えることもあるでしょう。けれども、周りに惑わされることなく、自分が決めた道を進み、地道にコツコツ頑張ることが大事だと思います。

とはいえ、「やりたいことがなかなか見つからない」と頭を抱えている学生さんもいるかもしれません。そんな方は、無理に“やりたいこと探し”をする必要はないと思います。例えば、当社のようにさまざまな職種が用意されている会社なら、入社後に働きながら、じっくりやりたいことを見つけていけるでしょう。

就職活動において採用する側が見たいのは、学生さんたちのありのままの姿です。マニュアル本などを参考にエントリー対策や面接対策をする方も多いと思いますが、無理に背伸びする必要はありません。たとえ面接の際に言葉に詰まったりしても、自分の言葉で本音を伝えれば、あなたの想いは採用担当者の心に届くはずです。

〈代表取締役社長/古瀬 健児さん〉

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「当社への入社に際して、事前に準備することは何もありません。社会人になってからのことを考えるのではなく、学生時代を思いきり楽しんでください」と語る古瀬代表。

マイナビ編集部から

創業75年以上の歴史を誇る「横浜冷凍」は、食品の販売と冷蔵倉庫の運営を通して、長年にわたって日本の“食”を支えてきた会社。BtoBビジネスがメインなので、同社の社名は一般にはそれほど知られていないが、皆さんの自宅の冷蔵庫にも、同社が関わった冷蔵・冷凍食品が入っているかもしれない。現在、国内に食品販売事業25拠点、冷蔵倉庫事業52拠点、通関事業5拠点を構えているほか、海外にも拠点を展開してグローバルに活躍している。

人々の暮らしに欠かせない“食”を扱う事業だからこそ、高い安定性を誇っている同社。世の中の状況や景気に左右されにくいビジネスモデルなので、安心して長く働けるのが魅力だ。しかも、社会貢献度の高い仕事に携われるので、大きなやりがいを味わえるだろう。総合職として入社すれば、幅広い経験を積めるのも特徴。新しい挑戦を通して、自分の可能性を大きく広げていけるはずだ。

古瀬代表のモットーは、「人生の半分は運」。人生は、自分の思い通りに行かないことが多い。けれども、目の前のことに真剣に取り組み、コツコツ努力を続けることで、運が味方してくれるのだという。新卒でトップに上り詰めた人物の言葉だけに、とても説得力があると感じた。就職活動でも、自分を信じて一生懸命に打ち込んでいれば、運が味方してくれるかもしれない。

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年間休日126日、残業月平均18時間など、ワークライフバランスが抜群。上場企業だからこその働きやすい職場環境が整っているので、安心して仕事を続けられるだろう。

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