最終更新日:2025/6/20

(株)グランベルホテル

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ホテル・旅館
  • 冠婚葬祭
  • 外食・レストラン
  • 旅行・観光

基本情報

本社
北海道、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

成長できるチャンスが満載。新卒2年目社員が見たグランベルホテル

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若手支配人を目指し、スピード感ある成長を

全国各地で多様な形態のホテルを運営するグランベルホテル。その中で圧倒的なスピードで成長し続ける入社2年目のSさんに、同社に秘められた可能性、ホテルで働く醍醐味などについて伺った。

●S.Tさん
ルグラン軽井沢ホテル&リゾート
外国語学部国際コミュニケーション学科卒
2022年入社

Sさんの仕事の風景

軽井沢の寮費は約月1万5000円。暮らしの面でも支えられていると実感している。リゾート生活を満喫しようと、近隣の温泉を開拓するのがSさんのリフレッシュ方法。
支配人を目指して真っすぐに突き進むSさん。「一緒に高みを追いかけられる後輩たちとともに、この会社を盛り上げていきたいですね」と意気込む。
フレンチレストランのことはよく知らないまま入社したが、働きながら知識と経験を重ね、今では店内でリーダーシップを発揮するシーンも増えた。

ホテリエの立ち居振る舞いに憧れて、この道を選ぶ

私は高校までサッカーに熱中しており、将来はプロになりたいとも夢描いていました。しかし、力及ばず他の道を探ろうとしたとき、浮かび上がったのがホテリエ。子どもの頃から毎年の家族旅行でホテルに訪れることがよくあったのですが、対応してくれる方々の立ち居振る舞いや喋り方に気品があり、子ども心に憧れの念を抱いていたのを思い出しました。そこで、ホテルで働くのに必要だと考えて大学では英語学科を専攻し、就職活動が始まった後もホテル業界一本で各社を訪問しました。

グランベルホテルに関しては偶然、インターンシップの日程が合ったのが最初の出会い。オンライン形式でグループワークを行ったのですが、成果を発表する場を通して楽しく学ぶことができました。また何より人事の方の印象も良く、志望度が上がり、選考に進みたいと思いました。最終的に入社を決める要因となったのは、経営理念にあるホスピタリティマインドに共感したこと。“お客さまの喜びをスタッフの喜びとする”この考え方は、私が目指したいホテリエのあり方に近いと考えて入社することにしました。

事業展開の独自性も興味を持った要素の一つです。リゾート、シティ、旅館という異なるホテルを展開しつつ、一つひとつの内外装を変化させるデザインを採用しており、その多様性には面白みを感じました。私は当時リゾートホテルを志望しており、実際の配属もルグラン軽井沢ホテル&リゾートでした。当社の中でもラグジュアリーホテルに位置付けられており、軽井沢の大自然に包まれながら日本ではないような異国情緒あふれる非日常空間が楽しめると好評を博しています。

1週間の全体研修の後には仮配属となり、約4カ月にわたる研修を受けました。最初はフロント業務からスタート。慣れないところも多く、変にかしこまってしまうところがあったり、敬語が思い浮かばずに言葉に詰まる場面もありました。そんな私の姿を見た先輩が「自分らしく話せばいい」と背中を押してくれたので肩の荷が降りました。私自身も楽しく、リラックスして接客することが、リゾートの宿泊を楽しみにしているお客さまの満足につながるのだということがよくわかりました。その後は2週間ほど、施設内のレストランでの接客も経験。ホテルの仕事や働き方について、幅広く学ぶ貴重な研修期間となりました。

責任ある立場を担うことで、自分自身が大きく飛躍している

1年目の8月には本館1階にあるフレンチレストラン『Vaas(ヴァース)』に配属され、以後は主には料飲サービスに携わっています。料理をお運びし、その説明を行い、ワインをおすすめする。いわゆるギャルソン(給仕)としての業務に取り組んでいるのですが、最初はフレンチの作法や素材、料理名も全くわからず、お客さまに「今日のおすすめは?」との質問を受けても答えに戸惑ってしまう自分がいました。それでもトレーナーでもある先輩に遠慮なく質問を重ねていき、学んだ知識はメモに取ってポケットに入れ、いつでも確認できるように工夫しました。さらに、メモに書いたことは無意識的に実践できるよう意識づけも徹底しました。

配属直後は夏の繁忙期。おかげで多くのお客さまと接することができて、自分自身をとことん磨き上げることができました。秋から年末にかけては徐々に接客も様になってきて、自分の言葉やちょっとした気遣いでお客さまに笑顔になってもらえる瞬間が増えました。お食事を終えられて部屋にお戻りになる際、お見送りをすると「ありがとう」「また来るね」という感謝の声をかけていただく瞬間が、格段に増えていったような気がします。

2年目になると一気に役割が増加しました。例えば、レストラン内で行う結婚披露宴に関して、毎回ではないですが、キャプテンを任されるチャンスを得ました。当日の披露宴の司会進行をしながら、料理出しのタイミングを指揮し、記念品贈呈などのイベントの段取りを行うのがキャプテンという立場。人生で一度だけの幸せな空間がお客さまの一生の思い出となれるように、責任ある立場を笑顔で全うすることを心がけています。

