(株)ニチイケアパレス

――ニチイケアパレスを選んだ理由を教えてください
佐藤／大学では英語学科を専攻していましたが、就職活動は福祉業界やブライダル業界など幅広く見ていました。一番の決め手は社風や社員の人柄です。ホーム見学時に感じた雰囲気が良く、こういう人たちと一緒に働きたいと思いました。

安藤／私は福祉学科を専攻し、社会福祉士の資格取得を見据えて就職活動を行っていました。ニチイグループという安定した経営基盤と、キャリアプランの選択肢が多いことが魅力的と感じた点です。

吉成／私も福祉学科の専攻で、介護福祉士の資格を取得する前提で就職活動を行っていました。キャリアチェンジの幅が広いことに加えて、選考中に担当してくれたリクルーターの人柄に惹かれて、ここで働きたいと思いました。

――新卒フォローアップ研修で印象的なものを教えてください
佐藤／入社後に1週間行われる入社時導入研修では、座学だけでなく、新入社員同士で介助のロープレをしたのでイメージが湧きました。配属後に約3カ月行われたOJT研修で、日によって異なる業務内容を一つ一つしっかりと覚えられたのが良かったです。

安藤／入社前に取得する介護職員初任者研修では、基本的な介護の知識や技術を学べたので心構えができましたし、教わったことがすぐに実践で役立ったので安心感につながりました。

吉成／私も入社前に介護職員初任者研修を取得できて良かったと思います。他にも入社前にたくさんの研修があります。その中で、同じエリアに配属される同期と出会え、配属後も連絡を取り合う仲になれたので心強かったです。

――介護職でやりがい感じたのはどんなときでしたか？
佐藤／直近だと、お看取りしたお客様のご家族がアメリカからご挨拶に来られて「とても丁寧に見ていただいて私たちも感謝しています」と言われたときには、思わず涙しました。この仕事をしていて良かったと思えた瞬間でした。

安藤／それは胸にグッときますよね。私は、入居したばかりで緊張気味だったお客様が少しずつ心を開いてくださって、笑顔を見せてくださったり、会話が増えたりすると「距離が縮まった」と思えてうれしくなりました。

吉成／車椅子の方や寝たきりのお客様から「あなたがいてくれて、生きていて良かった」と言っていただいた時は本当にうれしかったです。自分の存在意義を感じられて、ここで働いていて良かったと思えました。

――キャリアアップ・キャリアチェンジを考えた理由やフォロー体制について教えてください
佐藤／将来は本社の教育研修課で介護職員の育成に携わりたいと考えていました。その一方で、ホームの運営やマネジメントなども経験したい思いもあり、介護現場でスキルや知識を身に着けた上でキャリアチェンジしようと決意。当社では昇進時に研修があります。私は入社5年目に介護チーフへ昇進した際に参加し、必要な業務内容や役割を学びました。

安藤／資格を取得次第、大学時代に学んできた社会福祉の知識を活かせる生活相談員へのキャリアチェンジを目指していました。
そして、今年から生活相談員へのキャリアチェンジを実現。生活相談員はご家族からの相談を受けたり、医療機関などと連携したりなど、社外とのやりとりが多い仕事です。キャリアチェンジが決まった際には、他ホームへ行き、そこで生活相談員として働いている先輩から業務内容や実際の働き方を学びました。

吉成／私は居宅介護と訪問介護で得た知見を生かして違う業務領域で働きたいと思ったのと、新しいスキルや知識を身に付けたいと考えたからです。その矢先、本社総務は施設運営を支援する立場と知り、介護現場の職員が働きやすい環境づくりに貢献したいと思うようになりました。それからキャリアチェンジを視野に入れ、入社5年目で総務に異動しました。

――キャリアアップ・キャリアチェンジを経て成長したことは？
佐藤／介護チーフの役割は、現場を見つつ後輩と上司をつなげること。加えて、後輩たちを指導してまとめなければなりません。後輩たちをリードするのは試行錯誤が絶えませんが、自分の働きかけでみんなが一丸となるとうれしくなりますね。上司として背中を見せようと思えるようになった点は成長できたように思います。

安藤／入居されているお客様はもちろん、ご家族が納得のいくサービスを提供するために立ち回ることが私の役割。それをしっかり果たすためには広い視点での提案が欠かせません。社外の声や状況も踏まえて提案できるようになったところは成長できた部分だと思います。

吉成／総務部ではお客様の契約更新、施設の通信環境の整備や安定経営につながる経費削減案の企画立案などを行います。異動したばかりの時は何もわからない状態でしたが、一人で対応できた時は自分の成長を実感しますね。

――皆さんが考えるニチイケアパレスの魅力を教えてください
佐藤／当社は現在、首都圏を中心に関西・東海エリアにも拠点を持っています。介護付き有料老人ホーム以外にも居宅介護支援・訪問介護事業所など幅広く事業を展開しているので、多くの方のニーズに応えられることが魅力と感じます。働く側にとっては、キャリアアップ・キャリアチェンジの選択肢がいくつもあることはありがたいですね。

安藤／さまざまな形態や規模の施設があり、多様な経験を積めるのでとても貴重だと感じています。施設ごとに特徴は異なるので、同じ業務でも立ち振る舞いが変わり、経験値が高まります。知見が広がるのは当社で働くからこその魅力だと思いますね。

吉成／私は本社に異動する前に3拠点で働きましたが、どのホームも働きやすい環境でした。一番の理由は人の良さ。どこに行ってもみんな親切で、フォローをしてくれるので挫けずに働けました。当社の一番の魅力は「人」だと感じます。

佐藤・安藤／本当にそうだよね！

――今後の目標を教えてください
佐藤／後輩を指導する立場になり、今まで以上に知識が必要と感じているので、当社の独自制度『プラチナ介護職』になることが今の目標です。認定基準となる4つの資格のうち3つの資格は取得したので、残すは「認知症ケア専門士」の資格のみ。2024年までには取得したいです。

安藤／ずっと生活相談員を目指してきたので、日々の業務に専念してキャリアを積んでいくことが目標です。生活相談員は相談・連絡業務が主ですが、看取りの状態の方をどのようにケアしていくのかも考える必要があるので、まずは「終末期ケア専門士」の資格を取得して、自分の意見をしっかり言えるようになりたいと考えています。

吉成／総務はあらゆる施設の窓口なので、常にたくさんの問い合わせがあります。施設からの質問や相談にすぐ対応できるように知識やスキルを得て、各施設にとって心強いと思われる存在になりたいですね。お二人のようにこれという必要な資格はありませんが、数字が必要な業務があるので簿記なども学びたいと考えています。