学生の皆さんには、各事業への関心に加え、事業の背景にある「理念」についてもぜひ考えていただきたいと思います。仕事で辛いことがあった時には、なぜ自分がこの会社を選んだのかという理由が必ず支えになるはずです。「自分は何に心がときめくか」、「何に心が動かされるか」など、ぜひ考えてみてください。
バヌアツで体験した現地の生活は、日本に比べとても不便でしたが、人々は不幸せだとは思わないと答えてくれました。幸せの尺度は人それぞれであることに改めて気付かされたのですが、災害によって命を失うことは、すべての人に苦しみをもたらします。人々の苦しみを少しでも減らすための支援事業に携わることで、日本の子どもたちが集めた1円玉という小さな善意が、バヌアツという異国の地で多くの人のいのちを救っていることを実感する機会をもらいました。このような赤十字ならではの経験を、皆さんと一緒にできることを楽しみにしています。