最終更新日:2024/4/4

学校法人東洋大学

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  • 既卒可

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業種

  • 学校法人
  • 教育

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

学生のために、未来のために。より良い大学づくりに挑戦する職員たち。

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ジョブローテーションで多種多様な業務に挑戦する醍醐味とは?

学校職員の仕事は大きく教学部門と法人部門の2つに分かれる。「改革の東洋」と呼ばれる同学では、具体的にどのような挑戦が行われているのだろう。それぞれの分野で活躍する3人の先輩に話を伺った。

波多野 瑠さん
板倉事務部板倉事務課/2019年入職

齋藤 白帆さん
経営企画本部事務室経営企画本部事務課/2017年入職

小池 光平さん
教務部法学部教務課/2018年入職

先輩たちの横顔

板倉キャンパスの事務課では多種多様な業務を経験できる。「学生との距離が近いことや、業務の因果関係など、繋がりがよく見えます。成長が早いですよ!」と波多野さん。
赤羽台キャンパスの新学部開設プロジェクトにも参加。「開学後、学生が新しいキャンパスで過ごす姿を見て、陰ながら役に立てていることに感動しました」と齋藤さん。
有休やテレワークを活用しながら、初めての子育てに奮闘中の小池さん。「プライベートへの理解がある職場なので助かっています。パパ育休を1年間取った先輩もいるんです」

キャンパス移転に伴う校舎の新設・改修を担当。クリエイティブな業務を楽しんでいます。

私の就職活動の軸は、「人生において、なかなか経験できない仕事」に就くことでした。そんな業種は何だろうと考えながら、最初はとにかくいろいろな業種を見ていましたね。そうして出合ったのが大学職員という仕事でした。業務内容が非常に幅広く、ジョブローテーションで多様な経験ができるところに魅力を感じました。部署や担当が変われば、まるで転職したかのように業務内容がガラッと変わる。幅広い業務に触れる機会があり、キャリアが豊かになるわけです。ゼミの先生からの勧めもあって、迷わず母校の東洋大学にエントリーしました。

入職後は、板倉キャンパスの事務課に配属。白山キャンパスには様々な役割の部署がありますが、白山以外のキャンパスではそれらの機能が一つの部署に集約しており、キャンパス運営に関わる様々な経験をさせていただきました。現在は主として朝霞キャンパスへの移転プロジェクトを担当しています。2024年に板倉キャンパスにある学部学科を全て朝霞キャンパスに移転するというプロジェクトを、上長と私を含めた3名で運営。私は校舎の新設と改修を任されています。

教員や他部署から要望をヒアリングし、その要望を設計事務所やゼネコンに施工可能か確認し調整を行います。約100名近くの教員の意見を聴きながらコストも考慮した、最適な教育環境を提案したり、学生目線で利便性を考えたキャンパスアメニティの整備に当たっております。様々な要望がありますが、常に「学生のためになるのか」という軸で思考するようにしています。板倉キャンパスは自然が多く、とても勉強に集中できる環境です。そんな素晴らしさは残しつつ、朝霞のアクセスの良さを活かして勉強以外でものびのびと様々な活動ができるキャンパスを創っていきたいです。

一つ一つの課題を解決しながらキャンパスを創る仕事は、ダイナミックで大きなやりがいを感じます。ハード面の設計が落ち着いた今は、什器や機器の選定、学食を含むテナント業者を決めるソフト面を調整中です。次年度から学生が通い始めると思うと今からワクワクしますね。今回のプロジェクトでは反省点も多々あったので、機会があればまた、こうしたクリエイティブな仕事に携わりたいです。今回の経験を生かせるので、次はもっとうまくできる自信があります。
(波多野さん)

執行部の間近で学校運営における意思決定を支援。スケールの大きな仕事にやりがいと責任を感じます。

入職後に配属された板倉キャンパスの事務課では、大学生活や就職活動に関する学生サポート、高校生へ大学の魅力をPRする入試広報など、多くの業務において学生や教員と密に接しながら幅広い経験を積むことができました。

6年目に白山キャンパスの経営企画本部事務課に異動。経営企画本部事務課は、主に学校法人全体の経営に係る意思決定を支援する部署です。この部署の大きな業務の一つに、学校法人東洋大学の中期計画“TOYO GRAND DESIGN”の策定、推進支援があります。策定した計画に基づき定期的に進捗状況を確認し、担当部署と協議のうえ、必要に応じて計画の見直しや改定を図り、理事会にて報告しています。本計画は学校法人全体における取り組みであることから、議論の範囲は大学だけでなく高校、中学校、幼稚園といった各設置校にも及び、学校の枠組みを超えたスケールの大きな業務にやりがいと責任を感じながら対応しています。

その時々の経営課題に対し複数の部署で取り組むプロジェクトの進行支援も行っています。私が担当する業務の一つに、新規学部の立ち上げプロジェクトがあります。社会のニーズを適確に捉え、高等教育機関としてどの領域を取り扱うのか、将来を見据えた大きな決断に必要となる情報収集と分析を通じて、意思決定の支援を行っています。多くの関係者と打合せを重ねながら検討を進め、会議での提案、意思決定へとつなげていくことを通じて、自分自身の成長を実感しています。初めて配属となった部署とは異なり学生と直接接することはないですが、立場とアプローチが異なるだけで「魅力ある大学づくり」という視点は同じであり、常に学生を第一に考える姿勢は変わりません。

