最終更新日:2024/7/24

SUBARUテクノ(株)

  • 正社員

業種

  • 受託開発
  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械設計
  • 機械

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手・中堅のエンジニアが語るSTCの仕事の魅力とやりがい

PHOTO

STCの若手・中堅エンジニアへインタビュー!!

STCの最前線で活躍する若手のエンジニア3名にご登場いただき、ご担当の仕事内容、STCへの入社のきっかけ、やりがいなどについてお聞きしました!

■須永浩司さん(写真左)
東京事業所 サポート業務室 パワートレイン出図管理グループ
■太田和登さん(写真中央)
東京事業所 パワートレイン研究実験室 電動駆動機能性能グループ
■茂木裕介さん(写真右)
群馬事業所 車両設計室 シャシー設計グループ

先輩からひと言!

「仕事で自分を高めていくことはもちろんですが、同時に仕事を通じて人間としての幅を広げて行ける場がSTCにはありますよ」と須永さん。
「今後は、私自身で製品の仕様を決定できるよう、この分野のプロフェッショナルを目指したいと思います」と太田さん。
「当社の業務は(株)SUBARUの社員との結び付きが強く、プライベートでも多くの交流や出会いがありますよ」と茂木さん。

緊張感を要求される分、大きな責任を担っているという自負がある/須永さん

私が担当する出図管理というのは、設計部門から上がってきた図面について、社内のルールに適合しているかをチェックして製造部門に渡すというものです。言葉にしてしまうと簡単に聞こえるかもしれませんが、出図という業務は、設計図に基づいたさまざまな部品の調達や手配など、製造業の要であるSCM(サプライ・チェーン・マネージメント)を担う工程とも深く関係しますし、開発部門の"最後の砦"という役割も持っているのです。
管理している図面の数は、1日あたり約20枚、1週間では100枚程度になります。それを2-3名で担当しているため、作業量としてもかなり大変な業務です。もし、出図が遅れたりチェック漏れがあると、組立・調整作業を混乱させて生産ラインを止めてしまったり、製造品質の欠如やクレームにつながるため、とても緊張感を要求される仕事ですが、それだけ大きな責任を担っているという自負もありますし、同時にやりがいにもなっています。
私は、入社からこれまで研究実験、試作部門を経験し、2年前から現在の出図管理の担当になりました。試作部門の所属時には技能コンクールに参加して、最優秀賞を受賞したこともあります。そうした職歴もあって、もう一つの役割にCATIAというCADソフトの教育・研修も務めていますが、私がかつて教えた新人や若手が、一人前の設計者となって開発の第一線で活躍している姿を目にすると、自分の事のように嬉しく思いますね。
仕事で一つの分野を極めたいという人もいますが、私はどちらかと言えば、色々な可能性を試して自分の間口を広げたいと考えているので、自ら異動を希望してきました。現在のテーマは出図管理でよりレベルを高めることですが、いずれはまだやっていない設計図面を書く仕事を担当したいですね。

通常では経験できないことを経験できることが面白い!/太田さん

私は入社以来一貫して研究実験業務に携わってきました。現在の業務は、さまざまなスバル車に採用されているトランスミッションの評価で、私が担当しているのはMT(マニュアル・トランスミッション)とCVT(無段変速機)の強度評価です。具体的な作業内容としては、ギア強度やギアを格納しているトランスミッションケースの強度について、さまざまな試験を実施し、分析・解析を通じて、実際に搭載する完成車へとフィードバックしていきます。
例えば、車体が大きく跳ね上がるようなデコボコ道を走行する際に、トランスミッションケースに問題がないかなど、評価試験は考えうる最悪の想定に基づいて実施しています。通常では経験できないことを経験できることが、面白さを感じる点ですね。そのためトランスミッションだけでなく、車体についても深い知識と理解が求められます。また、ギアなどが破損した場合、破損のメカニズムを解析して理解することは本当に困難な作業ですし、やればやるほど奥の深さを感じる仕事だと感じています。同じ部署には、本当に深い見識とノウハウを持った先輩、上司が多くいて、色々と勉強させてもらえますし、多くの刺激も受けます。
私たちの仕事は、メーカー側から求められたことを淡々とこなせば良いというものでなく、われわれから先方に対して「より高い水準の仕様を目指しましょう」と提案することも少なくありません。そこが技術者としてのこだわりであり、求められることですね。私たちが世の中に出したものは、決して壊れてはならないという強い想いを胸に、日々の仕事に取り組んでいます。

