最終更新日:2024/7/26

(株)飯田産業【飯田グループホールディングス】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 住宅
  • 建築設計
  • ホテル・旅館
  • 不動産
  • 商社(インテリア・住宅関連)

基本情報

本社
東京都
残り採用予定人数
61

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

新興国の住まいづくりを手助けしたい。グロ-バル視点で挑戦を続けています!

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「Made by Iida」を世界へ発信!海外展開で未来を切り拓く

国内のみならず、インドネシア、ロシア、アメリカへも事業を展開している飯田産業。海外へ住宅を提供し、さらなる飛躍を目指す国際事業部で活躍する吉田さんの成長の軌跡を、グローバルな仕事の魅力とともに伺った。

吉田 賢矢さん
国際事業部
2018年入社/体育学部体育学科卒業

もっと伝えたい!グローバル職の業務内容

管理業務の基本にあるのは、現地状況を正確に把握すること。吉田さんはWeb会議システムを利用し、現地駐在員から定期的に情報収集している。
もう一つの主要業務は報告書やレポートの作成。現地資料や権利書を翻訳する際は、得意なインドネシア語を駆使している。
トラブルが発生したときは現地から急ぎの電話が入ることも。状況を想像しながら、現地スタッフに適切な指示を出す。

入社の動機となったインドネシアでのボランティア経験

私は中学・高校・大学を通じてバドミントンの選手でした。大学は体育学部を選択、教員免許も取得しましたが、海外でのボランティア経験がきっかけで語学を生かした仕事がしたいと思うようになり、教職への道は進みませんでした。この海外でのボランティア経験は、部活を通して馴染みのあったインドネシアのスラバヤで、現地の大学生に日本語を教えるといったものでした。海外に出るのは初めてでしたが、社会人になったら長期間海外へ滞在することは難しくなるのではないかと思い、学生のうちに海外でのボランティアを経験することを決断しました。
語学留学ではなかったので、インドネシア語は生活のなかで覚えるしかありませんでしたが、1年いたおかげで、日常生活に不自由しない程度に話せるようになりました。何より変わったのはメンタルで、「失敗しても乗り越えられる」という自信が付きました。

そんな私が就職するにあたって志望したのは、住宅に関する仕事で、なおかつインドネシア語を生かせる仕事。実家が工務店を経営していたので、もともと住宅には興味がありました。しかし、この2条件を満たした会社はなかなか見つかりませんでした。就職サイトで「住宅&インドネシア」というキーワード検索をかけても、ピックアップされるのはデベロッパーばかりで、その事業内容が自分の理想とは異なりました。

そんななかで出会ったのが飯田産業。調べると、自社のポリシーでもある「良質で安価な」戸建分譲住宅を、現地の一般層に向けて提供しています。インドネシアは新興国なので、庶民が家を買うのは簡単ではありません。同様の事業を行っている会社はほかに見当たらず、「自分が好きな国のために仕事ができる!」と思った私は、迷うことなく当社に応募しました。採用が決まったときは本当にうれしかったです。願っていた2つの条件を満たす会社で働くといった夢が実現した瞬間でした。

当社と出会えたのには、タイミングも良かったと思います。私が入社する数年前から海外事業を展開しており、ほかにロシア法人とアメリカ法人もあります。インドネシア法人を設立したのは私が入社する1年前でした。今思えば本当に縁があったのだと思います。

主な業務は現地法人の管理と支援。得意のインドネシア語で実力を発揮!

国際事業部では、インドネシア・ロシア・アメリカの各地域を担当するチームが、それぞれ別々に業務を行っています。インドネシアチームに所属する私の役割は、現地マーケティングと海外現地法人の支援業務です。現地で土地の購入と住宅建設・販売をしているインドネシア法人のために、プロジェクトの管理や海外駐在員のサポートを行っています。

今進行しているのは、ジャカルタ近郊の都市、デポックでの巨大開発プロジェクトで、約25ヘクタールの敷地に1000棟を超える住宅を建設するという内容です。
私のもとには工事の進捗状況を記したメールやドローンで撮影した施工写真が定期的に届くので、それらの内容を確認し、経営陣に提出するための報告資料を作成しています。

