(株)やまひろ

私は商品開発部の中でもアイスを担当しています。
主な仕事としては、工場で製造する為の生産書類の作成、パッケージデザインや原料規格書の確認等を行っています。安定した製造ができているか、実際に工場に行って確認することもあります。
以前まではアイスの試作にも携わっていました。試作では製品構成や配合の検討、調合、味を決める風味決め、成型、試食、再検討を繰り返し一つの商品を作っていきます。風味決めは0.01グラム単位で味の調整を行うこともあり、担当者によって個性が出るところでもあると感じました。
自分で決めた味が商品として販売され、口コミでリピートしたいという意見を見た時はとても嬉しかったです。

私の仕事のやりがいは、やはり自分が携わった商品がお客様の手に届き、その感想を見た時だと思います。
私が試作を担当し、お客様からリピートしたいという意見をいただいた商品があります。その商品は実際に販売されているお菓子の味を再現するアイスでした。おいしいだけでなく、再現性が重要な為、何度もお菓子の味を確認し、風味決めで味を微調整し、色素でお菓子のイメージに近くなるよう仕上げました。人生の中で一番お菓子を食べたと思います。発売が決まった時点でもやりがいを感じましたが、お客様の感想を見てより達成感と自信にもなりました。
商品の評価は自分の評価と思い、日々お客様に喜ばれる商品づくりに携わっています。

小さい頃から食に興味があり、多くの人の手に渡る商品に携わりたいという思いから、食品メーカーを中心に就職活動をしました。
選考に参加するまでは知らない会社でしたが、当時アルバイトをしていたコンビニエンスストアで取り扱っている商品の中に「製造者　やまひろ」の文字を見つけ、こんな身近にあったんだと驚きました。その後もやまひろ製造の商品を多く目にし、身近にある商品に携わりたいという思いが募り、内定を頂いたやまひろに入社を決めました。
選考途中の工場見学も入社への思いが募った理由のひとつで、実際に働く現場を自分の目で見れたことで将来を想像しやすくなり、就職活動を楽しく感じることができました。

知識を深めることです。工場へ製品確認に行くことが増え、知識不足を痛感します。学校のように教科書はないので、過去の製造データを確認したり、工場の方に直接聞いたりして少しずつ知識を深めています。
新しい製品を作る際、商品開発部がメーカー様と工場の間に立ち、できること・できないこと、提案次第で対応可能なこと等を検討することもあります。そのため、自分の会社で対応可能なことを知っていないと、新しいものを作ることはできません。やまひろでは多くの商品を製造していますので、どの商品についても対応できるよう、もっともっと知識を深め、知っていきたいです。