最終更新日:2024/10/17

富士産業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 外食・レストラン
  • 食品
  • 医療機関
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

早くから責任ある仕事に次々に挑戦できる環境。大きなやりがいと成長が手に入る

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入社2年目の管理栄養士の仕事ぶりを紹介

◆筈谷 沙弥佳さん
関西事業部 病院事業所
管理栄養士
2022年入社

1年目は調理に携わり、2年目で献立作成や発注を任されるなど、着実に活躍の場を広げている筈谷さん。そんな彼女の入社のきっかけやキャリアパス、仕事のやりがいなどを通して、富士産業の魅力についてインタビューしてみました。

筈谷さんの1日

入社2年目の今は、大型急性期病院に勤務。出勤後、主に午前中は食事制限の厳しい患者さんの治療食やアレルギー食の献立を考えるという。
献立作成が終わると、在庫数をチェックしたうえで牛乳やヨーグルトなどの発注業務へ。多いときには、一度に400本もの牛乳を注文することもあるそう。
午後は、夕食配膳前にトレーチェックを行う。また、病院の管理栄養士と連携し、緊急入院した患者さんの時間外の食事提供の調整業務などにも携わる。

盛り付けや仕込みなどを経て、入社半年後からは最大90名分の調理を担当

もともと料理を作るのが好きで、管理栄養士の資格を取得できる大学に進学しました。資格をいかせる活躍の場がいろいろあるなか、就職活動では病院の食事サービスに注目。当時、入院していた祖父が、「病院の食事がおいしくないのが苦痛だ」とこぼしているのを聞き、そんな患者さんを少しでも減らしたいと思ったのがきっかけです。「『喫食者の身内のつもりになったサービス』を提供しましょう」という企業理念に惹かれて、当社を志望。面接で接した人事担当者が魅力的で、「こんな人と一緒に働きたい」と思ったことも、入社の決め手でした。

希望が叶って、入社後は病院に配属されました。パートさんと一緒に盛り付けからスタートし、少しずつ下ごしらえや仕込みを任されるように。そして、入社半年が過ぎた頃には一人で調理を担当できるようになりました。決められた献立に従って、朝・夕は患者さん約70名分、昼は病院のスタッフさんの昼食も含めて約90名分の食事を作るようになりました。

料理が好きだったとはいえ、大量調理は初めての経験。決められた時間のなかで複数の料理を並行して作るのは大変でしたが、1カ月ほどで慣れ、自分の成長を実感できました。大量調理だからこそ気をつけるべきことを、実地で学べたのも大きな収穫。例えば、豆腐をそのまま調理してしまうと、水分が大量に出て味がぼやけてしまうため、事前に重しをのせて水抜きすることなどを学びました。

調理は一人で担当するものの、盛り付けを行うパートさんとのチームプレーが必要です。心がけていたのは、自分から率先してコミュニケーションを取ること。特に年配の方が多かったので、積極的に相談するようにしました。

そうすると、作ったことがない献立に挑戦する際に、パートさんがアドバイスをくれるようになったのです。役割は違いましたが、一緒に働くパートさんたちの存在はとても頼りになりました。うれしかったのは、異動が決まったときにあるパートさんからいただいた言葉。「あなたなら、どこへ行っても通用するわよ」という言葉は、大きな自信につながりました。

2年目からは献立作成や発注業務を担当。患者さんの反応が大きなモチベーションに

入社2年目の4月に、約1000ベッドの大規模な病院に異動しました。1年目の職場と違って、一度に提供する食事の量は約10倍、食事の提供に携わるスタッフ数も7倍以上という環境。そのスケールの違いに、配属当初は圧倒されました。異動にともなって、仕事内容もガラリと変化。より制限の厳しい治療食やアレルギー食の患者さん向けの献立を考える仕事と、ドリンク類の発注業務を任されることになったのです。

献立を考える際、最初は食事制限の数値ばかりに気を取られてしまっていました。ところが、病院の管理栄養士さんに、「患者さんの感想を聞いてみる?」と言われて病室を訪れ、私が考えたメニューを食べている方の感想を聞いて考えが一変。食事制限の数値を守ることももちろん大事ですが、それと同じくらいおいしく食べていただくための献立作成を強く意識するようになりました。

献立を考える際は、病院の管理栄養士さんとの連携が欠かせません。今では、毎週行われる病棟訪問に同行させてもらい、患者さんの生の声をもとに日々メニューをブラッシュアップしています。また、調理スタッフの作りやすさを考慮した献立の作成も、重視していることのひとつ。調理スタッフの意見を積極的に聞き、献立に反映するようにしています。

治療食やアレルギー食の方々に対応した個別の献立を立てていくため、食べる方の顔を思い浮かべながら働けるのが魅力。「毎日食事が楽しみなの」という言葉が、私の原動力になっています。また、私が献立を担当していた患者さんが退院するという話を聞いたときもうれしい瞬間。病院の管理栄養士さんから、「家でも同じような献立で料理するよう伝えておくからね」と言われたときには、お一人おひとりのことを考えながら頑張ってよかったと幸せな気持ちになりました。

印象に残っているのは、入院している子どもたちが社会科見学に行く際に持っていくお弁当の献立作りを任されたこと。ハンバーグやタコさんウインナーを入れ、ふりかけを使ってカラフルなおにぎりを作るなど、随所に工夫を凝らしました。お昼時にお弁当を届けに行った際、お弁当のフタを開けて「うわ~」と喜ぶ子どもたちの顔を見たときには、確かなやりがいを感じました。

