最終更新日:2024/7/11

CLINKS(株)

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東京都

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研修・教育について伝えたい

IT経験ゼロでもOK! プロフェッショナルへの飛躍をがっちりサポート

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教育体制と社内制度から見るCLINKS

未経験者を積極的に採用するCLINKSでは、充実の教育制度を通して、新人の成長を後押ししている。ここでは、教育担当の村田さんと採用責任者である小野寺さんに、同社の教育体制や社内制度についてお話を伺った。

■ 村田 雅美さん
PPCamp online事業部 エキスパート

■ 小野寺 咲希子さん
経営企画室 部長

お二人の横顔

教育担当の村田さん「皆さんがCLINKSに入社したら、楽しく勉強してもらえる自信があります!一緒に頑張りましょう」とメッセージを送る。
新人の8割がIT未経験者で占められるが、2カ月の研修を終える頃には大多数が2つの資格に合格。村田さんたちが徹底支援している成果が表れている。
採用の責任者である小野寺さん。「面接では会社に関する疑問点は何でも伝えていきます。お互いを理解しあえる選考になれば幸いです」と学生に語りかける。

ITの資格取得を目指して、本格的な学びを重ねる【村田さん】

IT未経験のまま入社する新人が8割を占める当社では、かねてから教育研修制度を充実させることに力を注いできました。新卒入社の社員の場合は、2カ月にわたって当社オリジナルの研修「Training One(トレーニングワン)」に基づいたカリキュラムを設定しています。外部IT企業への提供実績も含め、約5000人の未経験者を育成した本格的な研修プログラムであり、2カ月間で2つの資格を取得することを目標とする内容となっています。

最初の1カ月間はOSとして広く活用されているLinuxの基本を網羅した「LinuCレベル1」に挑戦してもらいます。サーバとネットワークに関する資格ですから、実機を使ってその操作方法などをリアルに学ぶことができます。次の1カ月では配属先によって異なる資格を目指しますが、私が担当しているクラスでは「CCNA」というネットワークに関する基礎資格に挑戦していただきます。ほかにもプログラミング言語の「JAVA」、クラウドサービスの「AWS」関連の資格なども対象となっており、いずれも実践的な内容を指導します。

昨年度で言えば「LinuCレベル1」は合格率100%、各種資格も92~3%の高い合格率を記録しました。スマートフォン全盛の現代、研修生のなかにはパソコンのキーボードに触れたことがない人も少なくありません。最初はかなり戸惑っている姿も見受けられますが、「苦手」「怖い」といった意識を払しょくするためにも、ゆっくりとしたペースでの指導を心掛けることで、全員がそれぞれ大きく成長してくれています。右も左もわからなかった新人が無事に資格を取り、晴れ晴れとした顔で配属先に向かっていく姿は、研修担当としては何よりも達成感が得られる瞬間です。

なお、新型コロナウイルスの対策のため、昨年度は何人かのチームに分け、リアルでの指導と在宅でのリモート受講をローテーションで回していく形を取りました。そのなかでも新卒同士がお互いに質問しあったり、私たちにも気兼ねなく疑問点を尋ねてくれたり、コミュニケーションはしっかりと取ることができていると実感しています。

お互いに教えあい、学んだことを発信できる場をつくる【村田さん】

今でこそ講師としてITに関する知識を教えている私ですが、ほかの多くの研修生同様、IT未経験のまま当社の扉を叩いた一人でもあります。文系出身で不安がなかったわけではないですが、研修を通して学びを深められましたし、配属先でも実践を通して知識を一つひとつ身に付けるチャンスがありましたから、徐々に自信をもって仕事に向き合えるようになりました。

3年ほど現場で働いた後、社内の教育関係の部署での公募を発見したことが転機となりました。じつは入社前は塾講師をしており、“教える”というところに興味があったので、私の経験が活かせるのではないかと考えたのです。ただ、実際に教えてみると、学習塾とは異なり、経歴も知識も全く異なり、各人の習熟度に合わせて指導していくのが難しく、手探りで進めていく時期が続きました。

そんななかで心掛けたのは、研修生同士で助け合える教室づくりです。苦しんでいる人をお互いに支え、全員で成長できるように促していく。じつはITの実際の業務でも、エンジニアたちは互いに協力し合って課題を乗り越えていきますので、教え合う環境のなかでそうした姿勢を少しでもシミュレーションできればと考えています。
また、学んだことを自分の中だけに留めず、周囲の誰かに説明していく機会も積極的に設けてきました。どうやったら人に伝わるのか、自分で考えた上で話をしていくことは、教える人の理解が深まり、成長につながっていくためです。

最初は専門用語が理解できず、ノートを取ることさえ難しかった皆さんが、2カ月後にはサーバを動かすコマンドが会話のなかでスラスラと出てきます。研修を通して成長し、エンジニアとして不安なくスタートが切れるようになった姿を見るとやりがいを感じますし、うれしくなりますね。

ちなみに私は新卒の研修以外の時期は、中途入社の社員向けの研修を担当しています。当社の研修は、資格取得率の高さに加え、知識を詰め込むのではなく実践的な指導をしている点が評価され、外部企業からの参加者も増えています。この点からも、当社の教育研修のレベルの高さを理解いただけるでしょう。

