最終更新日:2025/4/18

(株)システムコンサルタント

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 受託開発
  • シンクタンク・マーケティング・調査

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

経験ゼロからITのスペシャリストへ。若手たちの成長の軌跡

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先輩たちの姿から、システムコンサルタントの魅力を浮き彫りに

システムコンサルタントでは、まったくのIT未経験からスタートした人材が第一線で活躍するまでに成長を遂げている。3人の若手社員にこの道を選んだ理由、挑んできた仕事について振り返ってもらった。

三島 拓也さん
システム統括部
商学部 商業学科卒
2023年入社

三橋 寛隆さん
システム統括部
文学部 人文社会学科卒
2023年入社

槇尾 美咲さん
システム統括部
応用生物科学部 食品安全健康学科卒
2023年入社

先輩の横顔

三島さんは高校までサッカーに熱中し、都大会でベスト16まで行った経験があるという。現在は、夜中に眠い目をこすりながら海外サッカーの観戦を楽しんでいる。
学生時代はアコースティックギターのサークルで活動していた三橋さん。今も楽器全般に興味を持っており、ギター以外にもピアノやベースなどを触ったりしているそうだ。
槇尾さんは同期との繋がりを大切にしており、休日には一緒にアウトドアを楽しむことも。料理部でも多くの若手と交流しており、会社生活をとことん楽しんでいる。

【三島さん】半世紀に及ぶ信頼と社風の柔らかさに魅かれて入社を決める

私が就職について本格的に向き合い始めたのは、大学3年の夏のインターンシップが開催される時期でした。業種業界を問わずに何社かのイベントに参加した中で、IT業界では自分で磨いた技術で製品を作り、ニーズに応えていくと知って興味を持つようになりました。就職活動本番開始後はIT企業を軸に志望。専門的に学んだ分野ではなかったので、規模の大小を問わずに各社を調べながら業界について学ぶなかで、システムコンサルタントの名を発見しました。

説明会では創業から半世紀以上の歴史があることがわかり、新しい企業が多いIT業界では珍しい部類に入るとの印象を持ちました。長く事業を営んでいるということは、それだけ社会的信用が得られていること。自然と当社に魅力を感じる自分がいました。また、面接等で話をした社員のみなさんが物腰の柔らかい人ばかりで、働く環境の良さが伝わってきたことも入社の決め手となりました。

文系学部出身だけにITに対しての不安があったのも事実。ただ、文系の先輩も多い上に手厚い研修が用意されていた点が安心材料となりました。実際、入社後は合計約3ヶ月間の研修が行われ、プログラミング言語の基礎などを段階的に学ぶことができました。すべての知識が初見だったので、さすがにわからないことだらけだったものの、先輩社員が講師となって丁寧に支えてくれましたし、同期同士でお互い質問し合いながら、少しずつできることを増やしていきました。

配属後は部署で必要な言語を集中的に学んだ後、大手保険会社の保険料などを計算するシステムの改修を中心に保守作業にも携わっています。ITの知識だけではなく、保険特有の専門知識が問われるのが難しいところ。それでも先輩と2人一組で案件を進めていくので経験も増え、次第に設計書の作成なども任されるようになり、先輩の力を借りながらではあるものの、自力で一つの成果物を仕上げられるレベルには到達できています。

今後は私一人で何でも解決できるように、さらに経験を深めていきたいと思っています。また、これから後輩も入ってくるでしょうから、これまで先輩に教わってきたことを後輩に還元して、成長を支えていきたいですね。

【三橋さん】“独立系”というスタイルに興味を持つ。入社後は多様な案件に挑戦中

大学では日本史学を専攻していた私ですが、将来の仕事としては専攻にこだわらず幅広く見ており、大学3年の夏からインターンシップに参加し始めたときも、ITや人材、教育、広告などの企業を見ていました。企業研究を重ねているうちにIT業界のエンジニアたちは、日々、勉強を重ねながら技術を磨き続けていると知って、私の性格に合っているのではないかと考えるようになりました。

就職活動スタート後は、IT業界の中でも多様なプロジェクトに携わるチャンスがある独立系を重点的に探していくなかで、当社とめぐり逢いました。面接では役員や採用担当、先輩社員などさまざまな立場の人と会話をしましたが、穏やかな空気をまとった人がそろっている社風に共感。また、多様な顧客と取引をしていること、未経験の文系出身者も多数、活躍していることなどが決め手となり、入社を決意しました。

新人研修を経て最初に配属となったのは、部品販売会社の在庫管理システムの改修プロジェクト。先輩に教わりながら仕事の流れをつかんだ後、配属1ヶ月くらいでお客さま先での操作方法のデモンストレーションを担当するなど、最初から大きなチャンスをつかむことができました。

1年目の年明けから2ヶ月間は、別企業の工事受注システムの開発に関して、プログラミングやテスト工程を私がほぼ一人で任されました。プロジェクトリーダーの温かな指導を受けられたおかげで、タイトな納期ながらも何とか無事に形に仕上げられた経験は貴重な財産となりました。現在は別工場の作業の進捗管理システムのリプレースに関して、テスト工程を担っています。前の2件は新浦安の事業所で仕事していましたが、今回はお客さま先に伺って作業することもあり、新鮮な感覚で取り組めています。

