最終更新日:2024/11/11

日本宅配システム(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • インテリア・住宅関連
  • その他メーカー
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 建材・エクステリア
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都、愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日本宅配システムを支える中堅・若手社員の挑戦と成長の軌跡

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上司や先輩社員の手厚いサポートのもと着実にレベルアップ

宅配ボックス市場のリーディングカンパニー「日本宅配システム株式會社」。同社で活躍中の中堅・若手社員2名に入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺った。

■中日本販売部・主補 K.A.さん(2022年入社/総合政策学部卒)
■品質管理部・技術課長 F.O.さん(2016年入社/経済学部卒)

仕事の風景

「法人営業といえど、人と人とのコミュニケーションであることに変わりありません。入社2年目からは気負うことなく商談に臨めるようになりました」(K.A.さん)
「17時半になるとPCの電源が落ちるので、そこから逆算して効率的に仕事を完了するように努めています。マネジメント業務のトレーニングになりますね」(F.O.さん)
受験料の補助など、資格取得支援制度も充実。社内では簿記や電気工事士、ITパスポート等の取得に力を入れている社員も少なくないという。

プラスαの付加価値を付けられる仕事へ。いち早い情報収集のため、顧客との関係構築に励む(K.A.さん)

学生時代は総合政策学部に所属する傍ら、居酒屋でのアルバイトにも力を入れていました。就職活動にあたっては「プラスαの付加価値を付けることのできる仕事」を軸に据えて企業探しを進めていたのですが、名古屋出身であることと、人と話すのが好きということから、自動車関連業界の営業職を中心に会社を見て回っていたんです。そんな中で出会ったのが当社でした。「こういう職種もあるんだ」というのが第一印象でしたが、学生時代に住んでいたマンションにも宅配ボックスがあり、その便利さを実感していたこと、コロナ禍を通して事業の将来性を確信できたこと、そして何よりも「プラスαの付加価値を付けることのできる仕事」に取り組むことができる点に魅力を感じ、入社を決意しました。採用担当者の話しやすい人柄も決め手の一つです。

入社後、まずは東京本社で約2週間の新入社員研修を受けました。基本的なビジネスマナーのほか、宅配ボックスの製造や販売、管理、修理等に携わる社内の各部署の業務内容について学習。社会人としての心構えを認識するとともに、社内のコミュニケーションの大切さを実感することができました。研修終了後は名古屋本社の営業部に配属となり、約半年間、教育係の先輩社員のもと、営業の基本をOJTで学びました。

宅配ボックスの営業は、新築物件の場合にはデベロッパーやゼネコン、設計事務所、既存物件の場合には不動産管理会社などを訪問し、商談を進めていくのが基本的なスタイルです。最近の新築マンションには、ほぼ100%の確率で宅配ボックスが設置されているので、比較的営業しやすい商材といえますが、競合との競争を勝ち抜くために、電気式宅配ボックスの機能や品質面での特徴のほか、設置後の修理やメンテナンスまで一気通貫で手掛ける当社の強みをアピールしています。

物件に関する情報をいかに早く掴むかも大きなポイントです。お客さまからお声掛けいただけるよう日頃から関係構築に注力するとともに、街中を歩いていて建設工事の看板を見かけるたびに情報をチェックするようにしています。難しいのは、建設や電気・電子、機械など幅広い分野の専門知識が求められることです。最初はお客さまの話をなかなか理解できず苦労する場面もありましたが、上司や先輩のアドバイスを仰ぎながら経験を積み重ねていくなかで着実に知識を増やすことができました。

営業から修理、品質管理部門へ。持ち前の好奇心を発揮して、専門的な知識・技術を習得(F.O.さん)

学生時代は経済学部に所属しながら、学部横断的なゼミの活動に参加し、幅広い視点から経済的な事業について学んでいました。就職活動にあたっては「あまり注目されていない会社で働けたら面白いだろうな」という思いで会社選びを進めていたところ、当社の存在を知りました。私が就職活動を行ったのはコロナ禍前でしたので、宅配ボックスの認知度は今ほど高くありませんでしたが、インターネット通販を頻繁に利用していたこともあり、製品の利便性や事業の将来性を確信することができました。また、部門間の垣根が低く、横のつながりも感じられる中小企業の方が、ゼミのように幅広い学びがあり成長につながるのではないかと思い、当社への入社を決めた次第です。

2016年に入社後は約2年間、営業の仕事を経験した後、修理部門に異動となりました。修理部門では不動産管理会社さんからの連絡を受けて現場を訪問し、故障やトラブル、不調の原因について調査します。そこで機器の調整や部品の交換によって、液晶タッチパネルや電気錠を修理する仕事に携わりました。私は経済学部出身なのですが、もともと“モノが動く仕組み”に関心があったので、携帯ゲーム機の液晶の修理・交換やPCの自作など、機械いじりの経験もありました。修理部門の上司や先輩のアドバイスをいただきつつ、すき間時間に部品を分解して構造について確かめてみたりと、持ち前の好奇心を発揮しながら試行錯誤を続けるうちに、基本的な修理技術を習得することができました。

修理部門で約2年間仕事をした後、2020年に品質管理部に異動。品質管理部のミッションは、製品品質のバラツキを抑え、高品質かつ均質な製品を出荷することです。宅配ボックスの製造工程のなかには、タッチパネル等の部品の組み付けや塗装など手作業で行っているプロセスもあります。その手作業によるバラツキを抑えるために、検査・検証のほか、問題が起きた場合の原因究明や作業改善のためのマニュアル・基準の策定に取り組んでいます。最近は技術課長として、製造工場に対して生産プロセスの改善や、部品の変更を提案する機会も増えてきています。モノづくりに関する知識が求められるため、日々、勉強の連続ですが、楽しみながら取り組むことができています。

