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最終更新日:2024/11/21
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部署名技術部
勤務地広島県
仕事内容旋盤やマシニングセンタなどを使った金属部品加工を行っています
大学では「とりあえず好きなことをやろう」と応用数学科に進みましたが、いざ就職を考えはじめたときに、両親が働いていた工場のことをふと思い出しました。子どもの頃、放課後教室を抜け出して両親の工場に遊びに行ったり、仕事の話を聞かせてもらったりしていたので、とても親しみを感じていたんです。中でも当社を選んだのは、実家に近く、「多能工」の育成に注力していることに魅力を感じたから。同じ機械や工程を淡々とやり続けるのではなく、さまざまな機械加工を通じていろんな技術に触れられたら楽しいだろうな、と思いました。
当社が手がける部品は多種多様で、製品によって旋盤加工だけで終わるものもあれば、旋盤やフライス盤、研磨機など複数の加工工程を必要とするものもあります。製品の大きさや形状、材質が変われば加工法が変わり、加工法が変われば使う機械も当然変わります。さらに1台の機械にも30~40種類もの工具の選択肢があり、加工の仕方によって最適な工具を使い分けなければなりません。どんな加工にどんな工具を選択するべきか覚えることは山のようにありますが、スピードや仕上がりを考え自分なりに「これ以上ない」と思える組み合わせ・やり方を見つけたときの充実感はひとしおです。
主に旋盤という工作機械を用いた切削加工を行っています。中でも私のこだわりは、高品質を徹底すること。切削直後の金属部品には「バリ」や「カエリ」といった意図しない突起が発生することがあるのですが、当社では全数検査を行っているので不良が流出することも絶対にありません。それでも、自分の目に留まってしまったら、そのままお客さまにお届けすることは絶対にしたくありません。確実に取り除いて、お客さまだけでなく自分自身でも納得できる品質のものだけを出荷することを心がけています。
今はまだ旋盤をメインに担当していますが、最近徐々にマシニングセンタやフライス盤を使って複数の加工工程に挑戦できるようになり、自分の技術が広がり始めているのを実感しています。これまで別の技術者にバトンを渡していた工程も自分でできるようになると、成長実感も得られ、大きなやりがいを感じます。とはいえ、全種類の機械を難なく使いこなせる「多能工」になれるのはまだまだ先。一般に10年はかかると言われていますから、5年目を迎えたばかりの私にはなお長い道のりが待っています。今後も着実に技術を磨き、また、取得にも挑戦しながらコツコツと実務経験を重ね、着実にスキルを磨いていきたいと思っています。
本格的に就職活動を始めるまで、私の将来のイメージはとてもぼんやりとしたものしかありませんでした。その漠然としたイメージに風穴を開けたのは、両親が工場勤務だった幼少期の思い出。自分の人生を振り返りながら「自分は何に興味があるのか」「どんな環境で働きたいのか」を突き詰めることが、イメージを具体化する大きな一歩になると感じています。まだ将来のイメージが湧かないという人は、まずは説明会やインターンシップなどに積極的に参加してみるといいのではないでしょうか。学生時代の専門分野にとらわれずさまざまな業界・企業に目を向けてみることで、思いもよらない気づきや出会いがあるかもしれませんよ。