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最終更新日:2024/10/9
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取材情報
奥が深く高度な知識が求められるフィールドで長きに渡り活躍を続けているエンジニアたち。彼らはこの仕事のどこに原動力を感じているのだろうか?
■O.Tさん<千葉 東日本建設センター 制御技術部 2001年入社>■N.Yさん<プラント本部 統括センター 1991年入社>
製鉄所の規模って想像できますか?実は一つのラインだけでも600mを超えるものもあり、そのスケール感、迫力は見る者の心を掴んで離しません。でも実はそんな巨大設備もわずかのオペレーターにより操業管理されているのです。それを可能にしているのが設備の自動制御技術。当社はその一端を担っています。ひとくちに制御システムといっても、その種類は実に多彩です。以前手掛けた案件で対象としたのは、「オートステアリング制御」という、タイヤの直線走行をサポートするためのもの。当社ではそれまでに受注の実績がなく、全てが手探りの状態でした。それでなくとも、設計の段階では実際に機械を動作させることができないため、ある程度機械の動作を想定しながら設計を進めて行かなければなりません。想定外のトラブルが幾度も起こり、その対策についても参照するものがなく、非常に苦労しました。しかしその分、現地でいざ設備を立ち上げたときに、自分の想定どおりに機械等が作動したときの喜びはひとしお。装置の設計にはおおまかなルールや規則はあるものの、細かい部分は自分の頭で考え、自由に設計を行うことができます。そこが、私にとってのこの業務の魅力です。<O.Tさん>
当社の事業のひとつに電気設備工事があります。設備が稼動するため、施設に明かりをともすため、普段あまり意識することはありませんがなくてはならない存在です。当社はその電気設備工事において現場代理人業務を担います。私たち現場代理人は、工事の運営や施工管理(品質・原価・工程・安全等)を行うとともに、電気工事の現場で生じる一切の事項に関する責務を負う「社長の代理」として、会社の看板を背負っているのです。担当していた太陽光発電設備の案件は、総容量17メガワット、18万5,000平米の土地に6万8,000枚の太陽光パネルを敷き詰めるというもの。このような大規模工事を完遂させるには、かなりの数の人員を適切に統制し、無駄なく作業ができるように指揮・監督していかなければなりません。他にも発注者やゼネコンなど関わる人は多彩で、皆それぞれ立場が違うわけですから、当然意見の相違も生まれます。しかし、良い仕事をするには関係者と良好な関係を結ぶことが欠かせません。常に協調性を重んじつつ、時には駆け引きも必要。だからこそ、この業務では単なる技術面での力だけでなく、統率力や交渉力を兼ね備えたオールラウンダーとしての自分の能力を発揮できる場でもあります。肉体面だけでなく、精神的な強靭さも求められる仕事です。施工管理の仕事は、着工から竣工までの過程で一貫して電気設備のプロとしての責任を持ち、完遂させなくてはいけません。自身で作成した計画書・図面に基づき作業指示をし、その通りにできているかの指揮・監督を行う。もちろん工事が進む中で苦労することもありますが、計画通りにできたときにモノが成果として表れ、自己の満足度へ繋がります。また、原価管理においても自身の創意工夫や設計変更の提案で利益向上へ繋がりますので、さらに成果を得られるのです。加えて自分でも満足のいく出来栄えのものについて、お客様からの賞賛の言葉をいただけると今までの苦労が報われ、達成感を感じることができます。<N.Yさん>