(株)ノバック【東証スタンダード市場上場】

私は小さな頃から大工さんになりたいと思っていました。家の近所に女性の大工さんがおられ、子ども心に「カッコいい」と憧れていたからです。
大学で建築を学び、就職活動ではさまざまなゼネコンを企業研究。ノバックを知ったのは、大学の先輩が働いていて「おすすめの会社だよ」と聞いたことがきっかけです。私がもっとも重視したのが福利厚生です。ノバックは産休・育休はもちろん、月に2回の帰省旅費補助があることが大きな魅力でした。私は愛媛出身ですので、帰省の負担が少ないのはとても助かります。また現場ごとに宿舎があるなど働く環境が整備されているのも、女性として安心できるポイントでした。

現在は9階建てマンションの現場監督として、施工図面の作成や、図面通りに進んでいるかといった工程管理、品質、安全管理全般に携わっています。また建物が出来上がってからでは確認することのできない隠蔽部の記録写真の撮影、整理なども行っています。
仕事の上で大切にしているのは、人に迷惑をかけないことです。この仕事は、「人にしてもらう仕事」です。現場には、日々さまざまな業種の職人さんが来られ、いろいろな仕事が積み重なって工事が進みます。私の役目は、そうした職人さんが仕事しやすい環境を作ること。施工図面も期限より早く準備するなど、段取りのしやすさを考えるようにしています。

初めて配属された13階建てマンションで、エントランス部分の施工に関わったことです。詳細図面を作成し、タイル屋さんや、壁や天井の下地を組む軽天屋さんと打ち合わせしながらやり遂げました。とてもお洒落なマンションでしたから、きれいに出来上がった時は本当に嬉しかったです。エントランスという「マンションの顔」部分を任されたことに、大きなやりがいを感じました。
配属当初は分からないことだらけでしたが、その分一つ一つが分かってきた時の喜びはたまりません。私は好奇心旺盛なので、謎が解けていく楽しみの方が大きかったですね。完成が近づく頃になると知識も蓄積されてきて、職人さんに頼られることも多くなってきました。「本当に1年目？」と聞かれた時は、少し誇らしい気持ちになりました。

地図に残るような仕事ができることです。一つとして同じ建物がないので、常に新たな発見があり、どの現場でも新鮮な気持ちで臨めます。また「人」の優しさもノバックの魅力。面倒見のいい先輩ばかりで、1聞けば10返ってくるような環境です。これは本当にありがたいですね。
私はノバック初の女性施工管理ですが、社内でも現場でも女性であるギャップは全く感じません。逆に職人さんからも優しく接してもらえるので、毎日楽しく仕事しています。同期に女性施工管理者がいるのも心強いです。また充実した福利厚生でプライベートと仕事の両立もしっかり出来ますよ。私は女性施工管理のモデルケースになりたいと思っています。

学生のうちに施工管理技士2級などの資格を取っておくといいと思います。資格があれば面接でのアピールポイントになりますし、内定獲得に有利になるかも知れません。社会人1年目は仕事を覚えることで精一杯なので、時間に余裕のある学生時代を有効活用するといいですよ。私は1級建築士の資格取得に挑戦します！