最終更新日:2025/4/21

(株)ニトリ

  • 正社員
  • 既卒可
  • PHOTO

業種

  • インテリア・住宅関連
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 専門店(書籍・音楽・インテリア)
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ニトリだから描ける、多彩なキャリアパス

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「配置転換教育」を経て飛躍する社員たち

唯一無二のビジネスモデルを構築し、今や圧倒的な存在感を放つニトリ。躍進の推進力となっているのは飽くなきチャレンジを続ける社員たちだ。若手社員と中堅社員に今の仕事のやりがいや成長のプロセスを伺った。

■加藤 新大さん
店舗運営部 フロアマネジャー
2021年入社(写真左)

■柿下 沙由理さん
商品部アシスタントバイヤー
2013年入社(写真中央)

■西田 駿さん
デジタル販売事業推進室
2017年入社(写真右)

仕事で意識していること

「現状に満足せず、常に問題点を探すというマインドのもと、定点観察をはじめ様々な切り口から解決の糸口を探しています。」(加藤さん)
「ビジネスの知識が増えると、どうしても作る側の視点に偏りがちです。バイヤーになってお客さま目線を忘れないよう意識しています。」(柿下さん)
「手段に汲々とするあまり、本来の目的をないがしろにしないこと。目的からきちんと考えるという思考を意識的に大事にしています。」(西田さん)

「観察・分析・判断」の繰り返しにより目覚ましく成長。キャリアアップで視座も高まる。【加藤さん】

学生時代に東南アジアを旅した時、民泊を管理する女性から、「これいいでしょう、使って」と鮮やかな色合いのタオルを差し出されました。好きなものに囲まれて暮らす心地良さは知っていたつもりでしたが、その方の嬉しそうな笑顔が忘れられず、改めて住環境を彩る品々の大切さを実感しました。この時から、世界中の人にその豊かさを届けることが、私のロマンになりました。

ロマンを叶えるために最もふさわしい企業としてニトリを選び、あっという間に4年の月日が経ちました。この間、大阪の大型店、埼玉の中型店を経験し、3店目の現店舗ではホームファッション部門のフロアマネジャーを担当しています。以前に担当した家具部門の販売は接客が肝になる分野でしたが、ホームファッションは購買意欲を高める商品をどれだけ揃えるかが重要。競合店の調査など周辺地域のマーケティングも含めてお客さまの行動を観察・分析をし、そしてレイアウト起案などの対応策を判断しています。なかでもこの地域は人気サッカーチームのホームタウンで、試合のある日はお客さまの動きが他店とは全く異なります。当日、視認性の高い売場に冷却タオルや折りたたみ椅子などのアウトドア用品を取り揃えたところ、狙いがぴたりと当たって大盛況でした。そんな達成感をもたらしたのは、観察・分析・判断する力です。当社ではこれを「観分判」と略して頻繁に使い、その繰り返しにより仕事の質を高めています。

通常業務の他には採用タスクフォースで、インターンシップの運営に携わったこともあります。インターンシップのコンテンツは毎回見直し、改善していて、私はその中の店舗運営コースを担当。店舗での実体験から得た知見をこのような形で反映できることにやりがいを覚えると同時に、担当者時代と比べて視座が高くなっていることに気付きました。「配転教育」による経験値の向上はもちろん、常に課題を意識して観分判を行ってきたことが、今の成長につながっていると感じています。そのため今後も、店長をはじめ商品部や新卒採用部、人材教育部など、さまざまな部署で経験を積み、人の心を動かす力を養いたい。成長の暁には、活力と彩りのある住環境を届けるという、私のロマンもきっと実現できると確信しています。

私自身より私の可能性を信じてくれる。入社前には想像もできないような活躍の場が広がる。【柿下さん】

現在のバイヤーになるまで、店舗はもちろん、新卒採用、デジタル端末のプログラム企画、ニトリアプリの運用、商品の在庫管理と、さまざまな業務と部署を経験しました。店舗時代はフロアマネジャーまで務め、パートナー社員の教育も含めて限られた人員で接客の質を高め、毎週新しく作る売場を円滑に回すことにやりがいを感じていました。他の部署の経験もすべて現在の糧になっていますが、成長の後押しになった例を一つ挙げるとすると、新卒採用部でプレゼンの経験を重ねたことです。私はもともとプレゼンが苦手だったのですが、実践を繰り返して足りなかったスキルを強化することができ、以降に所属した各部署でもこの経験が大いに役立っています。

バイヤーの仕事は一般的に商品の買付けが中心ですが、オリジナル商品の多い当社では、商品開発につながる提案や、店舗での商品の棚割り、POPの起案といった、売り方の工夫も任されています。商品提案ではあらゆるところにアンテナを張って世の中の商品ニーズを察知します。最近のヒット商品は「1台10役スライサーセット」で、先行品の「7役」がSNSで盛んに取り上げられていたことから、もっと機能を増やそうと提案して実現しました。調理用品はメディアで紹介されることも多く、反響の大きさがやりがいのバロメーターです。テレビ放映の話が来ると、テーマに沿ってどんな商品を案内しようかとワクワクしています。また、店舗レイアウトでは、実験的にテーブルなどの什器の演出を使用シーンによって変えたところ、とても好評で販売対象のランチョンマットが飛ぶように売れました。常に試行錯誤の連続ですが、このように成功した時の達成感は計りしれません。

