最終更新日:2025/2/18

セントラルエンジニアリング(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 受託開発
  • 機械設計
  • 自動車・自動車部品
  • ソフトウエア
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
東京都、神奈川県

取材情報

採用活動について伝えたい

採用担当者が語る“人が育つ”セントラルエンジニアリング

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モノ作りに情熱を燃やす若い力を支え、伸ばしていく仕組みが整う

市川 智彦さん
人材開発部 部長

60年以上の長い歴史を誇るセントラルエンジニアリング。現在、創業の原点である「受託開発」事業を強化していこうとしている。自らが主体性を持ち、総合的な視点からモノづくりを展開する受託開発で活躍する人材を、今後は重点的に育成していく方針でもある。この分野ではどのような強みがあるのか、また高い技術力を兼ね備えた人材をいかなる形で育成していくのか。採用方針なども含め、人材開発部の部長である市川さんに話を伺った。

先輩たちからのエール

受託開発を長年にわたって手掛けるエンジニアリング室の前田さん。「自分が主体となってモノづくりを進め多ジャンルにわたって知見を広げられるのが当社でのやりがいです」
若手たちと談笑する前田さん。「就職活動は企業の内部を知る貴重な機会。多くの働く人に触れてどの道を進むかを選んでください。その選択肢が当社ならば嬉しいです」
「モノづくりはヒトづくりから始まります。 エンジニア一人ひとりが活躍できるフィールドを提供します。」(市川さん)

受託開発を通して、社会に寄与するモノづくりを推進する

私たちセントラルエンジニアリングは、約62年前、電気分野の設計・製造の受託開発を専門とする技術者集団として誕生しました。以来、時代の変遷とともに自社開発、自社製品、技術者派遣と事業のすそ野を拡大しながら、日本のモノづくりの根底を支え続けています。

創業時から強みを発揮している受託開発とは、お客さまのオーダーをもとに、開発、設計、試験、評価、一部では製造も含め、一気通貫してモノづくりを請け負う事業を意味します。当社の場合、受託開発では社会インフラというべき領域で多大な実績を残しており、ダム関連や車載、医療機器などを幅広く手掛けてきました。

中でも代表的な存在は、自社製品として発売している「屋外拡声用電力増幅装置」です。全国各地の自治体が設置している防災無線に用いられており、既に4万カ所以上での採用実績を有しています。地震や津波などの災害時に、鮮明な音をより遠くまで届けていくために当社の増幅装置は極めて重要な役割を担っています。

いずれの分野においても有事には間違いなく機能しなくてはならない重要なモノづくりを手掛けているだけに、エンジニアたちは自分の技術にプライドと責任を持ちながら日々、切磋琢磨しています。受託開発担当の仕事を見ていると、作ったモノを何回も何回も試験している姿が見て取れます。別部署の私の立場から見ても、人命につながるモノづくりを進めている以上、絶対に間違いがないように徹底的にこだわっているのがよくわかります。

受託開発という機能を持っているだけに、メーカー各社からは「技術力が高いエンジニアがそろっている」との高評価を受けており、技術者派遣でも開発・設計といったモノづくりの上流を担うケースが多くなっています。案件としても機械、電気、情報とあらゆる分野にまたがっているため、同じ受託開発でもプロジェクトの種類を超えて異動ができますし、他社のモノづくりを学ぶためにも技術者派遣にかかわって視野を広げることもできます。エンジニアにとって選択肢が多いのが当社の強みです。

企業理念に掲げるのは「家族に誇れる会社であれ」。社会に生きる誰かに貢献する製品を作り上げるエンジニアの背中は家族にとっての誇りにほかなりません。この理念を体現する人材を育て上げるために重要なのは、“長く務め上げ、成長し続ける”ことだと考えています。

充実の教育を通してポテンシャルのある人材を育て上げる「育成選考」を実践

社会貢献性の高い分野の開発は完成まで長い時間がかかるもの。自動車ならば約5年、プラントまわりでは10年という時間が当たり前のように必要となります。だからこそ、当社ではエンジニアが“長く勤め上げる”環境作りが重要だと捉えています。そのためには人が成長し続けられる会社作りが欠かせないと考え、さまざまな取り組みを進めてきました。例えば、新卒に関していえば内定後から研修を開催し、機械、電気、情報、その他さまざまなカテゴリごとに学びを深めてもらいます。

また、当社は内定者研修に注力しています。面接などを通して学生の話を伺っていると、理系の学生は専攻分野を生かして働きたい思いが強い反面、学生時代のどの学びが仕事でアウトプットできるのかがわからないとの声が聞こえてきました。そこで、内定者の段階から専攻領域の復習も含めて“技術の壁打ち”を進めることで、エンジニアとしての土台作りの支援に乗り出しました。このように、当社は会社として学ぶ意欲に応える場所づくりを進めてまいりました。