楽しく働けるように、ユニークな社内制度を整備しています!【小野寺さん】

村田からは新人研修について解説してもらいましたが、配属後も学びの場は続きます。業務のなかで知識やスキルの習得の必要性が発生すれば、各種セミナーの参加や、資格取得などの支援を行っています。また、各事業部では社内研修を定期的に開催していますが、別事業部の参加も柔軟に対応していますし、後日、研修の録画データを共有するといった取り組みも進めています。

エンジニアがモチベーション高く働くことができるように、ワーク・ライフ・バランスの向上にも取り組んでいます。当社の場合、お客さま先で仕事をしている社員が多く、勤務時間の管理が複雑化していることから、自社で勤怠管理クラウドアプリ『キンクラ』を開発しており、これを活用しながら残業時間を月10~12時間程度に抑えています。また育休・産休の取得率も100%に達し、近年は男性社員の取得も増えてきました。テレワークを推進していることは、お子さんの体調不良などに対応しやすいなど子育て家庭のメリットにもなっています。ちなみにテレワークをする場合、自宅で使うデスクや椅子、モニターなども会社が補助しています。

従業員とその家族が健康で充実した生活を送ることが、より良い仕事につながると考え健康経営も推進しています。スポーツジムの利用料は家族も含めて無料とし、健康に関するセミナーを開催するなどの取り組みを進めています。社員同士の円滑なコミュニケーションが心の健康につながると、社内コミュニティ活動を支援する「CLINKS公認コミュニティ制度」も導入しました。野球やフットサルといった定番のスポーツはもとより、アニメやゲーム、ミニ四駆などをテーマにしたコミュニティも形成されており、その数は実に300種類以上に達しています。部署や役職を横断した集まりなので、普段関わることのない人材同士がお互いを刺激し合う格好の場としても機能しています。

面白いところでは最近、社内通貨「SSP(スマートセービングポイント)」をスタートしました。社内表彰、イベント貢献、お客様評価などによりSSPが貯まり、年4回のタイミングで換金できるというもので、そのレートは業績によって変動する形を取っています。ささやかな金額ですが、少しでも社員がモチベーション高く働ける一助となればと思っています。これからも柔軟にアイデアを取り入れながら、働きがいのある環境づくりを進めていくつもりです。

学生の方へメッセージ

■当社の選考は人物重視ですので、面接を通して皆さんの人柄などを知っていきたいと考えています。皆さんにも当社のことを包み隠さずお伝えするつもりです。気兼ねなく、いつもの自分で受け答えしてもらえればと思います。
就職先としてはIT業界志望であっても、他業界の説明会にも参加してみることをおすすめします。IT業界で働いていると、業種業態を問わない企業と関わっていくので、世の中の企業を知るという意味でもプラスになるはずです。
<小野寺さん>

■「ITが楽しそう、面白そう」と思えるのであれば、文系理系を問わず、この業界で着実にキャリアを築き上げていけるはずです。ITは自分とは無縁の存在に思えても、日頃から使っているスマートフォンやプレイしているゲームは全てITの産物です。身近なところから掘り下げて考えていくことを意識してみてください。
学生生活を送っている今は、何でもできる時期です。挑戦してみたいこと、学びたいことがあれば、とことん向き合って自分の糧にしてください。そのなかでITに興味を持ってくれたら幸いです。
<村田さん>

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「面接は全て1対1のWeb面接で行います。もし会社のことをもっと知りたいというのであれば、訪問できる機会も設けますので、気軽にお問い合わせください」(採用担当)

マイナビ編集部から

CLINKSでは創業以来、ITエンジニアが高い意欲を持って働けるように、さまざまな面からサポートするために、社内環境を整備してきた。具体的に、教育面でもワーク・ライフ・バランス面でも充実の体制を構築している状況は、採用担当の小野寺さんと教育担当の村田さんが話してくれたとおりだ。

上記記事で触れた以外で言えば、副業制度を導入しているのも面白い。同業での副業は禁止といった条件付きではあるが、ほぼ制約なく副業が許されており、週末を利用して子どもにパソコンを教える者もいれば、飲食店でのアルバイトをする者もいるという。

年功序列も一切なし。頑張った社員を正当に評価する仕組みもできあがっている。実際、新卒入社3~4年目で管理職に昇格する人材もいるし、なかには26歳で役員になった逸材も出現したという。これから入社する社員たちにも同様の可能性が広がっていくだろうから、上を目指して頑張りたい人にも打ってつけの会社である。

多くの社員が在宅勤務をしているが、一方で本社オフィスでは、いつでも気軽にエンジニアが集まって新発想が得られるように「開放感」「居心地の良さ」をテーマにオフィス環境を整備している。社内には無料のバーも完備され、ちょっとした気分転換もしやすい。社員同士のオンライン歓迎会、飲み会等には、オンラインコミュニケーション手当も支給。文字どおり、多角的に社員を支えている会社だといえるだろう。

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イキイキとした表情の社員たち。最大限のパフォーマンスを発揮できるように、会社としてもさまざまな制度や環境を整備しながら支援している。

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