私は1986年に、新卒で「横浜冷凍」に入社しました。けれども実は、「この会社に入りたい」と思って当社を選んだわけではありません。ところが、日々目の前の仕事に全力で向き合っているうちにできることが増え、次第に仕事が面白くなり、プライドも持てるようになっていきました。
私が若手だった頃と違って、今は情報があふれている時代です。隣の芝が青く見えることもあるでしょう。けれども、周りに惑わされることなく、自分が決めた道を進み、地道にコツコツ頑張ることが大事だと思います。
とはいえ、「やりたいことがなかなか見つからない」と頭を抱えている学生さんもいるかもしれません。そんな方は、無理に“やりたいこと探し”をする必要はないと思います。例えば、当社のようにさまざまな職種が用意されている会社なら、入社後に働きながら、じっくりやりたいことを見つけていけるでしょう。
就職活動において採用する側が見たいのは、学生さんたちのありのままの姿です。マニュアル本などを参考にエントリー対策や面接対策をする方も多いと思いますが、無理に背伸びする必要はありません。たとえ面接の際に言葉に詰まったりしても、自分の言葉で本音を伝えれば、あなたの想いは採用担当者の心に届くはずです。
〈代表取締役社長/古瀬 健児さん〉