国際事業部のスタッフは、ほとんどが営業・設計・施工・経理などの各部門で経験を積んだスペシャリストです。私は、インドネシアどころか日本の不動産知識もほとんどなかったので、1年目はとても苦労しました。メールの文面やビデオ会議で飛び交う専門用語が理解できずにいたので、少しでも追いつけるよう、時間を見つけては勉強していました。
一方で、インドネシア語のスキルは早くから役に立ちました。現地から送られてくる資料や権利書はインドネシア語で書かれているケースが多く、それらの内容確認を任されています。ですが、私のインドネシア語は日常会話がベースなので、専門的な内容を簡単に理解するまでには至っていません。語学力の向上もこれからの課題と思い、日々勉強に励んでいます。

もう一つの難しさは、現地の法律が途中で変わってしまうことです。日本のように制度や法律が確立しておらず、この間まで通用していた施工方法が急に使えなくなったということがよく起こるので、法制度についても常にアンテナを張る必要があると感じています。

将来は自分が中心となってプロジェクトを動かしていきたい

今私が手掛けているプロジェクトは、国際事業部内でも最大規模の案件です。責任は重大ですが、入社1年目からここまで大きなプロジェクトに参加できたことを誇りに思います。

そんな期待と同時に、最近の私は仕事に対する責任感がより強くなってきました。管理業務の土台にあるのは、期限や約束を厳守すること。駐在員から「スケジュールが遅れそうだ」という連絡が入るたび、自分が現地へ入って作業員を指示したい気持ちになるのです。
東南アジアは時間軸が異なるので、日本のルールが通用しないとよくいわれます。私も1年、インドネシアに滞在していたので理解できますが、仕事となると話は別です。いつか現地に駐在したら、自分の考え方が通用するか挑戦してみたいと思っています。

私にとって、当社が与えてくれた今の環境は申し分のないものです。特に気に入っているのは、横のつながりが強いことです。同期や年齢の近い先輩が各部署にいるので、困り事があるときは相談しやすい環境です。新年会や社員旅行等のイベントでは社員同士の結束力の強さを実感していました。

私はインドネシアが好きで当社を選びましたが、今はそこまでインドネシアにこだわる必要はないのではないかとも思っています。当社はこれからさらに海外拠点を増やしていくでしょう。それがどこであれ、将来は自分がその中心となってプロジェクトを動かしていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

就職活動を進めるうえで、たくさんの企業や業種を見ていくうちに自分が本当にやりたいことは何かを見失ってしまいそうになることもあるかと思います。ですが、「自分の好きなことは何か」「自分は何を仕事にしたいのか」を常に軸に持ち続けることで、迷いはなくなると思います。そして、面接など自分の気持ちを発言できる場では、ぜひ携わりたい仕事への熱意を表明してみてください。その熱意を受け入れてくれる企業ときっと出会えるはずです。
もちろん、仕事をするうえでは、熱意だけでは補えないこともあります。インドネシアへの想いが強い一方で、私には住宅関連の知識が不足していました。住宅関連に興味があり、かつ自分の強みを活かして働ける場所を見つけたのであれば、学生のうちにもう少し勉強しておけばよかったなと思っています。夢を叶えたいという気持ちがあるのであれば、そのために必要なことは何かを考え、学生のうちに準備をしっかり進めておくことをおすすめします。そうすることで、社会人になってからより活躍できる可能性が広がると思いますよ。

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「今後ますます海外への事業が拡大される会社なので、好きな語学を生かしたいなどグローバル思考のある方にはピッタリの環境です」と語る吉田さん

マイナビ編集部から

飯田産業が中核会社として位置づけられている飯田産業グループホールディングスは、戸建住宅の国内販売シェア約3割(2022年4月1日~2023年3月31日 住宅産業研究所調べ)を誇る業界のリーディングカンパニーだ。飯田産業の創業精神にある「より良質で安価な住宅を供給して社会に貢献する」を実現させるべく、品質と安さを両立させた住まいづくりを実践しつづけてきたことが、今日の繁栄の確かな土台を築き上げた。

今回はグローバルな視点を持った社員に話を聞いたが、仕事について情熱的に話すその様子から、年次に関係なく誰もが主人公となって仕事に取り組める会社であることがひしひしと伝わってきた。個々の主体性を重んじる一方で、上下関係や部署の枠を超えたコミュニケーションも活発。困ったときに頼れる誰かが側にいるから、思い切りチャレンジすることができる。

同社は今、海外事業やホテル事業などに挑戦することで、既存のハウスメーカーの枠を超えた進化を遂げようとしている。これからもまだまだ新しい試みを発信していくことになるだろうが、その中心には新しく入社する社員たちがいるに違いない。

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仕入れ、企画、設計、施工、販売、アフターサービスまでを一気通貫して手掛ける飯田産業。社内では多様な背景を持つ人材が活躍している。

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