大分瓦斯(株)【大分ガス】

私が所属する生産部では、24時間365日常に安全安心な都市ガスをお客さまのもとにお届けすることを使命とし、液化天然ガスなどの都市ガス原料から都市ガスを作る「都市ガスの製造」、およびお客さまのもとへ都市ガスをお届けする「都市ガスの供給」を行っています。都市ガスはお客さまの快適な生活を支える重要なライフラインの一つですので、万が一にもガスの供給が止まらないよう、毎日の点検や定期的な検査により、事故の未然防止に努めています。その中で私は主に、原料の調達業務や都市ガスの生産・品質管理、各種工事の計画立案、実施、結果の取り纏め、都市ガス以外の新規エネルギー事業の技術的な検討などに携わっています。お客さまの快適な毎日を守るため、安全第一をモットーに、都市ガスの安定供給をこの先も継続できるよう、日々保安向上に日々取り組んでいます。

私が日々行っている業務では、直接お客さまの顔をみることはできません。ですが、私が製造した都市ガスが、お客さま1人1人にパイプラインを通じて届けられ、美味しい料理を作ることや、お風呂のお湯をわかすことに使われているのかと思うと、非常に嬉しくもあり、「お客さまの暮らしを支えている仕事」にやりがいを感じます。また同時に、この都市ガスをお客さまのもとへ今後も末永く絶えず送り届けなければならないといった、責任感・使命感を強く感じることができ、一層仕事に身が入ります。加えてチームをまとめ進捗を管理しマネジメントする立場での仕事を通じて、チームメンバーの成長を身近で感じることができますし、苦労を重ねた末にプロジェクトを成功に導くことができた時の達成感は何物にも代えがたく、仕事をやる上でのやりがいとなっています。

学生の頃から社会や地域を支えるような仕事をしたいと考えており、特に、快適な生活を支えるために不可欠であるエネルギー業界に関心がありました。また大学は福岡県の大学に進学しましたが、県外に出て初めて大分の良さに気づくようになりました。次第に生まれ育った故郷である大分で働きたいという思いが強くなり、就職活動においては、大分に根差した会社への就職を目指して就職活動を行っていました。その中で大分ガスの会社説明会に参加し、大分の暮らしと産業を支え、いつも変わらない安心な毎日をお届けするという使命や風通しの良い社風に魅力を感じ、この会社を選びました。入社後も説明会で感じたイメージ通りの会社で、私のやりたいことと非常にマッチした仕事が出来ていると思います。

現在マネージャーの立場で仕事をしていますが、1チームメンバーとして仕事をしていた頃と比較すると、様々なスキルが必要であり、チームをまとめる大変さを痛感しております。今後はチームをまとめるマネージャーとして経験を積む中で更なるスキルアップを図るとともに、あわせて技術者としての知識、技術の向上に努めていきたいと考えております。そして将来的には私の次の世代の技術者を育成し、未来の大分ガスを担う人材を私のもとから輩出できるようなマネジャーへと成長したいと考えております。

都市ガス業界は2050年のカーボンニュートラル化による脱炭素社会実現に向けて、まさに今変革の時を迎えようとしています。都市ガスをカーボンニュートラル化するにはメタネーションという、二酸化炭素と水素から都市ガスを作るという技術が非常に重要ですが、現時点では実用化にはまだまだハードルがいくつもあります。しかしながらこのまま技術革新が続けば将来的には、メタネーション技術によるカーボンフリーな都市ガス、というのも必ず実現できると考えております。私の将来の夢は、私が企画立案したメタネーション都市ガス工場から、大分のお客さまにカーボンフリーな都市ガスをお届けすることです。安全安心な都市ガスをお届けしながら持続可能な脱炭素社会にも貢献したいと考えております。