最終更新日:2024/7/2

薬樹(株)【住友商事グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一人ひとりが主役。自分らしく働ける薬局です!

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地域に寄り添い、人々に愛される薬局を目指しています。

1979年に創業し、地域へ根差した薬局を展開してきた薬樹。当社の目指す「健康ナビゲーター」の担い手として活躍中の2人の社員に、それぞれの立場から当社の魅力や、やりがいなどを語ってもらいました。

根井 愛花さん/ ストアマネジャー兼管理薬剤師/2004年入社
黒木 悠衣さん/管理栄養士/2010年入社

先輩社員の仕事風景

現場の声が全社的にカタチとなって広まることも同社で働く魅力という根井さん。以前、電子薬歴管理システムの開発では自身の意見が採用された経験がある。
継続した栄養相談を行っており「黒木さん」と名前で呼んでくれるお客様や患者さまが増えてきている。地域薬局の管理栄養士。その存在意義を実感している黒木さんだ。

患者さまへ働く社員へ、そして社会へ。笑顔とありがとうの輪を広げている当社の魅力を伝えたい。

「まちの皆さまと共に健康な毎日をつくり、笑顔とありがとうの輪を広げる」が当社の理念。私の薬剤師としてのこだわりは、患者さまに「ここに来てよかった」と思っていただける関係づくりです。そのような思いに至ったのは、ある患者さまとの関わりがきっかけでした。
私は旅行が趣味なのですが、服薬指導の際、お話していた患者さまも同じ趣味を持っていることがわかり、会話が思いのほか弾んだことがありました。その方が再び来店された時、私のことを名前で呼んでくださったのです。今まで薬剤師さんとしか呼ばれたことがなかった私は、その時深い感激を覚えました。患者さまと薬剤師という立場はあっても、人と人とのおつきあいなのだと実感した瞬間でした。
それ以来、患者さまとの関係づくりを意識し、生活や趣味に関わる会話もするようになりました。ありがたいことに、異動したこの店舗にまで足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
実は、就職活動ではMRも視野に入れていましたし、他の調剤薬局からも内定をいただいていたのですが、当社の懇親会に参加した際に、社長や本社の方々との距離の近さや、患者さま、働く社員を大事にする会社であることが伝わってきました。「人」が決め手と言っても過言ではありません。
4年目に店長に昇進しまして、リーダーシップを執るようになりましたが、最初は思うようになりませんでした。入社当時から「絶対店長になる」と意気込んでいただけに、苦しい時期でもありました。
でも、ある本を読み「リーダーは皆から助けられながら成長してもよい」ということに気づき、以来、皆に助けられながら店長として成長させてもらったように思います。
現在は、私の不在時にも店舗が回せるよう、小さなリーダーを作ることを目標に奮闘しています。部下に対しては、はっきりと指導をする分、しっかり承認や評価も惜しみません。さらなる高みを目指して、社内のリーダー講座も受講中です。アドバイスをいただきながら、部下たちの成長を手助けし、見守っていくことに大きなやりがいを感じています。
今後は、数値分析力や論理的思考力を身に付け、薬樹の良さを広く社会に伝えていきたいと考えています。(根井さん)

