最終更新日:2025/6/3

中日本ハイウェイ・メンテナンス中央(株)【NEXCO中日本グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 道路管理
  • サービス(その他)
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「交通インフラを守る」という使命のもと、プロフェッショナルを目指して技術を磨く

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先輩たちの豊富な経験や知識を吸収しながら着実に成長していける

開通から50年以上が経つ高速道路のメンテナンスを担い、安全安心に利用できる環境を整備する中日本ハイウェイ・メンテナンス中央。現場で多様な経験を積みながら、維持管理のプロを目指す若手社員の想いとは。

■丸山 浩成さん(中央)
大月事業所 事業課
専門学校 環境都市工学科卒業/2019年入社

■篠原 章浩さん(左)
大月事業所 事業課
工学部 社会環境工学科卒業/2023年入社

■平原 俊輔さん(右)
大月事業所 事業課
工学部 土木工学科卒業/2024年入社

中日本ハイウェイ・メンテナンス中央の魅力

「多くの人が利用する高速道路。安全な環境を整え続ける仕事は目に見えて人の役に立っている実感があり、高いモチベーションを維持できます」(丸山さん)
「路面損傷の形状や補修の方法も場所によって異なるもの。なぜ損傷がおきたのか、その背景を考えることを意識し、先輩からの指導を受けるようにしています」(篠原さん)
「スケジュール、作業場所もしっかり定められていて余裕を持って仕事ができる環境。土日休み、有給休暇も取りやすいです。安心して学び、成長していけますよ」(平原さん)

事故の現場に駆けつけ、難しい復旧作業をやり遂げる。車が通常通り走る様子に自分の使命を再認識

手に職をつけたいと、土木の分野に興味を持ち、学生時代は建設について幅広く学びました。その授業の中で、昔は新しく建物をつくることに力を入れていたけれど、今はつくられたものを維持管理していくことが求められていると知りました。その大切な役割に携わりたいと考えていたところ、高速道路のメンテナンスを事業の中心としている当社と出会ったのです。

建設に関わる仕事は体力勝負でモノが雑然とした環境で仕事をするというイメージを持っていたのですが、実際に入社して現場に出てみると整然としていてきれい。屋外での仕事が中心のため体力は必要ですが、厳しいと感じるほどではなかったことが意外でしたね。

高速道路の点検を行うグループ会社が、ガードレールの腐食や路面の不具合などを発見し、NEXCOを経由して修理依頼が来ることで、私たちの仕事がスタートします。通常は依頼を精査して、事前に予定を立てて行われる仕事がほとんどですが、ときには事故でガードレールが破損したなど、緊急性の高いメンテナンスが求められる場合もあります。新たな事故を防ぐためにも、迅速に復旧をしなければならないのです。

自分が当番で事業所に待機しているときに、全車線が通行止めになる大事故の復旧に携わったこともありました。急いで作業をしなければならない、でも安全を疎かにしてはならない。難しい二つの条件を両立させるためには、私たち復旧作業の現場を管理する者が冷静に、現場を思いやり、わかりやすい指示を出していくことが重要。大変な復旧作業を乗り越え、通行止めが解除されて車が流れていく様子を見たときは、とても感慨深い気持ちになりました。普段はしっかり準備をして計画的に仕事を進め、いざというときには力強く決断して行動できるチームワークがある。それが当社の魅力の一つだと感じています。

入社当初は自分の意見を言うことが苦手でしたが、経験を重ねて素早い判断力と発言力が身についたと思います。突発的なことは自分を成長させるチャンスだと考え、難しい案件にも果敢に挑戦できる意欲もわいてきました。これは先輩たちが現場で頼もしく立ち振る舞う姿を見てきたから。先輩たちのように現場をまとめ、スピード感ある対応ができる力をつけていくことが、私のこれからの課題です。
【丸山さん】

日々変化する路面の状況に合わせて、適切な補修を指示。作業員と協力しながらスムーズに現場を進めていく

父がコンクリート工場で働いていたことから構造物に興味を持ち、土木の道へと進みました。中でも高速道路に惹かれたのは、小さいころから車が常に身近にあったこと、旅行好きでよく高速道路を利用していたことが理由です。就職活動を始めたころは道路をつくる企業への就職を考えていたのですが、メンテナンスというジャンルがあることを知り、高速道路を長く使えるように修繕していくことに社会的意義を感じ、ここで働きたいと心を決めました。当社は長野県の松本と東京都の高井戸をつなぐ中央自動車道のメンテナンスを担当しています。エリアが限定されていることから、落ち着いて働けそうだと感じたことも入社理由の一つです。

入社後は本社で1か月間の研修を経て、大月事業所の配属に。最初の2か月間はさまざまな先輩の仕事に同行し、仕事の流れを学びました。その後7月からは高速道路周辺の植栽や清掃を担当することとなり、高速道路の路傍に植えられた植物のメンテナンスや斜面の草刈り、排水溝の清掃などを行いました。車が走るすぐ側での作業が多いため、作業員のみなさんが安全に仕事に集中できるよう段取りをすることが、私たちのミッション。周囲に気を配りながら素早く作業を終えて、きれいになった高速道路を見るのは、清々しさとともにお客さまの安全を守ることに貢献できているという喜びもありました。こうして植栽の部門の業務を行いながら、いずれは道路補修にも関わることがあるだろうと思い、時間が合うときは補修部門の先輩の仕事に同行して知識を広げるようにしていましたね。