約1年強の短期間で開発やテスト、お客さまとの折衝など、さまざまな角度の仕事に携わり、実に多くの視点を身につけられたことが仕事をする上での面白みにつながっています。とはいえ、まだまだ責任の範囲の狭いところで仕事をしているので、リーダーとして抜擢されるようになるためにも自分を高めていきたいと思っています。作業としては開発とテストが多かったので、より上流の設計にもチャレンジしてみたいですね。

【槇尾さん】理系のIT未経験者にとっても、成長できるフィールドが広がっている

大学では食品の機能性や安全性を学んできた私は、中でも蜂蜜をテーマに研究を重ねていました。将来の就職先としては専攻が生きてくる食品会社や化粧品会社を視野に入れていました。といっても本格的に始動したのが大学3年3月のタイミングで、決して早く動いていたわけではありませんでした。

転機となったのは、大学内で行われた説明会に参加したこと。志望以外にも多様な企業が存在しているのを実感したことから「違う業界もいいかな」との思いが芽生え、幅広く企業を見るようになりました。選択肢の一つしてIT業界も視野に入れていくと、目に留まったのがシステムコンサルタントでした。

第一印象は人柄の良い社員がそろっている会社ということ。話をしても物腰柔らかで、親身になって話を聞いてくれたので、安心して働き続けられると感じました。理系とはいえITに関しては全くの未経験でしたが、文系出身者も含めて大勢の未経験者が問題なく成長をしていると知り、思い切ってここで頑張っていこうと心に決めました。

3ヶ月間の新人研修が始まった頃は、正直、何もわからないことばかり。不安しかありませんでしたが、年次の近い先輩が講師となってくれたおかげで質問等もしやすく、少しずつ理解できる物事が増え、最終的には楽しく研修を終えることができました。

配属後は大手保険会社のITインフラチームで仕事しています。さすがに現場では苦労も多かったですが、OJT担当の先輩が自分も忙しいはずなのにやさしく教えてくれたので、次第に実践的な力を身につけることができました。最近はサイズの大きな改修に関して、外部設計からチャレンジするなど、自分自身の成長も感じています。ただ、先輩に質問をしないと仕事を完結できないところが多いのも現状です。より高みを目指すために、直近では会社の資格補助制度を利用し、基本情報技術者の合格を目指して学んでいるところです。

また、当社は社内サークル活動が充実しているところも魅力のひとつ。私は社内の料理部で活動しています。先日はキッチンスタジオを借りて、20人くらいが集まって韓国料理を作りました。社内サークル活動は部署を超えた社内のメンバーと仲良くなる絶好の機会。こうした交流の場も、穏やかな社風につながっているのかもしれません。

学生の方へメッセージ

■既に行きたい会社があったとしても、志望以外の業界の情報も調べておきましょう。実際に知ればイメージとの違いがわかり、自分の可能性を広げるきっかけとなるかもしれません。IT業界は種類が多くて絞り込むのが大変かもしれませんが、どういうスタイルで事業を進め、取引先はどんな会社があるのかといった情報を集めながら、自分に合った場所を探していってください。
<三島さん>

■文系出身者にとってIT企業というと専門性が高すぎて、難しそうに思えるかもしれません。しかし、当社のように文系が多数を占めている企業もありますし、実際に試してみると意外と向いているということもあるはず。先入観で選択肢を絞ってしまうのではなく、多くの企業を知る機会を持つように心がけてください。
<三橋さん>

■企業研究中は業種業界を絞り切ることなく、幅広い会社に視野を広げていくのが大切だと思います。自分自身を限定せず、さまざまな可能性を探ってみてください。また、自己分析に関しては1人で進めてみても、思ったような効果が得られないものです。周囲に手伝ってもらって、客観的な意見を求めていくと、多くの物事が見えてくると思いますよ。
<槇尾さん>

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3人は2023年の同期入社。世代の近い若い社員が多いだけに、気兼ねなく質問しやすく、経験ゼロからでも着実にステップアップできているという。

マイナビ編集部から

1968年創業で、今年(2025年)8月で58年目を迎えます。長きにわたってIT業界の先頭を走り続けてきたシステムコンサルタント。親会社の縛りを受けない“独立系IT企業”だけに、金融、メーカー、サービス業などの業種業態を問わない多彩なジャンルの案件を手掛けてきた。

3人の若手たちの経歴からもわかるように、IT未経験者を積極的にうけいれてる会社でもあり、社員の7割以上が文系出身者で占められている。経験ゼロからでも大きく羽ばたけているのは、4カ月間の新人研修をはじめ、学びの場をたっぷりと取っているからにほかならない。

ユニークな教育で言えば、インドの子会社での海外研修が挙げられる。直近ではコロナ禍によって中断されていたのが再開されており、3週間にわたって現地でのワークショップや視察などを進めているという。インドのチームは開発のプロたちがそろっており、普段から日本と連携して仕事をしている。大切なパートナーたちとの関係を深める場としても有効活用されている。

料理部に所属している槇尾さんのように、社内サークルに所属する社員も多く、フットサルやテニス、ゴルフ、マラソン、釣りなどの活動も盛り上がっているそうだ。こうした場で醸成される社員たちのオンオフを超えた繋がりは、仕事上も大きなプラス効果を呼び込んでいるようである。

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新浦安事業所の風景。錦糸町の本社を含めて、自社の拠点で働いているエンジニアが多数を占めているが、これも直請けで受注しているからこそ成せる業である。

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