最終更新日:2025/4/30

公益社団法人日本アイソトープ協会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 薬品
  • 出版
  • 化学
  • 医療用機器・医療関連

基本情報

本社
東京都
PHOTO
  • 10年目以内
  • その他理科系
  • 技術・研究系

目に見えないものを扱う面白さと難しさ

  • A.S
  • 2014年入社
  • 大学院 工学府生命工学専攻 修士課程 修了
  • アイソトープ部 研究開発課
  • 放射線・放射能の校正

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 資格・専門能力が身につく仕事
現在の仕事
  • 部署名アイソトープ部 研究開発課

  • 仕事内容放射線・放射能の校正

入職を決めた理由を教えてください。

大学院では植物の紅葉に関する研究を行っていましたが、就職をした後も研究者として研究を続けていきたいという気持ちは特にありませんでした。
しかし実際に手を動かして作業をすることは楽しかったので、モノづくりを行える仕事に就きたいと考えていました。そんな中就職活動を続けていたら日本アイソトープ協会という会社の存在を知りました。変わった名前だな、と興味を持ったことを覚えています。
入職への大きなキッカケとなったのが、会社説明会で訪れた駒込の本部に魅せられた歴史を感じさせる重厚な建物のたたずまいでした。このレトロな雰囲気の中で働くのはとてもおもしろそうだと思いました(川崎に異動が決まった時は少し残念でした)。現在は行われていないようですが、選考の一環で行われたグループディスカッションも他社とはひと味違った楽しさが印象的で、ここなら自分の専攻とは違っても頑張れると思い入職を決めました。


入職から現在までにどんな部署で、どんな業務を経験しましたか。

入社直後は技術課という部署に配属され、主に輸入した線源の検収などを行っていました。技術課では放射能の大きい線源も扱っているため、必然的に重量の大きい遮蔽体を扱う必要が出てきます。そのためクレーンやフォークリフトの資格も取りました。入社前はこんな資格を取ることになるとは想像すらしていなかったのでとても驚きました。
その後アイソトープ部の川崎技術開発センターへの移転のタイミングで、現在も所属している研究開発課へ異動となりました。研究開発課では、放射線・放射能の校正や後輩への指導を主な業務として行っています。学生時代に扱っていた生物というものは、理屈通りに結果を出してくれないことが当たり前だったのに、放射線や放射能といった物理の世界は、理屈と実際がしっかり一致するというのは私にとって新鮮でした。今ではこの感覚にもすっかり慣れ、日々理論理屈と闘いながら働いています。


当面の目標や将来の目標を教えてください。

入社当初、私はコミュニケーションをとることが好きでなく、できればあまり色々な人と関わらずに働いていきたいと思っていました。理系の学生はこの考えに共感してくれる方が多いのではないかと思います(笑)。
しかし実際に社会人として経験を積むにつれて、自己認識が間違っていたのか自分が変わってきたのかはわかりませんが、人と関わる仕事というのも面白いし好きだと思うようになりました。また、上司からの指摘もあり、どうも自分は人に何かを教えたり一緒に考えたりするのに向いている性格らしいということもわかってきました。このような自分の新たな側面を活かして、まだアイデアだけで具体的な形にはなっていませんが、社内に限らず社外に向けた活動ができればと考えています。


職場の雰囲気について教えてください。

穏やかな人が多く、ギスギスした雰囲気もなく、人間関係は全体的に良好な職場だと思います。怒鳴り声をあげるような人もいませんし残業漬けで疲れきっているような人もいません。放射性物質という危険なものを扱う職場ですので、切羽詰まった状態で仕事をして事故を起こさないよう、意識的に心に余裕をもって仕事をする方が多いためだと思います。
他の部署についてはわかりませんがアイソトープ部は終業のチャイムと同時に帰る人がほとんどで、皆それぞれのプライベートを大切にしています。
そのため全員強制参加の飲み会といったものもありません。私にとってはとても居心地のいい職場で気に入っています。


どんな人に入職してほしいですか?

放射線業界は比較的成熟しており、IT業界のように毎年次々と新たなトピックが生まれてくるような場所ではありません。しかし、だからこそ少しでも変化していく気持ちが大事だと思います。それまでのやり方に疑問をもち、自分なりの考えをまとめ、新たな提案をしていく。そんな前向きな気持ちで仕事に臨める方なら大歓迎です。また、放射線・放射能を測るという行為は、結局のところ測定器とデータ処理で成り立っています。つまりは機械や電気の知識、基礎的な数学知識、統計学やプログラミング技術のいずれかを有している方なら、入職前にアイソトープと関わりがなくても、大いに自分の専門分野を活かして活躍できます。もちろん、私のようにこのいずれの知識も持ち合わせていなくても、一から勉強しながら働けます。自分の専攻が100%活かせる仕事というのは世の中にほとんどありませんので、新しいことを学ぶ意欲さえあれば大丈夫です。アイソトープ協会はそんな人も受け入れる懐の深さを備えている会社だと思います。もし日本アイソトープ協会への興味・関心が少しでもあるならば、躊躇せずに足を運んでみてください。意外な出会いがまっているかもしれません。


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