2024年からは小補修の担当となり、事故などで破損した構造物やアスファルト、ガードレールの修繕、中でもアスファルトの舗装の修理を中心に行っています。グループ会社が点検で見つけた補修すべきポイントを、私たちが優先順位をつけながら修繕していくという流れ。計画性を持って仕事ができるので、無理なくやるべきことに打ち込める環境だと感じています。路面の状況は日々変化し、大小さまざまな損傷が見つかります。終わりがないけれど、大切な役割を担っているという自覚を持って仕事をしています。作業員のみなさんともコミュニケーションをたくさん取って、柔軟に現場監督としての役割を全うできるよう勉強中。多様な現場を経験し、どんな場面にも対応できる力をつけたいです。
【篠原さん】

高速道路の破損は見えないところにもある。小さな問題でも見逃さない目と判断力の大切さを実感

街づくりに関心があり、土木について学べる学科に進学しました。そこでの学びを活かせる分野はインフラだと考え、就職活動をスタート。企業やその事業を調べていく過程で、ゼネコンで新しい建築物をつくるという働き方よりも、すでに存在している道路や構造物を維持することのほうが向いていると感じ当社を志望しました。私自身、車を運転することが好きで、中央自動車道もよく利用しています。見慣れた景色、好きな街のインフラに携わることができること、そして人の生活に欠かせない道路を維持する最前線に関わっていく仕事には、やりがいが感じられるだろうという期待も大きかったですね。

入社後は、八王子にある本社で約3週間の新入社員研修を受けました。座学ではありましたが道路メンテナンスの現場でどのようなことが起きているのか、その具体的な実例を学ぶこともできて業務へのイメージを持つ時間になったと思います。

大月事業所では、先輩について道路のメンテナンス現場を実際に見ることから業務がスタート。高速道路のメンテナンスというと、ガードレールなど表面的に目に見えるところばかりを補修していくのだと想像していましたが、実際は橋梁部分の細かな構造、道路の下など普段は見ることができないようなところにまで携わっていくことを知りました。小さな傷、亀裂も見逃さず、丁寧に補修していく作業を目の当たりにして、路面が崩れる前に先回りしてメンテナンスをしている人たちがいるから、安心して高速道路を利用できていたんだと実感しましたね。実際に作業の現場に出てみると、目の前を車が走っているという現実に恐怖を感じたこともありました。命の危険が伴う仕事であることを心に刻み、ルールを守って作業をしていかなければと気が引き締まった瞬間でした。

現在は植栽の担当として、周辺の植物が高速道路の路面に影響を与えないよう、倒れそうな木々を伐採し、伸びた草を刈る作業員さんたちの工程や安全管理を行っています。作業員のみなさんが安全に仕事ができるよう、周囲の環境に目を光らせながら作業の指示を出し、ときには自分自身も作業に加わりその大変さを共有することも大切にしています。今はまだどんな仕事も初体験のことばかり。一つひとつ先輩たちから仕事を教えてもらいながら、自分で正しく判断できることを増やしていけるようになりたいですね。
【平原さん】

学生の方へメッセージ

当社は中央自動車道を中心とする高速道路の補修や清掃を事業の中心としている会社です。多くの人の生活に直結する公共性の高い仕事のため、社会を支えているという実感とやりがいを持って仕事に向き合っていけると思います。

私たちがメンテナンスを行っている高速道路は、長野県の松本から東京の高井戸までの区間。都心部から山間部、さらには観光地までをカバーするルートです。バラエティに飛んだ道路を扱っていく面白さと、地域特性に合わせたメンテナンスを行うという難しさ、その両方に挑戦することで成長していける環境があります。

24時間、365日止まることなく動く高速道路を扱う仕事というと、休みがないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際はグループ会社と連携しながら、計画的に路面の補修や植栽管理を進めていくので、基本的には土日休みで有給休暇なども取得しやすい体制になっています。もちろん事故は突発的に発生するので緊急的な業務もありますが、常に万が一に備えた対応をしているので、余裕を持って日々の仕事を進めていくことができます。

ぜひ、チャレンジ精神と忍耐力を持って日々の業務に向き合っていきましょう。
【経営企画部長 板橋友彦さん】

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「社員のスキルアップへの支援も充実しています。業務に関わる資格の受験費用や、講座や講習会の参加費用もサポート。資格を活かして活躍してほしいですね」と板橋さん。

マイナビ編集部から

中央自動車道を中心に、関東甲信エリアの高速道路の維持や修繕の業務を担う中日本ハイウェイ・メンテナンス中央。大切な社会インフラの一つである高速道路を、24時間365日、安全、安心、快適に利用できる環境を整えるという、社会貢献度の高い使命のもと、NEXCO中日本グループ会社各社が協力しあってそれぞれの役割を全うしている。

同社では高速道路のメンテナンスを事業の軸としつつ、その周辺事業にも幅広く携わってきた。植栽や清掃、事業所によってはサービスエリアやパーキングエリアのトイレ清掃も担当している同社が特に力を入れている事業が、「トイレ清掃」だという。サービスエリアのトイレ清掃を徹底するだけでなく、近隣小学校の課外授業として清掃体験を受け入れるなど、地域とのつながりを大切にしているということも同社の特徴だ。

今回の取材からもわかるように、使命感を持って仕事と向き合っている社員が活躍する同社。屋外での業務も多く、体力的な負担が多いと思われがちだが、ラジコンによる草刈りや自動で芝を刈るシステムなども導入し、作業負担を軽減するための取り組みも積極的に行っているという。地域特性を踏まえたメンテナンスや清掃も同社の得意とするところ。状況を的確に判断し、多彩なアプローチで高速道路の安全を維持している点にも注目してもらいたい。

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道路メンテナンスに携わる現場からの意見を尊重する社風が強み。より良い工程、管理ができる環境を目指し、常に改善と工夫を繰り返しながら成長し続けている。

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