最終更新日:2025/5/1

(株)ハヤテ・コンサルタント【疾測量グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • サービス(その他)
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

山梨県の街づくりを支える「建設コンサルタント」として働く魅力

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地域の守り手として活躍する若手社員に密着!

山梨県を中心に、道路・橋梁・砂防堰堤など公共土木工事の調査・計画立案・設計を行うハヤテ・コンサルタント。暮らしを支える建設コンサルタントのやりがいやキャリア形成について技術職の先輩にお話を伺いました。

■山北 縣臣さん
設計部 設計課
2021年入社/工学部土木環境工学科卒

先輩の仕事風景

維持管理はオフィスワークだけではありません。社会インフラは長く使うために定期点検が不可欠。何回も現地に赴き、細部まで確認して適した対策を考えます(山北さん)
1973年の疾測量設計事務所の創立がグループのはじまり。以来、測量技術の研鑚に努め、技術力を培ってきた。3D設計などの技術も積極的に導入し、時代のニーズに応えている。
オフィスでは設計や資料作成のほか、協力会社とのやりとり、パートさんへの指示、上司への進捗報告を行います。ビジネススキルも着実に培えていると感じます(山北さん)

一歩踏み込んで社会インフラを支えたいと想い入社。地域住民の安全な暮らしに貢献できていると実感!

──入社した経緯について教えてください。

大学では土木環境工学を専攻しており、卒業後は県庁で土木分野の管理に従事したいと考えていました。しかし、就職活動の途中から民間企業に方向転換することに。県庁の管理ではプロジェクトに踏み込んで取り組めないと思ったからです。そこで頭をよぎったのが当社です。当社の社長は私と同じ母校出身で測量学の講師を務めており、何度か教わる機会がありました。若手技術者の育成に注力している会社だと知っていたので、ここなら自分が志を持って成長できると思い入社を決めました。

──現在の仕事内容について教えてください。

私が所属する設計課は、主に山梨県から依頼された道路・橋梁・砂防堰堤など公共土木工事の調査や設計を行っています。私の主な業務は橋梁の維持・補修、点検です。社会インフラのメンテナンスは国レベルで重視されていますが、場所によっては市町村だけでは対応しきれないため、当社のような建設コンサルタントが主体となって取り組みます。具体的には、現地調査で各部材のサビやひびなど損傷具合や構造を確認し、状態に応じた改善策を立案・実施します。ちょうど今、2回目の点検結果をまとめている最中で、県庁や協力会社と打ち合わせを重ねています。

──仕事でやりがいを感じることを教えてください。
最近、私が携わった道路が開通されたときは感慨深くなりました。多くの人が日常で使うインフラの一端を担えたことにやりがいを感じます。私が設計した砂防堰堤が完成する日も楽しみです。砂防堰堤とは、上流からの土砂や流木を受け止めて災害を防止するもの。何十メートルにも及ぶものなので完成はまだ先の話ですが、地域の安全に貢献できると思うとうれしくなります。維持管理においても「地域の守り手」であると実感でき、誇らしく思います。作ったら終わりではなく、何十年先も使えるように関与し続けていくことが当社の仕事。辛抱強さが必要ですが、終わりがないからこそ奥が深くて面白いですし、使命感を持って働けるのでモチベーションが高まります。

会社が注力する新たな取り組みに挑戦。勉強し続ける日々は大変ながらも充実感でいっぱい

──これまでに携わってきた案件の中で、思い出深いものがあれば教えてください。

印象的だったことは2つあります。1つ目は、河川の橋梁の設計です。発注者から完成イメージを見たいと要望があり、3Dモデルの作成を任されました。公共インフラ整備や測量において3D設計はまだ浸透していないため、当社としても活用を推進しているところ。そのような状況下で「若手のほうが新しいものを吸収する力がある」と、私にチャレンジする機会を与えてくださいました。初めてのことが多く試行錯誤した部分もありましたが、無事に作成できたことで自信を持てました。2つ目は、公園の点検業務です。トイレや遊具などの点検を複数の会社と一緒に行うことになり、私は窓口として各社とやりとりすることに。各社と齟齬なくコミュニケーションを取れた点は自分を褒めたくなりました。

──仕事の中で大変だと感じることについて教えてください。

入社して2年目くらいまでは自分の知識不足に悩まされていました。私が専攻していた土木環境工学は、ハードよりもソフトの話が多いことに加え、研究テーマは防災関連。当社の事業で必要な知識とは分野が異なります。分からないことはメモをして時間があるときに調べたり、上司に質問したりして知識を身に付けることに必死でした。3D設計などの技術や各インフラの特徴など土木業界は常に新しい知識を取り入れなくてはいけません。今もまだ勉強中で大変ですが、知識の幅が広がる点に面白さを感じます。

──これまで失敗した経験はありますか?

