最終更新日:2024/6/24

エスペック(株)【東証プライム市場上場】

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現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 機械
  • その他電子・電気関連
  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

あらゆる環境を再現する技術で、豊かな未来を切り拓く

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若手のチャレンジを歓迎する社風が、着実な成長を後押し

暮らしを支える製品づくりに欠かせない環境試験器をつくる、エスペック。同社の躍進を支える設計、開発、営業の3人の先輩に、仕事のやりがいやこれからの目標を語っていただきました。

F・K
カスタム機器本部 システム技術部 設計1グループ
システム工学研究科卒(2017年入社)

Y・K
開発本部 製品開発部 コントローラー開発グループ
総合理工学研究科卒(2018年入社)

M・M
営業本部 西日本営業ブロック 大阪営業グループ
外国語学部中国語学科卒(2019年入社)

メンバーの紹介

「構造設計、電気設計、ソフト設計、そして私が担当する基板設計の4人チームで設計を担当。お客様先で製品が正常に稼働した瞬間、苦労は全て報われます」
「一品一様のモノづくりが出来ることが仕事の大きなやりがいです。利用者の声にしっかり耳を傾けながら、期待通りのモノづくりで応えていきたいですね」
「誰もが知る大企業から町工場まで、さまざまな開発・製造現場で当社製品が活躍しています。さらに知識と経験を積んで、より良い提案につなげていきたいです」

手掛けた製品が暮らしを支えていることを日々実感しながら、技術に磨きをかけています。

大学では、光学を専攻しデジタルホログラフィ技術を使って粒子の粒径を非接触計測する手法の研究に取り組んでいました。学んだことを少しでも生かし、かつニッチな分野でモノづくりに携わりたいと考え、経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」に
エスペックが選ばれていることを知り、第一志望に。あらゆる工業製品の信頼性向上や高品質化を支え、社会に貢献していけることに大きな魅力を感じ入社を決めました。

当社の製品の中に、ICなど半導体を用いた電子部品に温度と電圧の負荷をかけて耐久性を評価する「バーンイン装置」があります。箱型の大型装置で、私が担当しているのは電子部品を搭載し、電圧印可するための基板設計です。お客様のご要望から図面作成、工場へ製作依頼、出来上がった基板の正しく動くかチェックします。特に苦労するのが不具合の原因を特定することです。「うまく動かないのはここが原因かな、でなければあそこかもしれない」と考えられる可能性をすべて出し、1つ1つ検証しながら修正していきます。
新人時代に、要因を1つに決めつけると周りが見えなくなってしまうため複数の視点を持つようにと、先輩から助言をいただきました。その大切さを改めて痛感したのが、入社3年目、台湾出張での出来事です。現地の半導体メーカー様に製品を納入することになり、私も試運転に立ち会いました。しかし基板が正しく動作しない問題が発生。あらゆる角度から考えることで不具合の原因を特定し、無事に動いたときは心の底からほっとしました。先輩の教えを守り、問題を解決できたことが本当に嬉しく、これからも物事を多角的に見る力を鍛えていこうと決意した出来事でした。

プライベートで家電量販店に立ち寄った際に、店頭に並んだお客様の商品を見ると、自分が関わった装置が役立っていると思い、やりがいを感じます。今後の目標は、お客様の要望に対して、即座に具体的な提案をし、図面に正確に落とし込むスキルを身に付けること。若手の成長を先輩が力強く後押ししてくれる社風を生かし、設計技術にいっそう磨きをかけていきたいと思います。
(F・K)

社内外の方々と密にコミュニケーションを取りながら、より良い製品づくりを目指しています。

大学院1年生の時にインターンシップに参加したのがエスペックとの出会いです。
実際に製品を稼働させる試験体験を行い、ボタン1つで極寒から真空まであらゆる環境を生み出せることに感動しました。大学では有機合成化学分野を専攻し、モノづくりとは無縁でしたが、この体験をきっかけにモノづくりの面白さに目覚め、あらゆる産業を縁の下で支える環境試験器の開発に取り組んでいきたいと感じました。

現在は、環境試験器のコントローラーの設計・開発から、生産、メンテナンスといった業務プロセスをサポートするツール開発に携わっています。仕事で一番大切にしているのは、とにかく密にコミュニケーションを取ること。開発というと1人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、より良い製品づくりのためには連携が不可欠です。以前、アフターサービスを担当するフィールドエンジニア部門の担当者から「コントローラー用のPCアプリを、欧州代理店様でも使えるようWEBにカスタマイズしてほしい」という依頼を受けました。担当者と何度も打ち合わせを重ね、社内のIT部門や外部の協力会社も巻き込んで仕様を検討。製作途中のアプリを担当部署に公開して意見を聞き、5カ月かけて完成にこぎつけました。後日、「問題なく現地運用進めてますよ」と担当者から言われたときは本当に感動しました。

まったく畑違いの学部から開発の仕事に飛び込み、不安でしたが、知識が無いからこそ知ったかぶりをすることなく、どんどん質問できるのが強みだと感じています。また、産休・育休から復帰した女性技術者の先輩も活躍していて、安心して長く働ける企業文化が根付いていることも仕事の励みになっています。将来的にはコントローラーを含めて環境試験器を広く理解し、「彼女に聞けばなんとかしてくれる」と社内外の方々から頼りにされる存在を目指して努力を続けていきたいと思います。
(Y・K)

