(株)合田工務店【GODA】東京本店

　現場所長（施工管理）をしています。施工管理は大きく分けて、建物の品質を管理することと、決められた期間内に建物を完成できるように、工程を管理すること。もうひとつが、職人が安全に作業が出来るように管理することです。建築規模は数億円のものが多く、全てのことが自分で管理することが出来るので、覚えることが多い分、成長するのも早いです。

　施工管理者に向いている人は、いないと思います。また、出来ない人もいないと思います。施工管理者としてこれが正しいというやり方はなく、100人いたら100人のやり方があります。重要なのは自分にとって向き不向きを理解して自分にあったやり方を身に付けることです。

　仕事を始めると長期休暇を取るのが大変難しく、海外旅行に行く機会が減ってしまいます。なので学生時代に海外旅行に行くことを勧めます。私は学生のときに、イタリアに行きました。イタリアで見たいろんな風景を今でもはっきりと覚えていて、いろんな刺激を受けました。これは今を生きていくための糧になっています。

　家族のような同期にめぐり合えました。大手の会社とは違って入社した同期は15人程度しかいなく、すぐにみんなと打ち解け合いました。同期の集まりでも、人数が少ないので、みんなで集まることが出来、今では自分にとって欠かすことの出来ない存在です。会社としても東京だけで200人程ですので、直ぐに名前を覚えて打ち解けることが出来ます。

　建設業は仕事を始めてからもずっと勉強が必要です。学生と社会人はまったく違います。学生はお金を払って授業を受けて勉強します。社会人になったら仕事をしながらいろんなことを、教わってお金をもらいます。責任感のない仕事はひとつもありません。責任感があるからこそやりがいがあります。それを知って就職活動をがんばってください。また今の学生生活を楽しんでください。