あります。例えば、協力会社に提出する資料の確認が甘かったり、予定していたことを忘れてしまったり。その度に落ち込みますが、上司は「もっとたくさん失敗してほしい」と言ってくれます。「これからさらに困難に直面することもあるだろうけど、周りと協力しながら克服し、学んでほしい」と言われ、私のことを見てくださっていることにうれしく感じました。気を引き締めつつ、これからも臆することなくチャレンジしていきたいと思っています。

社内は笑いが絶えず働きやすさ抜群。目指すは何でもこなせる建設コンサルタント

──仕事を通じて成長した点について教えてください。

学生時代と比べると、自分から行動するようになりました。知識がないと何もできないし、だからといって待ちの姿勢では何も変わらないので自分から動くように努めています。セルフコントロールができるようになったことも成長を感じる点。以前は思うように進まないと感情的になっていましたが、気持ちを切り替えられるようになりました。失敗したときはもちろん反省しますが、次に生かす教訓だと捉えるようにしています。

──社風について教えてください。

社内は笑いが絶えず、和気あいあいとした雰囲気です。年代も幅広く70代の人もいます。先輩後輩関わらず話しやすいですし、仕事以外の話もできるような間柄で毎日楽しく働けています。部署を超えて質問することも多く、先日も測量チームにUAV(ドローン)について教えてもらいました。当社は社員同士のコミュニケーションを大切にする風土。それを物語っているのが、毎月第3土曜日に実施している研修です。球技大会やイベントを通して楽しみながらチームビルディングを高めるというもの。そういった会社からの後押しもあって、話しやすい関係性が構築されているのかもしれません。私が右も左も分からない状態で入社しても続けていられるのは、人に恵まれている環境だからだと思います。

──今後の目標について教えてください。

橋梁の維持・補修や設計など若手にも関わらずいろいろなことにチャレンジさせてもらっていますが、いずれにしてもまだ先輩や上司の補助的な立場。まだ時間はかかると思いますが、いずれはプロジェクトリーダーになりたいと思っています。最終的に目指すのは「何でも屋」。橋梁一つとってもそれ自体の知識だけでなく、道路や河川、自然の知識も必要です。幅広い知識を蓄えて、橋梁以外のプロジェクトもこなせるようになりたいです。一人前の建設コンサルタントになれるようこれからも励んでいきます。

学生の方へメッセージ

私の場合、最初は公務員を目指していましたが「なんか違うな」と途中から変えたので、もう少し早く決まっていれば余裕を持って行動ができたと思います。皆さんには、就職活動の早い段階で自分の方向性を固めてほしいですね。自分が学んできた分野と異なる道でも恐れることはありません。知識の有無よりも取り組む姿勢のほうが重要ですし、働いているうちに知識は身に付くので、不安にならずに自分が進みたい分野に進んでください。

当社は風通しが良く、和やかな雰囲気です。先輩や上司は知識が豊富で親身になって話を聞いてくれるので、若手を育てるフォローが社内文化として確立していると思います。周りの方々のおかげで私も成長できていると感じます。また、新しい取り組みに若手を積極的に参加させくれるのも良い点。かといって、そのまま放置されるわけではなく、アドバイスをもらえるので安心して取り組めます。現在社内で注力している3D設計がまさにそれで、私も設計する機会を多くもらえています。年次関係なく社員全員が一体感を持って頑張れるところが当社の強み。土木建設に興味がある方はもちろん、協調性を大切に働きたい方はぜひ当社を見てみてください。(山北さん)

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「人々の暮らしに不可欠な社会インフラを手掛け、地域を守ることが建設コンサルタントの使命。誇りと大きなやりがいを感じられる仕事です」(人事担当者一同)

マイナビ編集部から

山梨県に本社を構える建設コンサルタントの同社。50年の歴史を誇る疾測量(株)のグループの一員として、山梨県や県内の市町村に依頼された土木建設工事の調査・計画立案・設計を数多く手掛けている。その確かな技術力から国土交通省や道路公団など半官半民企業のプロジェクトにも参画し、首都圏を中心に広く認知されている会社だ。

同社では若手の育成に注力している。年2回実施する面談では、若手に何をどのように教えるのかを可視化した「成長支援シート」を用いて対話しながら成長度合いを確認し、次の目標を決めている。これによって若手の成長を促すと同時に、本人が指導側になった際に必要な教える技術を学ぶことができる。社員の心身の健康に配慮している点も見逃せない。健康経営が謳われる前から独自に反復横跳びや状態逸らしなどの体力測定を行い、社内交流やチームビルディングの意味も込めて球技大会など社内イベントを実施。楽しみながら助け合いの精神を育む土壌が確立している。

社会インフラは多くの人が使うものであり、建設過程でもさまざまな人と接する。人々の困り事を解決するために多様性を理解しようとする姿勢が同社の特長だ。そのベースにあるのは「重宝がられる人物になろう、重宝がられる会社になろう」という経営理念。スケールの大きい仕事に携われるやりがいを味わえるだけでなく、人としても大いに成長できる会社だと感じた。

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互いの顔が分かる規模ならではの温かい雰囲気と一体感が同社の魅力。取材中も若手の成長を心から応援していることが分かり、社員同士の絆の深さが伝わってきた。

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