【宮本さん】企業の情報を集めていくと、それぞれにいいことが書いてありますので、何を基準にして選ぶのかが定まっていないと、選択に迷ってしまうかもしれません。だからこそ、企業研究する以前に、自己分析をしっかりと行うことが大切です。私の場合、自分を顧みていった結果、人とかかわった方が成長できる可能性が高いと結論付け、接客業という方向性を見出しました。
もし自己分析に迷ったら、自分の人生を生まれたときから思い出した上で、箇条書きでもいいので紙に書き出していきましょう。例えば、子どもの頃の習い事を経験していたとして、好きだったところ、嫌だったところを書いてみると、自分自身の判断基準が自然と見えてくると思いますよ。
【榎本さん】自分の好きなこと、興味あるものであれば、長く続けたいと思えるはずです。企業研究ではそういう気持ちになれる職種を探すことを心がけてください。実際、今、後輩の指導に携わっていますが、好きでこの仕事をめざしてきた人は成長も早いということがわかりました。
販売職をめざす人は接客の現場に居続けたいと思っているかもしれませんが、キャリアを重ねているうちに、接客を超えた仕事にも興味が移るものです。店頭に立つ以外にどのような選択肢があるのか、意識して調べてみましょう。当社で言えば、企画や営業、店舗統括などのキャリアがあるので、多方面にステップアップできると思います。