最終更新日:2024/11/8

(株)内海機械

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 金属製品

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ダイナミックな会社の躍進を感じながら、社員一人ひとりが自分らしく輝いています!

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「ぶっちぎりの短納期」を支える人間力

内海機械で自分らしく輝きながら活躍する先輩社員に、仕事の喜び、成長の軌跡、会社の魅力、さらにプライベートのことなど、気になることを聞きました。「ぶっちぎりの短納期」を支える人間力に迫ります。

(左から)
◎技術部 次長 横島昌夫さん/広島県福山市出身(1999年入社)
◎営業部 係長 大驛千沙さん/島根県浜田市出身(2011年入社)
◎技術部 宮本高陽さん/広島県府中市出身(2020年入社)

内海機械の特徴は?

ゼロからのスタートでも技術をしっかり習得できるところです。意欲があれば出身分野に関係なく成長できます。(横島さん)
当社には相談しやすい環境が整っています。社員の個性はさまざまでも、みんなでよくなっていこうという社風です。(大驛さん)
工場勤務といえど毎日が同じことの繰り返しではなく、当社のものづくりは一品一様。日々新たな技術を探求できる面白さがあります。(宮本さん)

会社の“見える化”が加速していることを、頼もしく思います。【横島さん】

小さいころプラモデル作りが好きで、ものづくりへの探究心や改善への好奇心は子どものときからあったと思います。現在はNC旋盤とマシニングを合わせた複合機や、0.25ミリの電気を放電して金属をカットするワイヤー加工機を使った金属加工を担当しています。こうしたさまざまな最新設備を任せてもらえることは信頼されている証だと思うので、自分の技術力が社会に貢献できていることに喜びを感じます。

当社では一人ひとりが多くの資格取得を目指していますが、2019年からは技能検定(国家資格)にも挑戦を始めました。私も次長として率先してこれらに取り組んでいきたいと思っています。また、人材育成もさらに力を入れていかなければならないことです。当社が推し進める“見える化”の根幹は、現場美化や無駄の削減です。そういった細かいところに気がつく人材を育てていきたいと考えています。ここ数年で当社の工場内は大きく変わりました。何がどこにあるか一目瞭然となり、より効率的な働き方ができるようになったのです。それを見学しようと、ときにはバスで多くの方が来られることもあり、私が質疑応答をさせていただくケースもあります。会社がよい方向に変化していることは、社員としてもうれしいです。

働きながら、残業も減ってきていると感じます。オフのときは、以前はよく釣りに行っていましたが、今は結婚して小さな子どもも2人いるので、動物園や公園に行くなど家族と過ごす時間を優先しています。ワークライフバランス的にもよい過ごし方ができていると思います。

自分が何をすべきかが見えることに、確かな成長を感じます。【大驛さん】

営業サポートとして、御見積の準備、お客様への図面の受け渡し、協力会社に対しての納期管理などを担当しています。事務もマルチプレイヤーとして自分の幅を広げられるところが、とても当社らしいと思います。私は大学で畜産を学んでいたので、「事務って何?」というところからスタートし、周りに支えてもらいながら成長してきました。今では入社13年目にして、会社の事業内容はもちろんビジョンも明確に理解できるようになり、自分が何をしなければならないかも見えるようになりました。上司に相談する際にも、以前の私ならただ「どうしましょう」と聞いていたところを、今は「私はこう思いますが、いかがでしょう」と提言できるまでになりました。それにつれて自ら判断できることも増えてきたのですが、「確認する」ということも怠らないよう心がけています。

お客様や協力会社とのやりとりにおいて知識を持っておくためにも、ものづくりに関する資格も多数取得しました。その中には秘書検定やビジネス実務マナーなど事務職に直接役立つものもあり、全部合わせれば16の資格を持っています。今後の抱負としては、後進の育成に努めたいです。新入社員の皆さんは、最初は右も左も分からないでしょうが、それだけに「確認する」ということはやはり一番大事にしてほしいと思います。

休みの日は、動物好きなので犬や猫をウォッチングしたり、近郊の動物園に足を延ばしたりしています。動物の写真を撮ることも大好きです。そうやってリフレッシュして、また新たな気持ちで仕事に臨んでいます。

