最終更新日:2024/7/26

大黒天物産(株)(ラ・ムー、ディオ)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • スーパーマーケット
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 物流・倉庫
  • 商社(文具・事務用品・日用品)

基本情報

本社
大阪府、岡山県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

成長企業だからチャレンジできる、任される喜びを味わえる。

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店舗運営から物流管理まで経験する入社5年目の先輩の姿に密着!

創業から「どこよりも安く」をコンセプトに37期連続増収を続ける大黒天物産(株)。店舗運営からモノづくり、IT、不動産、農業などさまざまな分野を持つ同社で、物流マネジメントに挑戦する先輩をインタビュー。

■乗富 大地さん
物流戦略室 マネージャー
2019年入社/大阪産業大学経済学部卒業

\先輩の仕事場拝見/

マネージャーの仕事はパズルのような感覚もあると乗富さん。RMセンターの頭脳となり、ヒト・モノ・カネ・情報をマネジメント。パズルがはまった時の達成感は格別だ。
「どこに誰を配置するか、何の商品を置くかにより、1日のスピードが変わります。全体の指揮を執りながら、より良い方法を生み出せるよう日々改善に取り組んでいます」
自動倉庫からベルトコンベアを通過し、絶え間なく商品が流れていく中国物流RMセンター。最先端機器やシステムを導入し、省人化や効率性を進めているところだ。

自己分析を重ね、接客がしたいと小売業界へ。副店長、店長とキャリアアップを実現!

最初は漠然と営業職を志望していましたが、徐々に営業=ずっとパワフルにガツガツしているイメージを抱くようになりました。あらためて自己分析を行い、人と接する仕事がしたい、一緒に働く人を重視したいと絞り込み、合同セミナーを通じて当社と出合いました。印象的だったのは、人事の方の引き出しの多さ。会社といえば堅いイメージでしたが、セミナーで人前に立つ姿とフランクな部分の両面を使い分ける姿に憧れ、こんな大人になりたい、この人が働く会社で働きたいと当社を志望しました。また、ポジティブな考えが好きな私にとって、『食を通して人々の暮らしを豊かに変えていく』という当社の考えに共感することができたのも志望理由の一つです。

入社1年目は、社内で1、2位の売上を争う加古川店に配属。野菜や果物を扱う青果部門、菓子や食品、飲料などを扱う加工食品部門、鮮魚部門の3部門を4~5か月毎にまわるジョブローテーションを経験しました。その上で、どの部門で働きたいかヒアリングがあり、配属先が決まります。私は、加工食品部門に配属。入社3年目で副店長に昇格することができました。副店長になると、店長不在時の責任者となり、責任感が強まります。プレッシャーも感じましたが、不安な時でも相談に応じてもらうなど、新人時代から成長を応援してくださるみなさんに支えていただき乗り越えることができたと思います。一方で、副店長として指導する立場となり、時には厳しいことを伝えなければならないこともあるなど、貴重な経験ができました。

その後、1日約60~80人が働く加古川店から1日約20人が働く北須磨店へ異動。2~3か月後には、京終店の店長に昇格しました。店長になると、店舗全体の見回りをはじめ、全従業員の管理など、視野を広げる必要があります。売上管理や発注などのメンテナンス業務ほか、1日の店舗の様子を見ながら夕方の配置決めや夜間の従業員への引継ぎ内容をまとめるといった、細かなマネジメントができるよう取り組んでいました。その中でも、私がこだわっていたのは、数字管理です。店舗の売上は、1日平均でも何百万円という規模になります。平日でも、もう少しで週末のような数字に届きそうな時は、従業員みんなに声を掛けながら品出しやメンテナンスに注力。その結果、目標の売上数字に届いた時には、みんなで一緒に大きな達成感を得ることができました。

売りたい商品を売れる面白み、お客様の「ありがとう」の言葉が日々のモチベーション。

わずか1年で10店舗、20店舗と驚異的なスピードでの店舗拡大を実現している当社では、若手社員にも積極的にチャンスが与えられます。入社3年目で副店長、さらに店長へとスピードある成長ができるのも大きな魅力。通常ではまだ担当させられないような責任ある業務も任されるため、得られる経験値は計り知れません。もちろん、それだけに新しいこと、分からないことを一生懸命に学ぶ姿勢が求められる会社ですが、振り返るとその毎日はとても充実し、楽しいものでした。これまでに経験したことがない問題や課題が発生しても、自分なりに考え、周囲に相談し、無事解決できたり、目的を達成できたり。大きなやりがいを感じることができたと思います。

店舗運営で最も嬉しいのは、お客様に「ありがとう」と声を掛けていただける瞬間です。常連のお客様から「また来るね」と言っていただけるのも嬉しいですし、売りたい商品が売れる小売りならではの面白みも体感できました。先輩や上司、パートさんから業務を教えていただきながら少しずつ任されるようになり、入社半年後には売り場づくりの楽しさを知ることができたと思います。店舗時代に特に印象に残っているのは、週1回ペースで行う鮮魚の朝市です。まるで本当の市場のように商品を並べ、店頭でお客様を呼び込んでいくのですが、お越しいただくお客様もみんな笑顔。朝から活気に満ち溢れ、そのままの温度感で充実した1日を過ごすことができていました。

2023年10月からは、物流センターのマネージャーに就任。当社では、店舗内のジョブローテーションだけでなく、各部署間でもジョブローテーションしていく制度があります。当初は、知識も経験もない物流業務ができるか不安もありましたが、同時にいろいろな経験ができるワクワク感もありましたね。現在の仕事は、出荷するための配車を組んだり、何台トラックが必要なのかを確認し、各運送会社に伝えたり、入荷予約の割り振りなど、主に入出荷の管理をしています。また、現場の人の配置や人件費のコントロール、商品管理や在庫管理なども私たちの仕事です。棚卸の作業を行い、ベンダー(卸問屋)や派遣会社とのやり取りなど、業務は多岐に渡り、現在はマネージャー3名体制で日々の仕事に取り組んでいます。

店舗運営を支える上流部分で活躍。自分らしいキャリアビジョンを描ける環境も魅力!

