最終更新日:2025/7/1

(株)かくの木(かくの木薬局、木の実薬局、かくの木薬局新堀店、かくの木菅沢薬局、かくの木用品館、西堀・新堀高齢者相談センター・かくの木介護支援事業所)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 調剤薬局
  • 福祉サービス

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 役職
  • 薬学系
  • 医療・福祉系

思い描いていた「理想の薬剤師像」が、ここにある。

  • 猪股鉄也
  • 2017年入社
  • 昭和薬科大学
  • 薬学部
  • 取締役
  • 薬剤師

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 医療・福祉関連の仕事
  • 地域社会・地域密着型の仕事
現在の仕事
  • 部署名取締役

  • 仕事内容薬剤師

現在の仕事内容やこれまで経験した仕事は?

かくの木薬局の管理薬剤師として勤務しています。医薬品の保管、陳列、期限の管理や設備の管理をしたり、従業員が適切に業務を行えるように接客の仕方や対応の仕方、正しい情報提供の仕方などを監督したり、従業員が元気に働けるように体調管理をしたり…。
業務は多岐にわたりますが、管理薬剤師は薬局を運営することにおいて、薬局の開設者(代表:畑中)と同等の全責任を負っている立場ですので、強い責任感を持って業務にあたっています。
また、「自らの仕事にやりがい・誇り・責任感を持つメンバーが、地域住民のライフステージすべてに高い質で関わる薬局」というかくの木薬局のビジョンを叶えるために従業員一人ひとりが適切なアクションを取れるよう、自らの考え方を共有してかくの木薬局をまとめています。


仕事のやりがいを感じる時は?

残された時間2カ月で退院した患者様への訪問が印象に残っています。元々薬の管理をしっかりされていたので、最初の頃は玄関先で薬をお渡しするだけでした。しかしその後、状態の悪化に伴い薬の管理が難しくなったので、私が薬の管理をすることになりました。それから、痛いところをさすったり、体位変換をお手伝いしたり、ご家族の心のケアをしたり。薬に関すること以外でも患者様やご家族と関わっていました。中でも一番大切にしていたのは「話を聴くこと」。終末期の患者様はお身体だけでなく、精神も不安定になる傾向があるので、「真剣に話を聴いてあげること」が大切です。薬剤師というのは患者様から見れば「痛みを和らげる薬を持ってきてくれる人」ですので、他の職種の方と比べると心を開きやすく、話したいと思われる職業なのかもしれません。担当の医師や看護師は「猪股さんが来てくれるのは嬉しいみたいよ。」と言ってくださり、ご家族の方は「『猪股さんは次いつ来てくれるの?』とよく聞いてくるんです」と教えてくださいました。私自身患者様と出逢いや、成長させてもらっていることに感謝しているので、そのような言葉をもらえたことはとても嬉しかったです。


この会社に決めた理由は?

以前は大規模薬局で働いていたのですが、ノルマを達成することに注力する企業の在り方や、デスクワークメインで現場に出られなくなった自分の働き方に違和感を覚えていました。そんなとき出会ったのが、かくの木の代表取締役である畑中です。当時は、東日本大震災の発生直後で、畑中と私は、埼玉県薬剤師会として避難所に開設された救護所の支援に赴いていました。慌ただしい現場の中、テキパキと動きつつ、患者様一人ひとりに真っすぐ丁寧に寄り添っている畑中の姿を見たときに、素直に尊敬の念を抱きました。そして、自分の理想の薬剤師像とは患者様一人ひとりを大切にし、地域に貢献する薬剤師だと思い出したのです。その縁をきっかけに、かくの木に転職しました。現在は理想通り、薬剤師としてたくさんの患者様と接しています。


今後力を入れていきたいことは?

余命わずかな方の病気の苦痛を緩和し、穏やかに過ごしていただくための終末医療は、かくの木でもさらに注力すべきことだと考えています。在宅訪問は経験値が大切ですから、最近は社員育成のために若手の薬剤師に訪問へ行ってもらい、様々な経験を積んでもらうようにしています。在宅医療で長く関わった方が亡くなるショックはとても大きいものですが、私自身は、幸せな最期のお手伝いが出来て良かったと思えるようになりました。その域に達するためには、自分に何が出来るのか、患者様にとって何が有益なのかを考え抜き、悔いの無いようできることすべてを実行しなければなりません。若手社員が一人で向き合うのは難しいでしょう。丁寧に心のケアをしたり、研修プログラムを作ったり、会社として精神面、技術面のサポートをしていく必要があると思います。人の死に触れ、無力さを感じることもある。けれど、そんなときこそ、患者様に寄り添ってきた日々を思い出してほしい。私はかくの木で終末医療に向き合う体制を整えることが、地域医療の発展にも繋がると信じています。


就活生のみなさんに一言お願いします!

自分のなりたい薬剤師像を持ち、その描いた姿を忘れないでください。
薬剤師に限らずどの職業でもそうだと思いますが、仕事をしていると、「辛いな、もっと楽して稼ぎたいな」と思うことがあると思います。そんな時に、「なぜ薬剤師になったのか」「どういう薬剤師になりたかったか」ということを思い出すと、そこから逃げずに頑張れると思うんです。
皆さん色んな想いを持って薬剤師への道を決めたと思いますから、いつまでもその初心を忘れず、ご自身で描いた「理想の薬剤師」を目指してくださいね。


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