開発設計者は机上だけでなく実際の走りを体験して造り込む/茂木さん

私は、車両設計室シャシー設計グループに所属し、スバル車全般についてサスペンションのダンパーとスプリングの開発設計を担当しています。これらの部品は車の操縦安定性や乗り心地を大きく左右するものであり、走行性能と乗り心地をいかに高いレベルで両立するかが求められます。特に、スバル車はコーナーリングといった走行性能に対するお客様要求が高いものがあり、私たちも強いこだわりを持って開発を行っています。
開発設計の業務は、CADによる机上での作業だけでは決して完結できません。私たちもテストドライバーに交じってテストコースでの走りを何度も体験します。さらにはライバル車との性能比較を行ったりしてチューニングを行い、皆で納得が行くまで議論を重ねて、それを設計にフィードバックするといった作業を繰り返します。また、乗り心地など人の感性に依存する感覚も、できるだけ定量的な指標に置き換えるなどして、常にお客様の目線に立った想いを開発設計に織り込むように心掛けています。新車開発の場合は、トータルの開発期間は数年にも及びます。それだけに試行錯誤を繰り返して苦労しながらも、自らが設計した部品が形となって実車に搭載され、お客様や自動車の専門雑誌で高い評価をいただけた時は、何よりの喜びであり、やりがいを感じる瞬間ですね。今後のテーマは、設計者という枠にとらわれず、多能工として知識と技能を広げていきたいと思います。
実は、私自身は車の専門知識を持って入社してきたわけではなく、入社後に社内教育で自動車開発の知識を学びました。ですから、車に対する興味が少しでもある人なら、後は自分のやる気、そして元気さえあれば誰でも開発の第一線で活躍できると思いますよ。

人事担当より学生の方へメッセージ

プロの技術者集団を自負する当社にとって技術力が会社の根幹であり、人材が最大の財産です。そこで当社では、社員のスキルアップを大切に考えた社員教育を実施しています。
例えば、設計技術者には機械設計製図やCAD操作を基礎から応用まで教育します。また、研究開発技術者には、自動車の整備、計測、評価について独自のプログラム教育を実施しています。その他、それぞれの専門分野で、エキスパートの育成を目指した教育に取り組んでおり、当社内の教育だけでなく、(株)SUBARU主催教育や外部研修の受講も可能です。実際、多くの意欲あるエンジニアが会社の全面的なサポートを受けて、積極的に外部研修を受講していますよ。是非、当社でものづくりの楽しさと醍醐味を味わってください。
(管理本部 総務部 井出敦史)

PHOTO
広大な敷地を持つ(株)SUBARUの東京事業所内にあるSTCの本社。同社では(株)SUBARUと一部共同の教育や福利厚生等も受けられる。

マイナビ編集部から

STCは(株)SUBARUの全額出資で設立されたエンジニアリング会社だ。(株)SUBARUを主要顧客として自動車、航空機などの設計、実験、CAE解析などの受託業務を行っており、スバル車の生産には不可欠の存在である。STCのエンジニアは(株)SUBARUとともに最先端の技術を核として、自分の技能を磨き、多くの分野で活躍している。
世界に通用する技術者集団を目指す同社では、毎年、若い社員が教育や業務での成果を試すため、技能五輪や技能グランプリに挑戦している。これまで多くの社員が県代表となり、全国大会で好成績を残している。
このほか運動部などのサークル活動も盛んで、自動車好きが集まって全国各地のレースに参戦している。仕事、プライベートの両面を充実させて、人生を楽しみたい。そんな喜びを与えてくる環境が同社にはある。

PHOTO
個々人の高い創造力とチームワークの良さもSTCの魅力だ。アイデアを生み出せ、チームワークを高める企業風土のもとで皆確実に成長を遂げていく。

トップへ

  1. トップ
  2. SUBARUテクノ(株)の取材情報