新岩手農業協同組合【JA新いわて】

入組当初から二年目までは家畜人工授精師として農家を巡回して、授精業務にあたっていました。新卒でJA新いわてへ入組して家畜人工授精師の免許は取得しているものの現場での経験は全くなく入組直前は技術職として一人前になって仕事をすることが出来るのだろうかというプレッシャーを日々抱えていたのを覚えています。ですが、いざJA新いわてへ入組してからすぐに技能研修があり自分の場合は３カ月ほどで一人で農家を巡回出来るようになりました。JA新いわてでは新卒での家畜人工授精師も募集していますが、職員の技能研修がしっかりと行われているため採用できるのだと感じています。また、農家さんへの対応なども先輩を見ながら覚えましたが、先輩方も皆さん良い人で何でも聞きやすかったのですぐに業務にもなれることが出来ました。現在は八幡平市の新しい事業として繁殖育成センターを設立しましょうという事業がありまして、そちらの方の担当をしております。

JA新いわてに決めた理由ですが、私は家畜人工授精師として働いてみたかったというのが第一の希望だったのですがJA以外だと家畜人工授精として農家の方と話したりできる場はありません。どうせなら家畜人工授精を通して農家の方の経営を手助けしたいと考えたからですね。一年目に農家の方から初めて感謝されたときは自分の技術を初めて認めてもらったと感じて今でも忘れられないくらい嬉しかったです。

初任給の使い道としては実家の方にオーブンレンジを贈りました。自分への初任給の記念としてはずっと持っていられるようにとちょっといいジーンズを買いましたね。

最近、私が今考えてみると学生時代にやっておいて良かったなぁと思っていることですが、農業についての知識や技術も大切かもしれません、ですがその他として私は飲食店のホールで注文を取ったり接客をしたりといったアルバイトをしていました。それ以前の私は初対面の人と話すのがあまり得意ではありませんでした。そこで就職後のことを考え、あえて人と接するアルバイトに挑戦してみました。今では農家の方などと話すのは何の苦にもなっていません、むしろ楽しいと感じております。学生という期間を使って今自分の弱点と感じているものを避けるのではなく、あえて挑戦してみるのもおすすめです。意外と楽しいと感じるかもしれませんよ？