最終更新日:2024/7/26

(株)アイセイ薬局

  • 正社員

業種

  • 調剤薬局
  • 医療機関
  • 福祉サービス
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

調剤薬局の店舗からキャリアをスタートし、自身の目指す薬剤師のあり方を追求

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社内公募制度に挑戦し、多様な選択肢から将来の道を見つけていく

地域に根ざした医療を提供するアイセイ薬局。全国に展開する調剤薬局で薬剤師としての仕事をスタートし、現在は個性や経験を活かしてさまざまな道を進んでいる先輩社員たちに働き方と仕事の魅力を聞いた。

(写真右から)
■五十嵐 優香さん
採用・研修部
星薬科大学 薬学部 薬学科卒業/2019年入社

■錦 夕佳さん
薬事指導部 ファーマシスト・インストラクター
城西国際大学 薬学部 医療薬学科卒業/2014年キャリア入社

■染谷 僚人さん
薬事指導部 ファーマシスト・インストラクター
北里大学 薬学部 薬学科卒業/2019年入社

これからの目標

今の仕事で得た経験を店舗に持ち帰り、患者さまとの関わりに活かしたいと思っています。店長やマネージャー職なども視野に入れ多様な業務に挑戦したいです。(五十嵐さん)
「私みたいな薬剤師になりませんか?」そう言えるように、後輩たちに憧れられる働き方を目指します。そして時代のニーズに応える研修を企画していきたいです。(錦さん)
社内公募の利用などで、社内の新たな役割にも挑戦してキャリアを構築していけたらと思っています。自分の可能性をみつけることが今の目標です。(染谷さん)

学生自ら最適な道を選べるお手伝いができるよう、一人ひとりとの会話を大切に

長く働き続けるために資格を活かせる専門職として薬剤師を目指して勉強していました。就職活動では複数の調剤薬局の説明会に参加しましたが、アイセイ薬局には社員一人ひとりのライフイベントに合わせて働ける環境が整っていると感じました。また、先輩社員たちが穏やかに仕事をしている姿を見て、こんな人たちと一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手になりました。

入社後は2年ほど調剤薬局の店舗でスタッフとして現場に立っていました。そこは地域の患者さまが多く来局してくださる少し忙しい店舗でしたが、スタッフ同士が声を掛け合って、フォローをしながら仕事をスムーズに進める風土が根付いていたことが印象に残っています。どの先輩も穏やかでお話上手な方ばかりで、自分の心を開いて会話をすることを大切にしている。その雰囲気の中にいると「この人たちには何を相談しても大丈夫」と思えるんです。それは患者さまも同じみたいで、先輩の薬剤師を信頼していると感じていました。薬剤師が患者さまから頼りにされる存在となるには、薬の知識はもちろんですが、人との関わりや対話の積み重ねが必要なのだと感じながら、店舗での業務に向き合う期間を過ごしました。

店舗での薬剤師業務と平行して、 “先輩薬剤師”として学生たちの質問に答え、自分の経験を伝えるイベントにも積極的に参加しました。彼らが進路を決める上での道標になれたらと思っていたんです。この経験で採用担当の業務に興味がわき、採用・研修部のメンバー募集が社内公募になったとき、思い切ってチャレンジしてみました。「学生に近い年齢の社員がこのポストにいること」、それは学生にも有益な情報を提供できるはずだと思ったのもきっかけのひとつです。

現在は当社に興味を持ってくれている学生に説明会やインターンシップへ参加していただくことで、アイセイ薬局の魅力を知ってもらう取り組みをしています。学生の気持ちと当社のあり方、そのマッチングを考えながら学生たちが自ら最適な道を選べるお手伝いができればと思っています。私に憧れて当社を志望したという学生たちの声を聞くと、一人ひとりとの会話を大切にしながら支援してきてよかったと嬉しくなります。採用担当は学生にとって最初に出会う当社の人間。会社を代表している気持ちで、気を引き締めて対応していきたいです。
【五十嵐優香さん】

病院や薬局での経験が活きる薬事指導部。新研修プログラムでアイセイ薬局の“これから”をつくる

大学を卒業後、4年間ほど病院に勤務する薬剤師として仕事をしていました。しかし結婚を機に夜勤のない働き方にシフトすることを考えるように。病院で経験してきた学術や研修に関する知識を活かせる調剤薬局を探し、当社と出会いました。

まずは薬剤師として調剤薬局の現場業務を経験。そこで病院薬剤師と街の調剤薬局における役割の違いをあらためて実感することになりました。病院では、看護師や薬剤師が患者さまの服薬を管理しますが、調剤薬局にいらっしゃる患者さまは、自分で服薬の管理をしなければなりません。その方の生活スタイルのことも考慮し、忘れずに薬を飲めるように指導していくことが薬剤師に求められます。病院と調剤薬局、それぞれ異なる専門性があることを学びながら、仕事に取り組んできました。将来的には薬事指導の業務に携わりたいという希望がありましたが、それには医薬品だけではなく薬局運営に関わる法律の知識もかかせません。この分野を強化するため、管理薬剤師も経験しました。管理薬剤師は自分の店舗がしっかり法律に則って運営されているかをチェックするという役割も担います。実際に実務として法律に触れる機会が増え、知識が強化されていきました。