入社前の私はニトリでの仕事について、漠然と店舗の仕事のみイメージしていたので、まさか文系の自分がアプリの運用や、ましてやバイヤーになるとは予想もしていませんでした。学生の頃に描いていた未来図を良い意味で大きく書き換えられました。配置転換の際は不安もありますが、会社は私以上に私のことを理解し、信頼してくれています。だから専攻は関係ない、自分次第で何にでもなれる会社だと、是非学生の皆さんに伝えたいです。バイヤーはとても楽しく、まだまだやってみたいことは尽きませんが、将来はニトリ全体のイメージを向上させる広報系の業務にも挑戦したいと思っています。

ECの新機軸にチャレンジし、画期的な仕組みを開発。挑戦したいと手を挙げやすい環境がある。【西田さん】

入社後の数年間は、他の同期と同様に、複数の店舗で働きました。ホームファッション部門の担当からフロアマネジャー、また新店のオープンも経験し、いずれは法人営業をやりたいという目標に向けて着々とキャリアを重ねていくつもりでした。それががらりと変わったのは、あるプロジェクトがきっかけです。ライブ配信などの動画をさらに活用した新しいEC展開に挑戦しようと立ち上がったプロジェクトのメンバーに、若手社員の参画が呼びかけられたのです。「面白そうだな」と手を挙げ、選考を経てメンバーになりました。「新しいプロジェクトに挑戦したい」というざっくりした考えから始めたことでしたが、今ではライフワークと言えるほどやりがいを感じています。

文系出身の私は、映像処理技術に関してはまったくの素人。ゼロから学んだほか、扱う商材の選定や映像での見せ方、何分でどう伝えるかといった設計など、わからないことばかりでした。興味深いのはそれら全てをほぼ社内のメンバーだけで取り組んだことです。前例もありませんから、教材を探したり、詳しい人に聞いたりと、一つひとつ手探りの状態からカタチにしていきました。いかにも我が社らしいですが、その分、生きた知識が身についたと思います。

そうしたなかで編み出したのは、商品紹介のライブ配信やそのアーカイブ動画を活用する仕組みです。ニトリネットでライブ配信ページにアクセスすると、その時に紹介している商品の該当ページにリンクできる仕様で、見る人は画面を通して、まるでリアルタイムで接客を受けているような感覚が得られます。ヒット商品というより、既存のシステムを組み合わせて売上につなげる仕組みを開発したわけですが、我ながら一つ大きなことを達成した感覚があります。

当社でなければこうした業務に就くことはなかったでしょうし、これほど自由にチャレンジさせてもらえなかったと思います。またECのお客さまは顔が見えないため、開発にあたり店舗での接客経験が大いに役立ちました。誰でもどこでも、いつでもニトリの商品が購入できるという点で、ECは平等なサービスのインフラです。今後はメタバース上にも店舗を作ってみようかなど、構想がふくらむばかりです。

学生の方へメッセージ

皆さんは本当の自分を知っていますか?自分の価値観を理解し、自己実現した自分の姿にワクワクしながら働いてほしい。ニトリ新卒採用部はそんな思いで学生の皆さんと向き合っています。

ニトリ新卒採用部の採用フィロソフィーは「君の夢は、君を創る。」です。ニトリのインターンシッププログラムである「自分発見講座」や専任リクルーター制度を通して、皆さん過去の経験を一緒に振り返りながら将来どうありたいのか、なりたい姿を見つけていきます。そして企業理念に共感していただければその先にはニトリのことをより深く知っていただく就業体験型のプログラムも用意しています。

ニトリで活躍できるフォールドはなんと63部署100職種以上。これはニトリが商品の企画から製造から物流、IT、貿易、広告までのすべてを自社で手掛ける独自のビジネスモデルがあるから。皆さんがやりたいと思っている仕事のほとんどがニトリでも実現できるはず。
是非みなさんの夢をニトリで実現してみませんか。

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活躍フィールドは63部署100職種以上。仕事内容もキャリアパスも幅広いが、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する」ロマンを共有しているから社員の一体感も強い。

マイナビ編集部から

ニトリは今や誰もが知る有名企業であり、企業自体のブランド価値も年々向上している。だが、人事担当者が語る通り、「現状を否定する文化」が根づいているため、決してその歩みを止めることはない。引き続きビジネス領域の拡大を志向し、2032年までに国内外で3000店舗を出店、売上高は3兆円という目標を掲げている。なかでも海外出店は東アジアを中心に、今年度からさらに本格化する予定で、既に昨年末にはインドに初出店を果たした。海外で活躍したい人にもますますチャンスが広がっている。

また同社は人材育成にも定評があり、その最たる仕組みが「配置転換教育(配転教育)」と呼ばれるいわゆるジョブローテーション制度。新天地で新たな経験を積み重ねることがどれほど社員の成長に寄与するかは、先輩社員の活躍ぶりが証明している通りで、変化するビジネス環境にも柔軟に対応できる力が付く。一方で、同社の定年は60歳だが、定年間際まで配転教育が続くというわけではない。今年度からニトリで幅広い経験を積み自身の強みを見つけ、増やし、専門性を磨く人材育成「キャリア伴走型」を開始したのだ。いわばメンバーシップ型を入口に、ジョブ型をゴールとする仕組みである。社員が長くいきいきと働けるよう、制度面も常に改革しているのがニトリという会社の大きな強みであろう。

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「製造物流IT小売業」という独自のビジネスモデルを強みに破竹の快進撃を続けるニトリ。社員には80歳までのキャリアプランを提出してもらい、長期的な支援につなげている。
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