石黒メディカルシステム(株)

『病院様を通じ、皆様に医療を提供することができる』これが一番の決め手でした。就職活動をしている時、最初の頃は健康食品や医薬品に興味がありました。病気になりにくい健康な体をつくる会社で働きたいという思いがあったからです。しかしながら、人という生き物は年齢と共に老化が進み、大抵の場合、年をとると弱ってしまいます。そんな時、生きていく為の最終の砦が病院だという考えに至り、病院に様々な機器を卸している医療機器ディーラーを目指しました。

私は整形事業部に所属しています。整形という言葉の通り、骨折したり、変形してしまった骨を『正しい形に整える』インプラントというものを扱っており、主に「医師や看護師」と「インプラントメーカー」とを繋ぐ役割を担っています。インプラントには骨折部位を固定する金属のプレートやスクリュー、膝関節や股関節を丸ごと置換してしまうものなど様々な種類があります。医師や看護師向けにインプラントを挿入する為の器械の使い方などをワークショップすることもあります。

社内には様々な部署がありますが、部署間の隔たりがないのが特徴的です。互いに何でも相談し、助け合うことができる環境が整っていると思います。また、私が所属する整形事業部は各拠点に存在し、事業部全体で集まる機会は年に１度の親睦会ぐらいしかないのですが、若手から中堅の社員も多く在席しており、皆さん知識豊富な先輩ばかりなので、気軽に電話やメールで相談しやすい環境です。

医師から電話やメールで手術のオーダーを受け、インプラントメーカーに器械・インプラントをオーダー。届いた器械・インプラントを検品後、病院へ搬入し、手術が終われば器械・インプラントの引き上げ。これがおおまかな流れです。病院へ搬入する際に、器械を使用する順番ごとに仕分けしたり、器械の使用方法を医師や看護師向けにワークショップを行ったりもします。医師との繋がりが大切になってくるので、定期的に医師を訪問し、新製品の情報提供、直近に執刀された手術がどうだったのかフォローにも伺います。

医師や看護師の方に感謝してもらえることです。普通に生活をしていれば、病院はケガをしたり、病気になった時に行くもので、治療をしてもらい感謝する側です。そんな医師や看護師の方に感謝されると、何とも特別で嬉しい気持ちになります。緊急の手術が入った際の迅速な対応、学会やメーカーの営業マンから見聞きした情報をいち早く伝えることが大切です。