最終更新日:2024/9/2

パシフィックゴルフマネージメント(株)【PGM】

  • 正社員

業種

  • レジャーサービス
  • ホテル・旅館
  • 外食・レストラン
  • 専門店(スポーツ・レジャー関連)
  • 冠婚葬祭

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

好きな緑に触れ、人に楽しみを提供できる仕事。頼られるグリーンキーパーへ成長を期す

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コース管理でメキメキ成長中の先輩に、仕事と会社の魅力を聞く!

水野 創史さん
コース管理課 グリーンキーパー
大学院獣医学研究科生物環境科学専攻修了/2012年入社

入社から約10年、パシフィックゴルフマネージメント(PGM)が有するコースの中でも指折りの名門ゴルフ場でキャリアを積んできた水野さん。入社のきっかけから仕事のやりがい、職場の雰囲気、目標までを熱く語ってもらった。

水野さんのプロフィールと仕事風景

学生時代はゴルフをしたことがなく、またコース管理の仕事すら知らなかったが、今ではゴルフが趣味だという。
お客さまがゴルフを楽しむ姿はやりがいになると語る水野さん。毎日の水撒きなどの作業でグリーンのベストな状態を心がける。
フェアウェイ用の大型芝刈り機で芝を刈る。取材を通して“美しいコースや芝を保っているのは自分たち”という誇りが感じられた。

PGMのゴルフコースや芝の美しさに感銘。私もこんな芝を作ってゴルフの普及に貢献したい!

学生時代は「植物と土壌の化学性」をテーマに研究をし、外来植物が耕作地にどのような影響を及ぼすのかなど、実際にpHや養分を数値化していました。そんな研究をしていく中で、1つ上の先輩が進んだ進路として、「コース管理」という仕事があり、全国各地に140を超えるゴルフ場を有する当社の存在を知りました。その先輩から芝の育成や管理をする仕事の魅力を教えてもらい、「いいな」と思ったことが志望のきっかけです。内定後にゴルフ場を見学させてもらった時に、当社の定評の高いゴルフコースや美しい芝に感銘を受けました。さらにプロのトーナメント大会も行われるようなゴルフ場をいくつも有し、ここで有名選手の劇的なショットや優勝シーンが繰り広げられたことを聞いて興味も倍増しました。ゴルフをやったことはなかったのですが、美しい芝を作りたい、ゴルフの普及に貢献したいという気持ちになりました。

入社後は、4月から9月までコース管理の研修があり、その後はお客さまのプレーを管理・統括するマスター室業務やフロント業務、ショップやレストランでの仕事も経験しました。ゴルフ場全体の業務の流れを把握できたことは、現在各部署と連携を取る上でとても役に立っています。入社翌年からはPGMの中でも質の高いコースで知られる栃木県栃木市のプレステージカントリークラブ(2017年に「GRAND PGM」に選定)に配属となり、入社から6年間コース管理の経験を積んできました。コース36ホール全体を管理するグリーンキーパーの上司と20数名の先輩の下、いろいろと教えてもらいながらのスタートでした。

仕事は早朝からコースに出て、グリーンを中心に入念にチェック。芝に今何が必要かを判断し、水を撒いたり、肥料や農薬を散布したりします。また、芝の刈り高を決め、ホールごとに役割分担をして丁寧に刈り込んでいきます。これらの作業はお客さまがコースに出るまでにある程度終了しますが、農薬散布量などをデータ化したり、グリーンの芝状態を写真に撮って日々の生育状態も記録する仕事もあります。他にも資材の発注業務や日々使用する機器の整備点検、お客さまがプレーを終える午後には大型の芝刈り機で芝刈りをしたり、翌日の天気予報を調べ、明朝の作業準備や段取りをします。

「いいグリーンだね」という言葉が仕事のやりがい。自分の日々の仕事がリピーター増加につながれば最高!

仕事をする上で、芝状態をよく観察することを心がけています。特に夏場は水が不足すると芝が枯れてしまう危機に瀕することもあるため、その予兆を見逃さずに、水撒きや肥料の散布など適切な処置を行っています。フェアウェイやラフなども日当たりや水はけが悪い場合には、葉腐れ病などにかかってしまいます。そのため雑草を刈り取ったり、外来植物の場合には除草剤を散布したりしますが、これらの作業は学生時代に培った生物や化学的知識が役立っています。

ゴルフ場のグリーンには、ペンクロス、フェアウェイは高麗芝、ラフには野芝が多く採用されています。芝の知識や水やりのタイミングは、グリーンキーパーとしての豊富な経験値を持つ上司に、すべて入社後に一から教わりました。観察を続けていくと、次第に朝露の付き具合で芝や土壌の水分量などもわかるようになり、観察眼を磨いて緻密にデータを管理しながら判断力を身につけていきました。グリーンは特に見た目の美しさやプレーの醍醐味に直結する場所です。お客さまには、美しい景色のもとでいいプレーをしていただきたい。そんな意味でグリーンは仕事をする上で最も力を入れている部分です。コースやクラブハウスでお客さまにお会いした際、「ここはいいグリーンだね」と言われることは大きなやりがいとなります。プレーの合間にお客さまが景色を撮影している姿を見ると、日々整備していることが認められたような気がして、最高の気分になります。またリピーターのお客さまが増えることがとても励みになります。

