京都薬品工業(株)

私は現在、主な業務として、製品出荷判定前の製造記録や試験記録の点検、顧客からの品質情報の対応を行っています。生産品質保証課（品質保証部門）では第三者の目でもって、製造された医薬品の製造記録や試験記録に問題がないか、また当該ロットの変更や逸脱事項があった場合、適切に処理されているかを適正かつ徹底的にチェックし、製品の出荷判定へ繋げています。また、顧客からの苦情等については、常に顧客目線で真摯に対応を図るよう心掛けているところです。
また、近年重要視されている"データの信頼性（データインテグリティ）”への取り組みについてもリーダーとして推進しています。これは医薬品の品質を確保する上で大変な重要な取り組みの一つとなりますが、最終製品試験が適合しているだけでなく、原料から製品が出来上がるプロセスにおいて、全てのデータが完全で一貫性があり正確であることが求められます。その要求事項を遵守できるよう、果敢に現場へ指導しています。
私自身の業務を通じて、より品質の高い医薬品を患者さんにお届けしたいと思い、日々業務にあたっています。

病気の治療に使用する医薬品は、身体に作用を及ぼすものですので、医薬品に求められる品質は非常に高いものである必要があります。医薬品はヒトの健康を守ること、また生命に直結しているため、品質保証部門の使命として、"製品の品質を保証する最後の砦”という思いで日々業務にあたっており、とても責任が大きいのですが、その分やりがいが感じられる業務と思っています。

生産品質保証課は少数精悦で、上司や同僚へも気軽に話しかけや相談ができる部署です。困ったことがあっても、周囲がお互いにサポートしあえる職場ですので、明るく楽しい雰囲気で仕事ができています。
また、職場内で開催されています定期的な勉強会のみならず、セミナーや講演会への参加も積極的に推進しています。自らの知識やスキルの習得に向け、力強いサポートがあるのは、自身の成長に繋がり大変ありがたく思っています。

品質保証部門は日々業務の上で社内の様々な部署やお取引様との連絡のやりとりが頻繁に発生しますので、密に連携を取る必要があります。幅広い分野の知識に加え、場合によっては製品に関連した専門的な知識も必要となりますが、業務に必要な知識を増やし、新しい情報を入手していくことは、自らの知識やスキルを伸ばしていけるチャンスと捉えています。現場へ足を運ぶこともありますが、新しい発見がないか、いつもワクワクしながら赴いています。