理想のキャリア実現を応援してくれる社風。手厚い教育制度やサポート体制も魅力

現在の病院に異動してまだ半年ですが、大きく成長できたと実感しています。食物アレルギーに対応した食事は、制限が多く同じようなメニューになりがちです。肉と魚どちらもNGという場合にも、豆腐や卵を使って多彩なレパートリーを考えられるようになりました。入社1年目に調理についてしっかり学べたことも、献立作成にいきていると感じています。ドリンク類の発注も、在庫状況を確認しながら予測を立てて、1週間分まとめて注文するなど、以前よりも効率的に進められるようになりました。

私のキャリアパスからもわかるように、当社は早い段階から責任の大きな仕事や幅広い業務に挑戦させてくれる会社。ちなみに、2年目で異動が実現したのは、「栄養事務の仕事にチャレンジしたい」という私の希望を会社が受け入れてくれたからでした。一人ひとりの想いを大切にしてくれる当社でなら、理想のキャリアを実現できる可能性が高いでしょう。

まだまだ経験値が低い私が今まで頑張ってこられたのは、先輩たちの手厚いサポートのおかげです。異動したばかりで慣れない環境と仕事に戸惑い、ミスをして落ち込んだ時期がありました。そんなとき、ある歳の近い先輩が「一緒に頑張ろう」と励ましてくれ、「自分のときはこうしていたよ」などと、いろいろアドバイスをくれたのです。常に若手のことを気にかけてくれる先輩たちは、とても心強い存在。おかげで、壁にぶつかっても乗り越えてこられました。

また、当社は教育制度が充実しているのが特徴です。調理実習や献立作成、発注、衛生管理など、入社2年目まで栄養の基礎を定期的に学べる教育カリキュラムを整備。常に学び続けられる環境が整っているので、実務と並行して自分をアップデートし続けることができるのです。研修を通じて定期的に同期の仲間と会えるのも、大きなメリット。新人時代は特に、情報交換や悩みを共有する場として、とてもありがたかったです。

現在は、今の仕事を引き継ぐために、同僚にレクチャーを行う機会が増えてきました。直近の目標は、引き継ぎがなくてもスムーズに治療食やアレルギー食の献立作成ができるよう、マニュアルを整備することです。また、ゆくゆくは治療食やアレルギー食だけでなく、すべての患者さんの献立作成に携われるようになることが目標。1回あたり700食分の献立を考えている先輩に少しでも近づけるよう、スキルを磨いていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

「“食”を通して多くの人々を元気にしたい」「利用者さまに寄り添った食事サービスを提供したい」という方にとって、当社は理想的な職場。「『喫食者の身内のつもりになったサービス』を提供しましょう」という理念を掲げる会社なので、大きな働きがいを得られると思います。

また、当社は一人ひとりに寄り添い、理想のキャリア実現を後押ししてくれます。やりたいことを実現しやすい職場だからこそ、社員たちは高いモチベーションで仕事に打ち込むことができるのです。

人材育成に注力しているのも、当社の大きな特徴。1年目はほぼ毎月のように研修が開催されているほか、年次に関係なく、自身のスキルに合わせた学びの場が用意されており、新たな知識やスキルを吸収することができます。現場での実務と手厚い研修の両輪で、スピーディに成長が可能です。

全国に拠点を構えており、地元就職やU・Iターンがしやすいのも魅力。家賃の約70%を会社が負担する寮制度があるので、就職を機に「一人暮らしをスタートさせたい」といった希望を叶えやすいと思います。

数ある企業のなかから1社に絞り込むのは、そう簡単ではありません。大切にしてもらいたいのは、自分がやりたいことが実現できる会社かどうかを見極めること。そのためにも会社の理念や想いに、しっかり目を向けるようにしてください。

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「面接では、要点だけをインプットして自分の言葉で話すことが大切。回答を丸暗記して挑むと、セリフの棒読みになってしまい、想いが伝わりにくくなります」と筈谷さん。

マイナビ編集部から

医療・介護・福祉業界で食事サービスを提供する会社として、半世紀以上の歴史を刻んできた富士産業。学校給食や企業の社員食堂の分野でも活躍するなど、“食”を通して広く社会に貢献している。全国に24の事業部を構え、業界で強い存在感を発揮しているのも特徴。盤石の経営基盤のもと、高い安定性を誇っている。

同社が幅広いクライアントから支持されている理由は、企業理念である「『喫食者の身内のつもりになったサービス』を提供しましょう」という想いが社員一人ひとりに浸透しているから。今回話を伺った筈谷さんの仕事ぶりからも、そのことがしっかりと伝わってきた。

クライアントやその先にいる利用者さまと同じくらい、社員を大切にしているのも同社の魅力だ。手厚い制度を整えているほか、管理栄養士国家試験準備講習会を設け、栄養士のキャリアアップをサポートしている。料理コンテストなど、スキルを競い合うイベントも随時開催。

手厚い福利厚生も、見逃せないポイント。借り上げ寮の家賃の約70%を会社が負担する寮制度や、入寮者が帰省する際に年2回、往復交通費を全額支給する制度は、その一例にしか過ぎない。産休・育休の取得実績も豊富で、仕事と子育ての両立もしやすい。同社でなら、安心して長く働くことができるだろう。

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同社の社員の約8割が女性。ロールモデルが身近にたくさんいるので、安心して将来のキャリアを描くことができる。若手のうちから、幅広い経験を積めるのも魅力だ。

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