豊富な成長の機会を生かして何事にも積極的にチャレンジ。一歩一歩着実に前進しています。

合同会社説明会で偶然立ち寄ったのがエスペックのブースです。環境試験器という今まで出会ったことのない製品でしたが、携帯電話の開発段階で使われているという説明を受け、直接目にすることがないだけで私の暮らしに深く関わっているんだと興味を持ちました。最終面接の際、「働く自分をイメージするのが難しければ、どの企業に社会人にしてもらうか、という基準で就職先を選んでみては?」と役員の方からアドバイスされ、人を育てる環境があるからこそ言える言葉だと感じ、ここで成長していきたいと思いました。

半年間の研修を経て大阪営業グループに配属。何人もの先輩の商談に同行してそれぞれのスタイルを学びながら、自分に合う方法を考え実践していきました。また、メンターである年の近い先輩に、仕事からプライベートまでざっくばらんに話ができたことも心強かったですね。現在は複数の代理店様を担当し、ユーザー様も大阪や和歌山・奈良と幅広く、卓上タイプから自動車が丸ごと入るようなものまで多彩な製品を提案しています。心がけているのは、お客様のニーズを正しく理解して設計部門に伝えること。お客様自身もイメージが固まっていないことが多いため、「何のための試験なのか」「どういう性能が必要なのか」としっかり踏み込んでヒアリングするようにしています。要望通りの試験が完璧に出来る製品を収めることが私たちのミッションですから、気を抜くことはできません。
先日は、代理店様向けの新製品勉強会の講師役にもチャレンジ。仕事の合間に資料を読み込んで、疑問点は設計担当に質問しながら臨みました。満点とは言えませんでしたが、どんな話し方をすれば相手に伝わるかを学ぶことができ、商談でも活用しています。
先輩には、新人時代の失敗談や成功談を聴いたり、一目置かれるためにはどう行動したらいいかなど、常にアドバイスをもらっています。本当に面倒見のいい方ばかりで、手厚いサポートを受けながら成長できることが嬉しいです。まだまだ修行中ですが、「この製品のことならあの人に聞けば大丈夫」と指名されるような人を目指し、ステップアップしてきたいと思っています。
(M・M)

学生の方へメッセージ

誰もが生き生きと活躍できる職場づくりを目指し、エスペックではさまざまな取り組みを行っています。制度面としては産休・育休はもちろんのこと、復帰後もお子さんが小学校3年生を修了するまでの期間、短時間勤務が可能。また、失効した年次有給休暇を最大50日まで積み立てて介護や病気療養のための休暇にあてることができる「失効年休積立制度」を、ご家族の看護にも利用できるよう数年前に改定しました。2019年度からは在宅勤務とスーパーフレックスタイム制度を導入し、在宅勤務においては介護や育児などに限定して取得できるようにしましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて全社員を対象に展開。「柔軟な働き方が出来るようになった」と、社員のモチベーションも向上しています。
もちろん制度面の充実だけではありません。2013年から実施している「女性リーダー育成研修」では、各部門から推薦された意欲と能力のある女性社員が、リーダーシップを発揮して人を動かし課題を解決していく力を習得中。多くの女性が活躍するための土壌づくりに力を注いでいます。
このようにエスペックは、ライフステージが変わっても活躍し続けることができる会社です。環境試験器のメーカーとしてこれからも世界を舞台にチャレンジを続ける当社で、私たちと一緒により良い未来を生み出していきましょう。
(人事担当者)

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「一人ひとりの顔が見え、役員から若手までフラットに交流できる社風が自慢。新人であっても失敗を恐れずに挑戦でき、自分の可能性を広げていける環境があります」

マイナビ編集部から

私たちの暮らしを支える電子機器や工業製品は、その開発・製造過程で安全性や耐久性を確認する「環境試験」を行っている。エスペックは、その製品の品質を確保するために欠かせない「環境試験」に用いる「環境試験器」をフィールドに、高い技術力を武器に780アイテムを超える標準品や、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ製品を生産。生産拠点は国内外に6拠点、販売拠点は46カ国に42社と、文字通り世界のモノづくりを支えている。
今回の取材で印象的だったのが、「新しいことにどんどん挑戦できるし、先輩も応援してくれる」と3人ともが話してくれたこと。新人や若手でも主役となって活躍できるフィールドが同社には広がっている。また、女性活躍に全社で取り組んでいることも大きな魅力。2016年から開催している「管理職向け女性活躍推進セミナー」では、各部門の部長やマネージャーなどを対象に、女性が生き生き働ける環境づくりを考える場を設けるなど、風土改革に努めている。今後は海外市場の開拓にいっそう注力していく同社。「新入社員の皆さんには、相手の文化を理解しつつ柔軟に対応できる力や好奇心旺盛で何事にも挑戦する力を発揮して、当社の事業を担っていってほしいですね」と人事部の畑中さんは力を込める。新しいことに挑み、世界を舞台に活躍していきたい人にとって、その夢を叶える絶好のチャンスが同社に待ち受けている。

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技術開発と新製品開発を担う「神戸R&Dセンター」に誕生した新技術開発棟。オープンイノベーションによる技術力強化と、屋上緑地を通じた生物多様性保全を推進していく。

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