能動的に外へ。病気の方にも健康な方にもアプローチするため、活動領域を広げています。

管理栄養士としての私の仕事は、栄養相談に応じることです。薬剤師が服薬指導時に栄養や食事の説明の必要性を感じた患者さまに対応するのですが、例えば、糖尿病の治療を受けている方では、血糖値や体重のデータを見ながら、その変化について生活状況を伺って助言をします。食べることは生きる上での楽しみの一つですので、食事制限がある場合は、折り合いをつけていくことが大切です。例えば飲酒制限がある方は、全く飲めないとなると、ストレスが大きくなりQOLが低下してしまいます。ですので、許容範囲を伝えることが重要になってきます。
また、高い目標を掲げて一度のみ実践するのではなく、実行できそうな目標に挑戦するお手伝いをして長期継続を促していくこと。実務を通じてその難しさを学びました。そんな関わりの中で、以前よりも薬の量が減ったり、結果に結びついたりした時は何よりもうれしさを感じます。
就職活動をしている中で、じっくりと向き合った栄養相談に携わりたいと考えていたため、当社に入社を決めたのですが、現在は、配属店舗だけではなく、活動領域の拡大にも取り組んでいます。現在、行っている活動は、近所のスポーツジムで月1度行っている栄養相談です。
薬局とは違う層の方にも管理栄養士としての働きかけをしたいと、自ら提案して実現しました。それがきっかけで、薬局へ気軽に足を運んでいただく方も増えているんです。
また、管理栄養士としての専門性を高めるため、外部講師を招いた研修にも参加しています。その学びが新たなる挑戦の励み。今後は生活習慣病全般について広く関わりつつ、予防、健康維持へのアプローチにも取り組んでいきたいです。(黒木さん)

学生の方へメッセージ

処方せんが薬局への入場チケットのように思われていた時代から、健康の相談ができる開かれた場所としての取り組みを行ってきた当社。地道な努力を重ねた結果、処方せんがなくても、気軽に来店する方が少しずつ増えてきました。健康は薬だけでなく、普段の食生活も大いに影響するものだから、当社にとって管理栄養士と薬剤師との協働はごく自然な流れでした。薬と栄養管理の相乗効果で、薬の量が減っていく方が徐々に増えていくのは、私たちにとって何よりの喜びです。今では、毎月、健康相談会を催したり、薬局でお客さまをお待ちするのではなく、自ら外に出て活躍の場を広げる取り組みを積極的に行っています。また、首都圏に集中した出店に加え、当社グループ内であれば、どの店舗もお客さまが利用できるような電子薬歴システムを導入。最先端の調剤支援システムを導入することで、お客さま一人ひとりと向き合う時間を大切にしています。
「処方せん屋」から「健康屋」へ。これはこれから私たちが目指している姿です。その目指す目標に共感し、共に仕事を楽しめる仲間を作っていきたいです。(人事本部グループマネジャー 金澤 祐典)

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金澤さんは店長経験や本部で薬剤師をシステム面からサポートした経験を持つ。現場や店舗づくりにも精通しており専門職の視点から事業や店舗の特徴を語ることができる。

マイナビ編集部から

ドクターだけでなく、薬局も選ばれる時代とされる今、薬局は、変革を求められる時を迎えている。しかし、1979年創業の同社では、設立当初から地域に愛される薬局・薬剤師を標榜しており、その軸は今後も揺るぎがない。
そして薬局にきた患者本人だけでなく、その家族をも包括したサポートをしていきたいというのが同社の思い。地域性や家庭ごとの生活文化が健康にどのような影響があるかを把握すれば、未病の予防や健康普及活動に役立てられるだろう。
IT技術の進化により、同社では、電子薬歴管理システムの他、最近推し進めているのがウェラブル端末に蓄積されたヘルスケア情報を元にした健康指導などもある。例えば、ジョギング帰りに同社店舗へ立ち寄り、現在の摂取カロリーや運動量に応じた今後のアドバイスが可能となるという。このような同社の取り組みを見ていると、薬局は薬を受け取りに行くだけの場所から、健康の相談ができる場所になっていることがよく分かる。2015年9月厚生労働省は「健康サポート薬局のあり方」について発表した。今後さらにセルフメディケーション機能の強化が図られることは必至である。その準備はすでに整えられている同社であれば、これから求められる薬剤師として成長でき、やりがいを持って働くことができるだろう。

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地域の健康を支え、健康な社会の創造に貢献する薬樹。創業以来、「真の健康」について誠実に取り組んできたことが今、注目を集めている。今後の企業成長が楽しみだ。

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