技術の高みを目指し続ける「多能工」の醍醐味を実感しています。【宮本さん】

あらゆる技術を身に付けながら、さまざまなものづくりに挑戦できる「多能工」に憧れ、当社を志望しました。現在は、主に旋盤やマシニングセンタを使った金属加工を行っています。

当社では、材質や加工形状などに応じて10種類以上の工作機械を使い分けており、経験豊富な先輩の中にはそのうち8種類ほど使いこなせる人もいます。一方、入社4年目の私が現在扱えるのはまだ2~3種類。なぜなら、単品または多品種小ロットの金属部品加工を強みとする当社では、1つとして同じ製品加工に携わることはないのです。日々、鉄やステンレス、銅など特性が異なる材料に対峙しています。加工形状も丸いものから四角いもの、複雑に入り組んだものまで実に幅広い種類があります。アルミや真鍮のような柔らかい素材は加工時に発生する熱で材料が溶けてしまう恐れがありますし、熱伝導性の低いステンレスは歪みや反りの影響を最小限に抑えて、ミクロ単位の高精密な仕上がりを追求しなければなりません。刃物の選定や旋盤の回転スピードの微妙な調整など試行錯誤の繰り返しで、1つの機械を扱えるようになるには経験の積み重ねが不可欠なのです。しかし、これこそ多能工の醍醐味であり、経験を重ねて自分の腕が上がっていく実感や“狙い通り”の形状・精度で製品が完成したときの充実感も格別です。1つ、また1つと成功体験が増えるたびにモチベーションも上がり、現在も尽きぬ技術の世界にはまり続けています。

休日には趣味のゲームをしたり飲みに行ったり、オフの時間もしっかりと楽しんでいます。これからも仕事とプライベートをともに充実させて、次はもっと難易度の高い材料・加工に挑戦したいです。

学生の方へメッセージ

▼横島さん
当社では「○○の資格をいつまでに取る」と、具体的な目標を立てて資格取得を目指します。資格は自分に自信を与えてくれるものなので、何でもいい、学生のうちに1つでも取っておくとよいのではと思います。それが履歴書に書けるだけでも自信につながります。

▼大驛さん
将来を狭い視野でとらえるのではなく、いろんな分野に目を向けてほしいと思います。あとは企業の理念、方針などをしっかり研究して共感できるかどうかも大事です。当社なら「超短納期」「オーダーメイド」「多能工」などをキーワードにしたものづくりが特色です。

▼宮本さん
専門知識や技術などは実務経験によって磨かれていくところが大きいものですが、言葉遣いや立ち居振る舞いといった社会人の基本姿勢は学生時代にもある程度身に付けられます。アルバイトなどを通じて習得しておくと、就活中も存分に生かせると思いますよ。

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“多能工化”が進むのは営業や事務といった他職種も同様。新しい仕事、新しい舞台にどんどん挑戦する風土があるので、部門を超えた社員同士のチームワークも抜群。

マイナビ編集部から

1949年府中で産声を上げた内海機械は、2019年創業70周年を迎えた。備後地方の名産品である備後絣の織機から始まり、時代とともに木工機械、搬送用コンベアーを製造。自動車生産などに欠かせない工作機械を造るようになったのは、ここ10年来のこと。さらに近年はAIやIoTといった先進的な技術を積極的に導入し、設備環境のバージョンアップを推進するなど、業務改善も急速に進んでいる。まさに「伝統は革新の連続」を実践してきたわけだが、その軌跡を支えてきたのは経営者の英断にほかならない。大事なのは「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」。そのことを体現している会社と言ってもいいだろう。

そんな同社に対する外部からの評価も高く、第2回経営デザイン認証ランクアップ認証を取得した組織のうち中四国・九州で選ばれたのは同社のみである。また、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など、この5年間で採択された補助金は全部で11に上る。さらに、全国から訪れる見学者は1カ月になんと約15社。地元だけでなく全国から注目を集めていることが分かる。

注目度が上がるに従ってブランドイメージも変わりつつある。と同時に社員の意識にも自社への誇りが増していることを、取材を通して感じた。昭和、平成、そして令和へ、70年の道のりはより太く長くなって未来を目指している。

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一人ひとりの能力の開花をチーム全体の成長に昇華させるスピリットが浸透する同社で、日々の努力が未来の飛躍に結実する醍醐味を存分に味わってほしい。

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