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最終更新日:2024/7/3
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部署名技術センター 部材グループ
仕事内容ガラスの溶解プロセス開発
ガラスの溶解プロセス開発に携わっています。ガラスを溶解する量が、数100 gの実験レベルから数十 kgに増えると、より大きい溶解炉で試作を行う必要があります。それに伴って試作条件を硝材に合わせて最適化する必要があり、その溶解炉で試作を繰り返して目標の製品品質が得られるようにするのが私の仕事になります。ガラスを溶かす温度や時間など溶解条件を決めて試作を行いますが、成型作業は複数人で行うため、関係者との日程調整や、成形前打ち合わせなども行っています。仕事を進める上では、聞いたことや依頼されたことを欠かさずメモすることを心がけています。メモをとることで忘れないだけでなく、自分がどれだけの仕事を抱えているのかも客観的に整理できるため、習慣づけるようにしています。
試作したガラスの品質を確認するときが、一番緊張します。自分が調整した条件で良品ができているかどうかを確認できる瞬間なので、成型品すべてが良品だったときは達成感があります。試作品すべてがNG品となったときもあり、原因がすぐにはわからず焦ることもありましたが、なぜそうなるのか考えて対策を行い、次の試作で良化したときは安心しました。上司から「うまくいったものが一つでもあれば、条件を整えてやれば、全部うまくできるということ」とアドバイスを受け、良品が一つでもできれば、いずれ達成できると考えるようになり、自信にもなりました。
働き方は、開発スケジュールを基に、目標を達成するために自身で実験スケジュールを決め、試作とデータ収集を繰り返していきます。自身で試作条件を決めていけるため、裁量は大きくやりがいを感じており、また上司の方のサポートも手厚く、業務で困ったことがあれば、週ミーティングや直接デスクで相談にのってもらえるため、不安を残したまま業務を進めることは少ないです。大学では、ガラス材料の研究に取り組んでいましたが、規模が全く違うため、新しく勉強することが多く、入社してから知ったことのほうが多いです。また自身の成果をまとめて、プレゼンする力や仮設・検証に基づいて実験を進める思考力がより必要となるため、これらは研究室の経験から活かせると思います。ライフワークバランスでは、私の部署では有給が取りやすく、またカフェテリアポイント(福利厚生として自由に使えるポイントが年間8万円分付与)があるため、休日に旅行に行くこともあります。