今後は自ら問題を提起し、自分の持つ知識や経験、収集した情報をもとに解決策を提案していける人材になることが目標です。大学に求められる価値が多様化している今こそ、学生や社会に対しより良い価値を提供するために挑戦し続けなければなりません。そのためには、全教職員が当事者意識を持ち、変革を恐れない姿勢が大切であると、強く感じています。
(齋藤さん)

学生が楽しいキャンパスライフを送る。その当たり前をつくる仕事には深い満足感があります。

法学部の教務課で勤務しています。はじめは窓口に立って学生からの依頼や問い合わせに対応しながら教務業務の概要を学んでいきました。入職当初は学生の休退学手続き等を担当し、現在は入試業務や教員が出すお題に関して立論する法学部の恒例行事「法律討論会」の運営、法学部が主催するドイツ語学研修の事務局等を担当。学生の頃の私は教務課の職員と関わることがほとんどなかったので、陰でこんな仕事をしてくれている人がいたんだと驚くことがたくさんあります。

様々な業務を経験する中で一番やりがいを感じるのは、学生と年間を通して関わることができるドイツ語学研修の運営業務です。留学関係は基本的に国際教育センターが主催していますが、語学だけでなく日本の憲法が参考にしたドイツの文化を現地に赴いて肌で学ぶことができる研修を、法学部は独自に主催しています。教員が裁判所などの法関連施設の見学も随所に組み込む行程を考え、事務局がガイダンスの開催、申し込み受付、入金の管理、海外旅行保険の加入、旅行会社への航空券の手配依頼等の準備全般を担っています。

毎年5~6月に準備をスタートし、学生たちは2月にドイツへと出発。どこかでミスをすれば研修を実施できなくなることもあり得ますから、まずは全員が無事に出発した時、肩の荷が下りた気持ちになります。約1ヶ月間の滞在を終えてトラブルも無く戻ってくると、さらに安堵します。私たちの仕事は「当たり前をつくること」だからです。問題なく、滞りなく行程を終えることが当たり前。その当たり前をつくる仕事ができたことに満足感を覚えます。そして、帰国してレポートの提出や単位認定手続きに訪れた学生たちから「楽しかった!」「また来年も参加します」といった声を聞くと、やって良かったなとやりがいを感じます。

私たちの仕事を学生が認識する機会は少なく、直接感謝をされるわけではありません。でも学生の姿から、学生生活を楽しんでいる様子が伝わってくればそれで十分です。大学職員は皆、学生の皆さんに人生を楽しんでほしいと願っています。特に次の選択である仕事は、この先何十年も続けていくもの。どんなふうに仕事がしたいか、どんなライフスタイルを送りたいかというイメージを持って、やりたい仕事をつかめるように頑張ってほしいですね。
(小池さん)

学生の方へメッセージ

中期計画「TOYO GRAND DESIGN 2020-2024」において本学は、新しく価値を創造し、社会の明るい未来を担う人材を育てることを目的としています。そんなベクトルを経営陣と一つにして、「学生のために」動いているのが私たち大学職員です。私たち大学職員も、10年、20年先の未来を見据えて、今どう動いていくべきかを考えます。少数精鋭だからこそ任せられることも多く、大きなやりがいを感じられるでしょう。

職員一人ひとりの成長のために、5年を目処にジョブローテーションを実施。希望も聞きながら個々のキャリアパスを一緒に考えています。教育研修も、職員のアンケートをもとに毎年カリキュラムを刷新。時代やニーズに合ったものに調整をしています。コロナ禍ではできなかったグローバル研修も復活しました。「スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)」終了後も「NEXT SGU」としてグローバル化を自走しながら加速化させていく方針です。

2024年度からはカリキュラム外の自己研鑽にも補助金を出して奨励。皆さんにとって大学は自分自身が成長した場所でしょう。そのことを胸に、大学が今後もより良い形に変化しながら存続するように力を貸していただけたら幸いです。

(人事部 部長/岡田 裕)

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私を成長させてくれたのは大学でした。次世代の学生に対して恩送りをするつもりで本学に入職。悩んだ時は「学生のために」というこの原点に戻っています。(岡田部長)

マイナビ編集部から

東洋大学が求める人材は、「誠実な人・タフな人・行動できる人」だというが、「学生のために、失敗を恐れず挑戦し続ける人」と言い換えることができるだろう。「学校経営を担うことを意識すれば、自分にできること、やるべきことが見えてきます。失敗しても軌道修正をすればいい。本学では管理職が否定から入ることは決してありません。時代によって最適解は異なりますから、柔軟かつ積極的に動いてほしいと願っています」と岡田部長。

どの大学にも学生の窓口となる教学部門と学校を運営する法人部門があるが、「改革の東洋」では両部門の連携が、こうした人材によってしっかりと行われている様子が取材からうかがえた。「学生のために」・「より良い大学のために」というベクトルを等しくしている職員たちには、大きな裁量を与えられている。「教職協働」のもと、職員たちも主体的にアイデアを出す。こんなふうに少数精鋭がスムーズに連携を取りながら業務を進めているから意思決定も早く、機動力があるのだろう。だから絵に描いた餅に終わらず、改革がどんどん実現していく。

「他者のために自己を磨く」が同学の心。学生のため、社会のため、自分の成長のために、挑戦の精神を持って明るい未来をデザインしていきたい人には幅広い活躍の場が待っている。

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近年はキャンパス・学部・学科の新設やリニューアルが目白押しだ。教育DXの推進やAIの活用にも積極的に取り組んでいる。

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