管理薬剤師の仕事をしながら薬事指導部の社内公募が出るのを待っていると、2017年にチャンスが訪れました。そこで自ら挙手して、念願の部署へと異動に。異動後は薬事指導部で新入社員研修やキャリアを重ねた薬剤師のための階層別研修を担当しています。研修を企画するときに私が意識しているのが、答えを教えるのではなく、自らが答えに向かって考える力を育てる支援をするということ。薬剤師自身で解決策を導ける能力を育成することを意識した研修を考えています。

また最近の取り組みとして、在宅医療を受けている患者さんが自宅で点滴などを受けることができるよう、注射の処方箋を扱える店舗や薬剤師を育成する研修にも着手しています。病院薬剤師だったキャリアと店舗での経験、その両方を活かした情報を提供することで、アイセイ薬局のこれからの大きな強みとなる分野を強化していきたいと考えています。患者さまと直接関わるだけが薬剤師の役割ではありません。自分の経験やキャリアと向き合い自分らしい道を切り開いていくことが私の今の理想です。
【錦夕佳さん】

医師や店舗スタッフとの確かな人間関係を築き、調剤薬局の店長として信頼を獲得

薬のプロである薬剤師として、医師と連携しながら患者さまに対してできることを考えていく、そんな働き方をしたいと考えていました。学生時代の病院実習では薬剤師が医師に対して自分の意見を伝えにくいのではと感じたことが、調剤薬局への就職を考えるようになったきっかけでした。医師と距離がある反面、互いに独立した立場の薬局薬剤師のほうが、医師に対して対等に向き合える、そう思えたのです。

当社は医薬の連携を大切にしており、クリニックとのマンツーマン型や医療モールでの店舗が9割を占めます。開業医の先生方との高い次元での連携のために、処方意図の共有や、共同での勉強会、薬剤師からの処方提案なども積極的になされています。このような環境で私自身も多くの学びを得られると考え入社しました。

入社後は薬剤師としての現場経験を重ねながら「将来的には店長になりたい」とマネージャーに強くアピールしていました。担当マネージャーとはコミュニケーションが取りやすく、私がどんなキャリアを重ねていきたいのかを理解し、サポートしてくれました。そして念願かなって店長へのキャリアアップの声がかかったのが入社3年目の秋。2つ目の店舗で、在宅医療に注力する医療機関との関わりを深めていたときのことです。ここでは医師が患者さま宅へ訪問する際に私たち薬剤師も同行し、服薬指導や薬剤の管理を行います。また医師の診療方針を理解した上で処方提案を行うなど、さまざまな経験ができました。

店長として勤務した3店舗目では店舗を代表する立場として、医師とコミュニケーションをとる機会が大幅に増えました。同時に先生方と仕事だけでなくプライベートでも交流できるような関係を築くことができました。これにより、医師がどのような考えで仕事に向き合っているのかを知る機会となり、お互いの信頼関係がより強固になったと感じています。店舗運営においてもスタッフのみんなが気持ちよく仕事ができるようにコミュニケーションを大切にすることで、明るい雰囲気の店舗へと成長させることができたと手応えを感じています。気軽に声をかけ相談できる店長として、いい距離感をつくれたのかなと思っています。つい1ヵ月前からは、挑戦したいと思っていた薬事指導部への異動も実現しました。今はまだ仕事を覚えるので精一杯ですが、ここで新しい自分の道を見つけていこうと思っています。
【染谷僚人さん】

学生の方へメッセージ

学生のみなさんが就職先を選ぶ際に、どんな会社が自分に合っているかを確認する方法として、説明会や店舗見学の参加などがあります。説明会で企業のことを知るのも重要ですが、興味のある企業の店舗に実際に足を運んでみるのもおすすめです。

当社の説明会や店舗見学の場では、先輩社員と直接話す機会があるので、できるだけ複数の先輩社員に話しを聞いてみると良いでしょう。同じ質問をしても、人によって返ってくる答えはさまざまかもしれません。しかし、その中に必ず共通する部分があると思います。その共通点にこそ、当社の本質的な部分があるはずなので、それをぜひ探してみてください。先輩社員に質問をすることで、職場の雰囲気や一緒に働く人たちの人柄を知る機会にしていただきたいと思っています。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

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社員同士が支え合う、あたたかな人間関係が同社の魅力。コミュニケーションを大切にしながら、個性を尊重して働ける環境で、自分らしいキャリアにチャレンジしていける。

マイナビ編集部から

アイセイ薬局という社名は、「誠実な気持ちで他者を愛する」という想いから付けられたという。社是に掲げているのは“奉仕のこころ”。患者さま・利用者さまへの奉仕、医療・福祉への奉仕、社会への奉仕、チームへの奉仕が、社員の行動指針として挙げられている。医療モールを軸とした地域連携の取り組みやかかりつけ薬剤師の育成などは、まさにこうした社是を体現するものだろう。

また、コーポレートスローガンには、“わらおう。”という言葉を掲げる。「病は気から」というように、薬局を訪れる患者さまの気持ちは落ち込んでいることが多い。その気持ちを少しでも上向きにさせることができれば、笑顔になってもらえれば、より人々の幸福と健康の役に立てるかもしれない。そのためには、何よりもまず社員が笑顔でなくてはならない。だから、“わらおう。”なのである。

福利厚生や働きやすい環境を整え、キャリアを全力でバックアップする同社には、患者さまも社員も笑顔にする力があると感じた。

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コーポレートスローガンの“わらおう。”という言葉には、患者さま・社員双方の笑顔を実現していくという想いが込められている。

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