営業・修理・品質管理の仕事のやりがい。今後の目標について

【K.A.さん】
営業の仕事でやりがいを感じるのは、何といっても数字を上げることができたとき。ゼネコンの意思決定権者の方と信頼関係を築けたことで、経験豊富な上司や先輩も受注に至らなかった契約を入社2年目で獲得できたときは本当に嬉しかったですね。専門的な知識も増えてきたことで、緊張せずに商談に臨むことができるようになるなど、日々、自らの成長を実感しながら仕事に取り組むことができています。

働きやすい環境が整っているのも大きな魅力です。当社では17時半になるとパソコンの電源が強制的に落とされる仕組みになっているので、残業はありません。契約件数が伸び悩んでいる時期には厳しさを感じる場面もありますが、プライベートの時間をしっかり取ることができるのは嬉しいですね。ちなみにプライベートでは読書やゲーム、ウォーキングを楽しんでいることが多いです。今後の目標は管理職へのキャリアアップを実現し、「こうしたら、もっと良くなるんじゃないか」といったアイデアをカタチにしていくことです。そのためにも、まずは営業パーソンとして数字を上げ続けていきたいと思っています。

【F.O.さん】
修理部門の仕事のやりがいは、故障やトラブルの原因を究明し、問題を解決できて、機器がスムーズに動作するようになったときです。一つ一つの作業を効率的に進められるようになり、作業時間を短縮できたときには達成感を得られましたね。一方、品質管理部門のミッションは問題が起きないようにすることですので、成果が見えにくい部分もありますが、新たな製品・サービスの導入に当たって、発生が想定される問題やトラブルのシミュレーションを行ったり、アフターフォローをサポートしたりと、品質管理部の腕の見せ所はたくさんあります。創意工夫を発揮する場面が非常に多いので挑戦しがいがありますね。

今後の目標は、通信やネットワーク関連の知識、スキルに磨きを掛けることです。近い将来、宅配ボックスとネットワークの親和性はますます高まっていくはずです。スマートフォンだけで荷物のやり取りを可能にするサービスや、メンテナンス性の高い製品が期待される反面、ネットワーク絡みの問題がこれまで以上に頻発することが想定されます。こうした事態を未然に防ぐことができるよう、今のうちから勉強を積み重ねていきます。

学生の方へメッセージ

【K.A.さん】
企業研究に当たっては、いい部分、悪い部分を含めて、会社の情報を徹底的に深掘りすることが大切だと思っています。“粗探し”というわけではありませんが、外からは見えない部分、会社が見せようとしない部分まで調べたうえで志望企業を絞り込んでいただきたいですね。
外には出ていない当社の営業の仕事の魅力を一つだけ挙げるとすれば、自分一人で物事を考える時間が意外と多いことですね。プレッシャーを感じることなく、お客さま先を回ることができています。

【F.O.さん】
「経済」という言葉は、「経世済民」に由来するといわれています。「経世済民」とは「世を経(おさ)め、民の苦しみを済(すく)う」ことです。仕事も経済活動の一つである以上、「いかにして人を済うか」という視点が欠かせませんし、就職活動に当たっても、志望企業の社員だけでなく、大学で就職活動をバックアップしてくれる方など、さまざまな「人」との関わりを大切にしていただきたいと思います。本文でも触れましたが、当社の魅力は、部門間の垣根が低く、さまざまな部門のメンバーと交流しながら仕事に取り組むことができる点にあります。人とのつながりを活かして「経世済民」を実践できる会社といえるでしょう。

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同社の製品は、グッドカンパニー大賞や製品安全対策優良企業表彰、キッズデザイン賞など数々の賞を受賞しています。

マイナビ編集部から

宅配ボックスの設計から製造、販売、保守・管理に至るすべてのプロセスを一気通貫で手掛け、業界トップクラスのシェアを誇るリーディングカンパニー「日本宅配システム株式會社」。今回、同社で活躍中の中堅・若手社員にお話を伺って感銘を受けたのは、お二人のコミュニケーション力の高さもさることながら、仕事を通して着実に成長を遂げていることだった。例えば、2022年入社のK.A.さんは営業力に磨きを掛け、上司や先輩もなかなか開拓できなかった顧客の仕事を受注。2016年入社のF.O.さんは、営業を皮切りに修理、品質管理と新たな分野に挑戦し、技術課長へのキャリアアップを果たしている。

若手や中堅が力強く成長できるのは、本人たちの実力やセンス、教育研修制度の充実ぶりもさることながら、面倒見のいい上司・先輩社員が揃っていること、そして、「人を育てる」カルチャーが浸透していることが大きいといっていいだろう。筆者はここに、1993年の創業以来、30年にわたって成長を続ける当社の強みを見たのである。

同社の事業内容に興味関心をお持ちの方はもちろん、宅配ボックスに関わるビジネスを通して社会的課題の解決に貢献していきたいという志をお持ちの方に企業研究をおすすめしたい会社である。

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チームワークを発揮しながら、効率よく仕事を進めるカルチャーが浸透しています。プライベートでも多様な形で自己研鑽に励む社員が活躍しています。

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