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最終更新日:2025/4/10
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取材情報
モーターやベルト、産業用ロボットなどのFA(ファクトリーオートメーション)機器をメイン商品として扱い、様々なモノづくりメーカーに提供している光伝導機。技術のプロフェッショナルたちを相手に、幅広い専門知識を持つことはもちろん、仕入先やお客様から信頼される会社であるために大切なことは何かを伺いました。
当社はFAの専門商社です。例えば、有名なお菓子メーカーの製造ラインで使われているベルトコンベアの部品も、当社が扱っている商品の一つ。仕入先に代わって商品を売り込み、お客様と仕入先、そして当社がWin-Winの関係を築けるように導くのが私たちの仕事です。私は文系の商学部出身。入社前は専門的な知識はなく、扱っている商品のこともよくわかっていませんでしたが、入社後の研修でしっかりと学習し、営業活動をスタートした後は、聞きなれない用語を都度自分で勉強したり仕入先から教えていただいたりと、地道に営業力を磨いていきました。仕事に手応えを感じ始めたのは、営業に少し慣れてきた入社3年目です。仕入先のあるメーカーが、安価で機能性も高いスカラロボットを開発したのです。強い商品力を見込んだ私は提案活動をスタートしましたが、導入実績のないことがネックとなり、お客様は「使い慣れた従来のメーカーが良い」という方がほとんど。そこで私は闇雲に提案するのではなく、新商品に興味をお持ちのお客様にターゲットを絞り込んで新商品の説明会を開きました。商品の魅力を伝えるだけでなく、お客様の質問に一つ一つ丁寧に答えることで懸念を払拭し、その結果実績をつくることができました。以来、同様の成功体験を重ね、入社6年目には「商流を変える」という仕事にも挑戦しました。「商流を変える」とは、お客様が仕入れる商品は同じですが、商品を購入する先を競合商社から当社に変えていただくということ。お客様の説得はもちろん、競合商社と良好な関係を築いてきた仕入先にも納得いただかなければ成立しない難易度の高い案件ですが、時間と手間をかけ商流を動かすという有意義な経験ができました。お客様は技術のプロですから、単に商品を購入するだけならカタログで事足ります。そこに私たち商社が入る価値とは、仕入先のみが知る製品の深いところが見えること、多様な企業に出入りしている私たちだからこそ得られるタイムリーな情報を提供できることだと考えています。お客様が身を乗り出して聞きたくなる情報を得るためにも仕入先との信頼関係はとても大切にしていますし、得た情報をわかりやすく資料にまとめることで、お客様が理解しやすく、また購買意欲を後押しする工夫もしています。(R・Fさん)
◆自らの存在価値を見いだせる職場就職活動を行うにあたって決めたこと、それは、“自らの存在価値を感じられること=やりがいにつながる”という自分なりの軸。そのため、はじめから商社に的を絞っていました。当社は製品を創り出すメーカーではなく、 あくまでも商社の立場です。提供するサービスやお客さまとの信頼関係が大切になるため、自分に合うのではないかと考えたのが入社のきっかけですね。職場環境としても、上司や先輩をはじめ気さくな方が多く、気軽に相談にのってもらえるなど、温かい雰囲気が漂っており、とても馴染みやすかったです。◆頼りにされることがやりがいになるお客さまからはここ1年の間に、「Tさんだから注文している」「困っている時でも、必ず何かいい提案をくれる」など、ありがたいお言葉をいただけるように。それは、依頼に対して、お客さまが今何を必要としているかを真剣に考え、求められる以上の提案を行ってきた結果だと自負しています。お客さまから頼りにされることは本当にうれしい。次も頑張ろう、さらによい提案をしようという気持ちがモチベーションアップや、やりがいにもつながっています。◆日々の積み重ねでキャリアアップをねらう今の目標は、5年以内にマーケティングリーダー、10年以内に営業所の所長となること。以前上司から「所長になりたいか?」と聞かれたことがあります。その時は、「各役職を経験したいので、なれれば」という曖昧な発言をしてしまい、「そんなことでは無理だ」と一喝されたことも。でも、このことが自分のキャリアについて考えるきっかけとなりました。“いつまでにどのポジションにつくか”、そのために“何を行わないといけないか”などといったことが、自ずと見えてくるように。今大切なのは、やるべきことを一つ一つ成し遂げること、それが結果として大きな目標を達成する近道になると考えています。(Y・Tさん)
私は今年で入社40年目を迎えます。営業担当、営業所長、人事総務部長へとキャリアを進める中で幾度となく悩み、挫折しかけたことがありました。そんな時は、いつも上司や同僚に折れかけた心を支えていただきました。人間的な温かさと厳しさを兼ね備え、仕事も遊びも全力で取り組むのが当社の社風。成長が期待できる人材はどんどん前に出し、社内イベントでも手を抜きません。出る杭はますます伸ばす当社では上昇志向のある社員が次々にチャンスをつかんで活躍しています。(人事総務部長 吉本鐘一)
光伝導機(株)を訪問すると、物腰のやわらかい吉本部長が出迎えてくださった。にこやかな笑顔と緊張をほぐすような軽やかな受け答えに、もっと話をしたい、話を聞いてみたい人だという印象を持つ。華やかなイメージのある京都だが、その実、作業着が似合う職人の町でもある。日本を代表する大手メーカーも多数あるが、ほとんどが小さな町工場から大きくなった。その成長を支えてきたひとつが光伝導機といえるだろう。一方、最前線で活躍されている若手社員はとてもスマートだ。シュッとしたスーツ姿はもちろん、要点を得た話しぶりにはキレの良さを感じる。新しい風を取り込んでこそ技術は進化する。独自のスタイルを守りながらも新しい風を受け入れて進化する光伝導機の形がそこにあった。もちろん若手社員はスマートなだけではない。深掘りすれば努力の数々があふれ出た。技術のプロフェッショナルと交渉する彼らもまた、情報のプロフェッショナルとしてスキルを磨き続けているのだと感じられた取材であった。