振り返ると、社会人としての学びの中で特に多いのは、人との接し方かもしれません。物流センターには、加古川店の約2倍、100名前後の従業員が働いており、マネージャー3名体制でマネジメントしています。シフトを組み、現場をコントロールしながらセンターの稼働を支える仕事は大変なものですが、その分やりがいも大きいですね。物流センターの役割は、店舗に商品を届ける川上の役割。中国DCとして岡山から西日本側にある約120店舗分の商品を出荷しています。センターがきちんと稼働していなければ、店舗運営に支障をきたし、何よりもお客様に幸せを届ける根幹となる部門の役割を果たせません。その意味でも、責任感がより強くなりました。

また、RMセンターには約1万3,200パレットを全自動で入出庫できる、業界でも先端的な自動倉庫があります。これらがあることで非常に管理しやすい環境が整っています。例えば、在庫管理や消費期限管理でも人手を使わなくて済み、データ化によってヒューマンエラーが出ないよう管理され、業務もスムーズに行えます。その中で、私が特に重視しているのは業務のスピード感。スピード感を持ち仕事をすれば、自分たちの時間が増えるはず。その分、いろいろな経験ができ、新しいことを覚えられるという気持ちで取り組んでいます。また、マネージャー3名は同世代。普段からチームワークがとても良く、公私ともに交流を深めることもできています。

さらに、当社の魅力はいろいろなキャリアを描くことができることではないでしょうか。私の場合は、人が好きということや入社のきっかけとなった人事の方のような存在になれたらと、新卒採用に携わりたい気持ちがあります。採用活動を通じて、学生のみなさんにありのままの会社の魅力を伝えたいですし、苦労したこと、乗り越えた経験など、やりがいや楽しさもすべて自分が経験したものを学生に向けて話したいと思っています。その想いを先輩や上司、同期と話す機会があるなど、非常に柔軟な会社だと感じています。そんな当社の最大の魅力は、「人」の部分。誰もが接しやすく、明るく元気で、分からないことがあればすぐに教えてもらえる環境があります。風通しの良さもあり、クリアな会社だと感じますね。食を通して人々の暮らしを豊かに変えていくという想いとともに、地域のみなさまの役に立てる仕事であることも当社で働く上での大きな誇りです。

学生の方へメッセージ

企業研究では、自分がやりたい仕事を探すことも大切ですが、そこで働く人々の姿を知ることも重要な選択基準になり得ます。私はその部分を重視していたこともあり、職場環境に恵まれていると感じながら働くことができています。最初は分からないこともあるかも知れませんが、感覚的に感じるものもあると思いますね。

一方、当社に目を向けるみなさんには、企業理念に注目して欲しいと思います。また、物流部門のマネージャーを務める私としては、物流・運送業界の「2024年問題」と直面していますが、お客様に商品を届けるためにもさまざまな改善部分を見つけ、より良い対応ができるよう考えることが大切なこと。商品を届けるいちばん上流の部分の動きを最小限に抑え、製造元からお客様の手元に届くまでの時間をできるだけ短くできるようにするなど、ヒト・モノ・カネ・情報の管理を進めていきたいと思います。実際、RMセンターでは入庫から出庫まで商品が24時間以内に出ていくイメージでまわしています。規模としてはとても大きいため、現場のコントロールが上手くいけば何時間と短縮できるなど、商品や人の配置で1日の仕事の流れが大きく変わることもあるので面白みも十分にあります。とはいえ、物流に携わるようになりまだ1年目。奥が深く、学ぶことも多いと感じています。これからも上司に教わりながら、一つひとつ吸収していきたいと思っています。(乗富さん)

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約120店舗に商品を出荷する中国物流RMセンター。地域の人々のため、そして“商品を店舗に届ける”ために、悪天候時も事前に対策を行うなど、店舗運営の根幹を支えている。

マイナビ編集部から

社名に「すべての人々に福を与える大黒天様のような企業になる」という由来を持つ大黒天物産(株)。日本中に安さを届けることは、日本中に豊かさを届けることに貢献できるはず――と小売業界の仕組みを変え、独自の流通ノウハウを築く同社は、業界でも注目を集め成長を続けている。

大切にしているのは、“自分を変え、会社を変え、社会を変える”という理念。一人ひとりが主役となり、大小関わらず自分なりの目標を掲げ、迷うことなく前に進めるポジティブな環境があるのも同社の魅力だろう。今回、取材した乗富さんも早い段階から副店長を務め、スピードある店長昇格を実現。現在、店舗運営を支える物流センターのマネージャーを任されている。いろいろな経験ができることが楽しいと話す乗富さんが今後めざすのは、自身も大きく影響を受けたという人事部門だという。物流の奥深さを学びつつ、人間性を磨き、学生に多くを伝える人になりたいという“欲張り”な人生を描けるのも同社ならではの環境だ。

「仕事を楽しむことも大切ですが、時には乗り越えなければならないこともあります。そんな時は、自分なりに発散できる趣味を持っているといいと思いますよ。私の場合は、サッカーやゴルフ。つい先日、所属するサッカーチームでリーグ優勝するなど、プライベートも充実できています!」と乗富さん。仕事もプライベートも一生懸命になれる最高のステージがここにある。

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多くの商品が24時間以内には搬入出される物流センター。2024年問題対策として車両の予約システムを構築するなど、業界の課題にも積極的に取り組み、信頼を集めている。

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