最終更新日:2025/3/17

フクダ電子(株)

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 医療用機器・医療関連
  • 精密機器
  • 商社(精密機器)
  • 商社(医療機器)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手社員たちの成長が加速する理由とは?

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1年目から全速力!やりがいに通じるチャンスはすぐ目の前に

高品質の医療機器を通して幅広い医療領域に貢献しているフクダ電子。その最前線で活躍する若手社員3名から、「成長」をキーワードに同社で働く魅力、やりがいを伺った。

R.Kさん(写真右)
ソフトウェア開発部 2021年入社

S.Iさん(写真中央)
システム開発部 2021年入社

D.Yさん(写真左)
生産本部 2021年入社

成長のために心がけていることは?

「最新の知見を得るために、医療関係の学会が開催するセミナーや講演会にはなるべく参加するようにしています」Kさん
「多様なニーズを的確につかむことから成長は始まると思っているので、社内外を問わずさまざまな人とのコミュニケーションを特に大切にしています」Iさん
「主体性を持って仕事に取り組むようにしています。自ら率先して動くことで、いろんなことが学べますし、それが成長につながると思っています」Yさん

自らファシリテーターとなって責任感を持って仕事に取り組む!【Kさん】

大学時代、私は電気・電子を専門に学び、ロボットの製造に携わっていました。主にロボットを動かすためのプログラムに関わっており、そうした知識・経験を活かせる企業として視野に入ったのがフクダ電子です。若手社員でも新しいことにチャレンジできる企業風土と、人々の健康に貢献するモノづくりができる点に魅力を感じて入社を決めました。

現在、私が担当しているのは「生体情報モニタ」の開発。これは患者様の心電図や血圧、体温などの情報を測定・記録する機器で、異常があるとアラームで知らせる機能も備えています。この製品に関して、私は仕様の提案からソフトウェアの開発、実装、検証、さらに実際の医療従事者の方々に使っていただいて感想をフィードバックしてもらうモニタリングまでトータルに携わっています。と言ってもすべてを一人で手がけるのではなく、機構設計・電気設計・ソフトウェア開発・ユーザインターフェースデザインを担当するメンバーたちとチームを組んで業務に臨むスタイル。私のメインの担当はソフトウェア開発です。

入社1年目からこの仕事に取り組んでいますが、最初はわからないことばかりで戸惑いも少なくありませんでした。医療分野の専門知識もそうですし、プログラミングに関してはC言語を改めて学ぶ必要があり、自分の知識不足・力不足を何度も痛感したほどです。その不足をカバーするために、わからないことがあればすぐに上司や先輩に質問するようにしました。また、自らファシリテーター(会議で出た意見をまとめながら、より良いゴールに導いていく役割)となって、チームメンバーたちとのミーティングを回していくことにもチャレンジしました。ファシリテーターになることで、より強い当事者意識と責任感を持つようになり、それが成長につながると考えました。若手でもチャレンジさせてくれる企業風土を活用したのです。

今後の目標としては、自分の中で蓄積しつつある医療の知識とソフトウェア開発のスキルを活かして、広く医療現場に貢献する製品を生み出したいと思っています。日々の経験と学びを大切にしながら、その実現に向けて頑張っていきたいですね。

失敗を教訓とすることで次の成長へとつなげていく!【Iさん】

私がフクダ電子への入社を志望した理由は「医療分野に携わりたい」という思いがあったからです。病気に苦しむ人たちと、その苦しみを取り除こうとする医療従事者の方々をサポートしたいと考えました。フクダ電子は歴史ある企業ですし、製品も幅広い領域で使われています。きっとこの会社なら大きなやりがいが得られると思いました。

私が開発に携わっている製品は「生理検査データ管理システム」というもので、心電計や血球計測装置、超音波装置といった各種医療機器につないで、それぞれのデータを一元管理するものです。私の担当は診療所(クリニック)向けのシステムで、特徴としてはデータをクラウドにバックアップできる点にあります。クラウドにデータがあると、例えば往診先でそのデータにアクセスができ、患者様に対してより質の高い医療を提供できるようになります。また、自然災害などで診療所の機器がダメージを受けた際にもデータはしっかりと守られます。近年は在宅医療が増えており、大きな災害もいつ起こるかわかりません。そのためこうしたニーズも高まりつつあり、やりがいは大きいですね。

クラウドやサイバーセキュリティなどの幅広い知識も必要で、扱うデータにも細心の注意が必要です。以前、血球検査の結果を誤表示するプログラムを組んでしまったことがありました。性能評価の段階で判明したため大事には至りませんでしたが、この経験からより入念に確認作業を行うようになりました。

私のミスに気づいてくれたのは上司で、しっかりサポートしてもらっていることにも感謝しました。私にとっては周囲の支えによって成長させてもらっていることが実感できたエピソードです。これを一つの教訓として、これからも気を緩めることなく、医療現場に貢献する製品づくりに力を尽くしていきたいと思っています。