入社2年目の時には自ら手を挙げ、男子プロの大会が開かれる当社トーナメント会場の整備の手伝いに行かせてもらい、とても貴重な体験となりました。テレビでコースやグリーンの美しい芝のラインが映し出された時には、“あそこは自分が刈ったところ!”と誇らしさで胸がいっぱいになったことを今でも覚えています。

アシスタントグリーンキーパーからグリーンキーパーへ。プレーヤーが楽しめるゴルフコースに貢献したい

グリーンキーパーの上司の下で4年以上経験を積んだ2016年には、アシスタントグリーンキーパーの一人として、東コース18ホールを任されました。私が主体となって計画的にグリーンやコースの整備計画を立て、10数人の部下や後輩の役割分担や指導を行う管理職として仕事をしていました。当社は日々の頑張りや判断力・統率力をしっかり評価してくれるため、これも仕事のやりがいにつながっています。

コース管理の仕事は、どんな天気であろうと毎朝ホールを歩いて回るのが基本です。そのため体力維持には気を遣います。梅雨や台風で雨が続く時には自然には逆らえないと感じますが、そんな中でもどうすればプレーヤーにとって常に良い状態に保てるかと最善策を考えます。当社の場合、休日はしっかり取れますが、数日休んだだけでもコースの状態が気になってしかたないのは、職業病かもしれません(笑)。

2018年4月には、それまで培った知識と経験を生かし、栃木県日光市のピートダイゴルフクラブ VIPコースで管理責任者のグリーンキーパーとしてスタートを切りました。また若いゴルファーがまだまだ少ないため、若い方にゴルフを広めることは会社を挙げての課題です。グリーンキーパーとしてコース整備をし、美しい景色のもと大きな開放感でゴルフを楽しんでもらえるよう努めたいです。プロや上級者のためにラフを深くした難しいコースも手がけたいですし、初心者や若い方がラウンドしやすいコース整備も工夫していきたいと考えています。良いコースを作り、そして適切にコースを維持していくことで、ゴルフを楽しむ人がもっと増えていく好循環を生み出したいと思っています。

学生の方へのメッセージ

この仕事は、暑い時も寒い時も早朝から芝を観察し作業していくため、自然と真正面から向き合って、毎日コツコツと積み重ねる気力、そして体力が大切です。それを支えるのは緑が好き、ゴルフが好きという気持ちかもしれません。私も入社後にプレーするようになって、ゴルフが大好きになり、プレーヤーの気持ちを理解した上で、仕事ができるようになりました。

当社ではキャリアパスの一環として、CM(コースメンテナンス)アカデミーと呼ばれるコース管理のエキスパートを育成するための研修が毎年実施されており、理系の方はもちろん、文系出身者からグリーンキーパーへと成長している人もいます。また、コースの美観を形成する上で花壇の整備や花の植栽管理なども重要で、感性や美意識は大いに生かせるでしょう。

コース管理以外にも、オペレーション部門でキャリアを積んで支配人や本社管理部門をめざすなど、当社には多様な職種があります。またイベントや他部署と交流する機会もある風通しの良い環境です。当社のビジョンである「ゴルフのある人生を、一人でも多くの人々へ」という想いに共感できる方は、ぜひ企業研究してみてください。

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「農学系や生物・化学系だけでなく、機械系の学部の方も活躍できます。自然と真正面から向き合う姿勢、植栽への興味や美的な感性も生かせる仕事です」と語る水野さん。

マイナビ編集部から

全国で148コースのゴルフ場を保有・運営するPGMグループ。そのビジネスの中枢を支えているのが、コースのメンテナンスや管理を一手に担う「コース管理職」だ。新卒メンバーを採用したのは2009年入社から。そこから15年が経過した現在、多くの新卒メンバーたちが経験を重ねながら逞しく成長し、コース管理責任者であるグリーンキーパーや、その補佐役であるアシスタントグリーンキーパーとして活躍しているそうだ。

そうした若手たちの成長や活躍を支えているのが、「学生の方へのメッセージ」で水野さんも紹介していた、CM(コースメンテナンス)アカデミーである。入社3年目から5年目までの幹部候補メンバーが主に受講する宿泊型の研修であり、芝を良好な状態に保つための技術から職場を適切に管理するための労務関連まで、現場運営に必要な知識やスキル、ノウハウを座学やフィールドワークを通じて集中的に身に付けることができる。

同社では、学生の皆さんからすると父母世代、祖父母世代のメンバーたちも多数活躍しており、職場の雰囲気はまさにアットホーム。家族的な温かさのなかで、伸び伸びと成長することができる。「周りとしっかりコミュニケーションが取れる方であれば、活躍のチャンスが大きく広がるはず」と採用担当者は話していた。コミュニケーション力を生かして働きたいと考えている人は、ぜひ、同社を検討の一社に加えてみてはいかがだろうか。

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2024年初頭に開催されたCM(コースメンテナンス)アカデミーの様子。幹部候補生たちが、今後の飛躍のために必要な知識やスキル、ノウハウを身に付ける研修だ。

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