内定者研修を始めて4年ほどが経っていますが、「内定者段階から学べるのが当社を選ぶきっかけとなった」との声も聞こえています。おかげで当社としても「育成選考」という視点を強く持っており、現時点のスキルや技術ではなく、意欲やポテンシャルのある人材を育て上げ、配属先に送り出していくことを重視しています。この3~4年は社員の定着率が大きく向上していますが、スタート段階で迷わずに済むのがその要因の一つになっているかもしれません。

当社が綿密に新人教育を行っている点を評価してくださるクライアントも多く、技術者派遣で言えば他社よりもかなり早い段階でほぼ全員の配属先が決まるのが通例です。内定者研修時代の情報はデータで可視化されており、それぞれがどんな場所で輝くのかが見えやすく、企業側もマッチする人材を選びやすいというメリットがあるのです。配属後でも、担当のクライアントや派遣先が変化するたびに実施できるキャリアアップ研修も用意しています。その人の描く未来に合わせてキメ細かく支援していきます。

新しい技術の開拓の先頭には、若い人材が立ち続けてほしい

先人が積み上げてきた世の中にとって欠かせない技術力を武器に、当社は60年以上の歴史を積み上げてきました。この先100年企業に向けて進んでいく中で、より厚みある技術を社内に蓄積しなければ、技術がどんどん変化する今の時代では生き残れません。だからこそ、自社独自製品の開発、新プロジェクトの立ち上げなどに積極果敢に取り組むことで、より世の中に必要とされる技術を発信していくのを目指しています。

そうした新領域開拓の先頭には何にも縛られない若い力が立つべきです。業界に限らず、経験を重ねれば重ねるほど現実的になってしまい、「これはできない」「間違いがあってはいけない」とチャレンジに腰が引けてしまうこともあります。しかし、柔軟な思考を持つ若手ならば、忌憚のない斬新なアイディアを駆使し、ベテランでは思いつかないような世界を切り拓いてくれると期待しています。

今後、当社では受託開発に注力し、2025年度採用からは受託開発を目指す人材にスポットを当てた採用活動を進めていきます。

社会人という未知の領域で、不安になる部分もあるでしょう。当社では会社を挙げてサポートをしていきますので、失敗を恐れることなく、0から1を生み出していくようなチャレンジを行ってほしいです。

学生の方へメッセージ

受託開発の先頭に立っているエンジニアリング室では、元来、どちらかというとハードウェア面で強みを発揮してきました。今後は車載分野を主たるターゲットにしながら、ソフトウェアも含めた総合的な案件への取り組みを目指していくつもりです。幸いにも当社はエンジニア派遣や構内請負を通して実績を残していますので、他事業との連携を深めながら、新しい領域を開拓していきます。

また、医療機器は部署内でも比較的新しい分野ですので、ここをさらに広げていくことで世の中に役に立つ技術を提供し続けていく当社の使命を全うしていくのも目指しています。さらには電気電子分野では上流の強電分野などでも可能性があるのではと、可能性を模索しているところです。

未来に事業を、会社を繋いでいくためには、これから入社する新しい力には大いに期待しています。知識面は入社してからいくらでも学べますから、前向きに、諦めない心で新分野にチャレンジしていく姿勢を持っていれば、さまざまな背景を持つ学生を受け入れていきたいと思っています。

設計の仕事というとCADに向き合う時間が長いと思われがちですが、それは仕事の半分の時間に過ぎません。顧客や同僚、協力会社との対話を重ねながらあるべき形を検討していくことになるだけに、学生時代のうちからコミュニケーション力に磨きをかけるのをおすすめします。
<エンジニアリング室 室長・前田 伸昌>

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エンジニアリング室を引っ張る前田さん。「若い人には失敗を恐れずに経験をしてほしいと思っています。失敗から学んで次に向かうという姿勢が成長の力になるはずです」

マイナビ編集部から

セントラルエンジニアリングでは、文字通り多彩な領域で技術を発揮し続けている。防災、セキュリティ分野においては自社開発製品を提供し、大きなシェアを誇っているのは代表例だろう。また、輸送機器、プラント重工業、電気電子通信、IT、建築設備など幅広い分野への開発支援を行っているが、その多くはモノづくりの企画から設計開発、製造、品質保証までのすべてにおいて総合的な視点からかかわっている。技術者派遣や構内請負といった事業も含め、まさにあらゆる角度から日本のモノづくりを支え、守り抜いてきた。

内定者研修をはじめとする教育研修も充実しているのは大きな安心材料だ。その舞台となるのは秋葉原にある「A-LABO」。研修やキャリアップセミナー、エンジニア交流会などが介されるほか、自習スペースも設けられており、エンジニアとして飛躍するための多彩な機能が網羅されている。「A-LABO」をフル活用すれば、おのずとさらなる高みに向かって走り出せるはずだ。

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受託開発を軸にセントラルエンジニアリングはさらなる飛躍を目指している。ちなみにダム放流システムは数十年にわたって同社が請け負ってきた“原点”となる案件だという。

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