意欲を後押しする社風がモチベーションを生み出していく!【Yさん】

私が手がけている生産管理の仕事を一言で表すと「モノづくりの司令塔」。営業部門と製造部門の間に立って、調整を図りながらモノづくりをスムーズに進めていくことが役割です。具体的な業務としては、製品の生産計画の立案から進捗管理、新製品立ち上げに当たっての生産ラインの立案、部品業者に対する納期の調整といったことがあげられます。

当社の製品の多くは多品種少ロットで生産されるため、一人の作業者が一台の製品に対してすべての工程を担当し、高い品質が求められる医療機器を一台ずつ造りこむ「セル生産方式」を主に採用しており、生産計画に対する作業の進捗状況を常に把握しながら全体的な管理を行う必要があります。もちろん大変な面もありますが、それ以上に計画通りに生産が進んだときのやりがいの方が大きいですね。

生産管理の使命は「生産工程を止めないこと」。どんな状況であってもモノづくりの流れは維持しなければなりません。新型コロナウィルスが猛威をふるっていた時期「酸素濃縮装置」の需要が急激に高まったことがあります。この装置は数多くの部品からできていて、それが一つでも欠けると完成させることができません。ところが需要が急増したため、とある部品が入手困難に…。このとき私がとった行動は、部品メーカーに直接足を運んでの直談判。顔を合わせて「モノづくりを止めたくない」という熱意を伝えることで優先的に部品を納めてもらえることに成功しました。このとき上司に「直接会いに行こうと思うのですが」と相談をしたところ「それはいい考えだ。一緒に行こう」と心強い返答。若手の意欲を後押しする当社の社風に改めて感銘を受けたことを覚えています。

当社には新入社員を支えるためのメンター制度があり、私はメンターとして後輩の育成にも携わっています。これまで自分が蓄積してきた知識をしっかり伝えて一人前になるよう支えることも、仕事の面白さとして実感しているところです。私自身もそうやって上司・先輩たちに育てられてきたので、これは一種の恩返しであり、フクダ電子にはそうした伝統が脈々と受け継がれています。

学生の方へメッセージ

フクダ電子は「少数精鋭集団」。モノづくりに関して幅広いアプローチができるため、技術者としての成長もスピーディーだと思います。その意味では、1年目から存在感を発揮してやりがいを追求したい人材にはふさわしい会社だと言えますね。私自身、この会社を選んで良かったと心から思っています。同じように、みなさんにも悔いの残らない就活をしてほしいと願っています。(Kさん)

就職活動がトントン拍子に進み、何の苦労もなく終わりを迎えることはまずありません。私自身もそうでしたが、何度もくじけそうになってしまうものです。その経験からアドバイスをすれば、就活で大切なのは絶対に最後まであきらめないこと。私はフクダ電子に出会ったとき「これまでの苦労はこの日のためにあったんだ」と思いました。巡り合わせというものは必ずあるので、それを信じて頑張ってください!(Iさん)

就活時、私はいろんな会社を検討していました。いくつか内定をいただきましたが「ここだ!」という確信が得られるまでは就活を終える気はありませんでした。妥協をすると絶対に後悔することになると思ったからです。結果としてフクダ電子に入ることができ、理想の働き方ができています。ぜひみなさんも「ここだ!」と確信できる会社を見つけてください。それがフクダ電子であれば、とてもうれしいと思います。(Yさん)

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老舗医療機器メーカーとして独自のスタンスを持つフクダ電子。時代への柔軟な対応力があるからこそ、85年もの歴史を刻んでいる。

マイナビ編集部から

1935年に初国産化の心電計を実現し(※)、1939年の創業以来、医療機器メーカーとしてさまざまな製品を生み出してきたフクダ電子。そのラインナップは2000点以上にのぼり、老舗企業の底力を感じさせる。そうした製品群は予防検査・治療・経過観察・リハビリ・ 在宅介護といった幅広い領域で導入されており、「トータルサポート」という意味においても社会への貢献度が高い。一方で、機器の故障などが発生した場合は60分以内に駆けつけるという「ダイレクトサービス」も展開。これは全国200以上の営業拠点を持つ同社の強みと言える。

今回お話を伺った若手社員のみなさんは、それぞれに苦労を味わいながらも、その壁を乗り越えて着実な成長を遂げてきた。これは若いうちから責任ある仕事を任せていく同社の風土を背景としたもので、個々の成長のスピードアップにもつながっている。

同社は働き方改革プロジェクトも進めており、特にe-ラーニングの充実ぶりには目を見張るものがある。社員が自主的に作成した研修・教育用の動画は1400本以上にのぼるとのことで、自主的に行動する文化を持つ同社らしさを物語る。自由度の高い風土の中で自主性を大切にしながら活躍したい、そんな人材にはぜひ興味を持っていただきたい企業だと感じた。

※2024年1月 マイナビ調べ

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前向きな失敗が許される風土では困難にぶつかっても乗り越えていく力が養われ、上司・先輩たちのフォローも万全なので、安心して新しいことに挑むことができる。

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