またレストランの営業終了後、同じ本館1階にあるバー『Rouge(ルージュ)』のバーテンダーも務めています。レストランではワインを中心に扱っていますが、バーではウイスキーやカクテルなども担当し、自分の知見が大きく広がりました。社員のマルチタスク化を目指している会社ですので、忙しいときにはフロントやバンケット(大型宴会場)のサポートにも回ることも。レストラン以外にも多角的にホテルでの仕事を経験できることは、ホテリエを目指して就職した自分にとっては挑戦しがいがあると実感しています。

目標は支配人になること。20代での抜擢も当社なら夢ではない

2年目からのもう一つの変化と言えば、後輩が入ってきたことに尽きます。トレーナーとして私が教育する立場となったことから、店内でお客さまにサービスを提供しながら、後輩の動き方も把握しなければならず、頭を使う場面が格段に増加しました。後輩には細かいことを何度も口酸っぱく言葉にして指導する一方で、忙しい中では教えられることにも限りがあるため、背中で仕事が伝わるように率先して行動することを心がけています。その甲斐あってか、後輩もだんだんと主体性を持って行動する姿を見せてくれており、人の成長にかかわる楽しさを感じています。

自分自身の接客レベルも向上しており、特に目配り・気配りする力が高まったと実感しています。例えば、フロア内を歩いているとき、視界の端で何かを探しているお客さまの気配を感じることがあります。そのお客さまが今、何を食べていらっしゃるのかを思い起こし、その足で裏にスプーンを取りに行ってお出しする――そんな風に先回りをした行動をして喜んでいただけるようになってきました。サッカーをプレーしていただけに視界の端でフィールド内の動きを予測する習慣が身に付いていましたので、それがサービス面で大きく生きているのは間違いありません。

実は1週間の新入社員研修の最終日のとき、同期約70人の前で「憧れられる支配人になる!」と宣言をしました。グランベルホテルでは、入社数年で支配人なった先輩も実際にいらっしゃいます。私もそうした先輩の後に続けるように、あえて言葉にしており、今もその目標に向かって頑張っています。“ホテルの常識を変えるのは自分だ”という気持ちを持って、どんどんキャリアアップを目指していきます。

誰よりも笑顔を作り、何でも対応できるような支配人に成長するためにも、まずは全力で今の仕事に向き合い、できることを次々と増やしている真っ最中です。1日でも早く達成したい思いはありますが、焦って上を目指しても意味はありません。まずは自分が楽しんで、ポジティブにチャレンジしていくことを大前提に取り組んでいきます。

学生の方へメッセージ

新卒での会社選びは、人生で一度だけのかけがえのない経験となるはずです。それだけに最初から視野を狭めて考えてしまうのではなく、幅広い業種・業界にアンテナを広げて自分の可能性を追い求めましょう。ホテル志望者はどうしてもホテル業界ばかり見る傾向にありますが、世の中を広くとらえることが、より良いおもてなしにつながるもの。企業研究を通して多くの業界を知るのはもちろん、毎日のニュースなどもチェックしていくことで、接客する上での自分の引き出しを増やしましょう。

エントリーシートや面接で悩んでいる学生も多いとは思います。上手く表現するには自分自身の強みや弱みを浮き彫りにするのが大切です。今までの人生の中で何を頑張ってきたのか、そして、そこで得られたことを深掘りして考えてみてください。例えば、人に喜んでもらって嬉しかった体験があったとします。仮にそれがサプライズ的なお祝いの仕方で喜んでもらったとして、そこに満足感を得たのであれば、「何かを企画して喜んでもらうのが好き」なのがわかるはずです。どんどん自分の体験を掘り下げていくことを意識してください。

ホテル業界では今、インバウンドの復活によって海外からのお客さまをおもてなしする機会が増加傾向にあります。語学を学んだ人にも活躍できる場が広がっているというのは伝えておきたいですね。

<人事担当/佐藤さん>

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「自分の中だけに留まっていても、やりたいことは見つけられません。学生のうちにさまざまな経験を重ねて、そこで方向性を見出しましょう」(佐藤さん)

マイナビ編集部から

グランベルホテルでは現在、北海道から沖縄までの全国各地に、リゾート、シティ、旅館といった形態の異なる多彩なホテルを展開している。スリランカやモルディブにもホテルを所有するなど海外にもネットワークを拡大。さらに2025年には北海道に新しく2つのホテルが開業予定となっており、その勢いはまだまだとどまることを知らない。

設立は2006年とホテル業界では新しい部類に入る。だからこそ、キャリアの有無は問わず、若いメンバーが中心となって会社を引っ張っており、入社4~6年目で支配人に抜擢される人材も多いそうだ。また、多くの拠点ではフロントやレストラン、清掃といった業務を固定せず、一人がマルチタスクで仕事できるように人材育成しており、多角的にホテルを見つめる目を養っている。若くして挑戦したいと思うタイプには、これ以上ない環境が広がっているといえるだろう。

その一方で通販大手のベルーナの関連会社でもあるため、グループの経営力を駆使した大胆な戦略を取ることもできる。持ち前のベンチャースピリッツと、スケールメリットを融合させて、同社はさらなる高みを目指していく。

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FUN TO STAYを軸に全国で展開。拠点ごとに作りやコンセプトを柔軟に変化させ、その土地の空気や伝統、価値観を捉えたお洒落な空間を作り上げている。

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