最終更新日:2025/3/19

(株)ヴィンクス(富士ソフトグループ)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • 専門コンサルティング
  • インターネット関連
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • ソフトウエア

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

流通小売業をITの力で進化させるエンジニアたち

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若手SEたちが語る仕事のやりがい、将来の夢

流通小売業に特化したシステム開発を手がけるヴィンクスでは、若手社員たちが主人公となって、新しい技術の開拓、お客さまの課題に対して根本からの解決に勤しんでいる。ここでは3人の先輩の仕事に迫ってみる。

■山口さん(中央)
特定顧客第1事業本部 ソリューションサービス部 RPAソリューション課
経営学部経営情報学科卒
2018年入社

■田岡さん(右)
リテールソリューション第1事業本部 ストアシステム1部 東日本第4システム開発課
経済学部経済学科卒
2021年入社

■由木さん(左)
リテールソリューション第2事業本部 デジタルリテール1部 第1課
経済学部経済学科卒
2019年入社

(※所属部署名は、2023年11月取材時点のものとなります。)

先輩から一言

山口さんが手掛けているRPAは専門的なプログラミング技術が不要の“ノーコード”で制作可能。それだけにお客さまの課題をつかむコミュニケーション力がより重要になる。
エンジニアにはコミュニケーション力が重要だと実感している田岡さん。「相手にどう話せば伝わるか」が意識できるのであれば、文系理系を問わず活躍できると実感している。
小売業と言ってもPOSシステムのみならず、会員管理、販売管理など多様なシステムが存在する。由木さんはあらゆる角度からITで小売業を支えられる点に楽しさを感じている。

【山口さん】RPAをはじめとする新技術で、お客さまの進化を実現する

入社した当初は大手スーパーマーケットグループの人事給与システムの開発に携わっていた私ですが、2年目に新たに「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」を専門とする部を作ることになり、私も立ち上げメンバーの1人に選ばれました。RPAを簡単に言えば、人がコンピュータ上で行う定型業務を自動化する技術のこと。部署設立の2年ほど前、ある企業の人事業務の入力作業などをRPA化したのを受け、それを広く流通小売業に展開していくことを目的にRPAソリューション課が誕生しました。

現在は人事業務のみならず、流通小売業の業務全般の自動化を推進しています。これまでに商品の製造元であるメーカーに支払う金額の入力、小売業店頭での在庫商品の入力作業など、さまざまな案件に着手してきました。新設の課である上にRPAのノウハウも多くは蓄積されていなかっただけに、経験の浅い私も先頭に立って最新のナレッジなどを調べ、それらを技術検証しながら積極的に取り入れる工夫をしました。

異動2年目のときには、OCRという手書きの文字を電子化する技術とRPAを用いて伝票・帳票を読み取りデータ化するプロジェクトに携わりました。RPAのスキルを向上させつつさらにOCR技術の習得が必要になり、その開発は試行錯誤の繰り返しでした。知見を深めるとともに周囲のフォローも受け、なんとか形にしていくことに成功。新たな技術の習得は大きな自信に繋がったとともに、周囲の温かさを感じた経験でした。

現在はプロジェクトリーダー(PL)を務めるケースが多くなり、直近では2つの案件を同時に進めています。1つは大手流通チェーンのRPAツールの更新で、もう1つは商社の契約業務の自動化案件。当社のRPAは流通小売の枠を超えたフィールドに進出するまでになりました。RPAが対応できる範囲は幅広く、案件毎にお客さまの業務を理解することが必要です。そのため、お客さまへの直接のヒアリングが不可欠。何度もコミュニケーションを交わしたからこそ、お客さまから直接「業務が楽になった」と喜んでいただけることは、この仕事ならではの醍醐味です。

現状、流通小売業のお客さまの業務でRPAが導入できる部分はある程度カバーしていますが、この先、新技術を使ってさらなる業務改善を進めていく可能性も生まれるかもしれません。そのときにはプロジェクトマネジメントができるくらいの力を付けてより深く貢献を果たしたいと思っています。

【田岡さん】自社プロダクトの開発を通して、お客さまの課題をタイムリーに解決

文系出身の私ですが、就職活動では漠然と興味を持っていたIT業界を志望していました。ヴィンクスに関しては合同企業説明会で採用担当の方に声をかけられたのをきっかけに応募。流通小売に特化したIT企業という事業スタイルは身近でイメージもしやすかったですし、社員のみなさんが親身になって相談に乗ってくれた姿に社風の良さを感じたことから、自然と当社で働きたい気持ちが沸き上がりました。

以来、自社独自製品であるクラウド型POSシステム『ANY-CUBE Neo』の開発や保守・運用を手掛けています。大手スーパーマーケットや飲食チェーン店、グッズショップなどで幅広く活用されているシステムで、当社の看板商品の1つとして位置づけられています。私の場合、入社後は2か月の全体研修、1か月の部門別研修を経て、まずはテスト工程から関わっていきました。ITに関して全く知らないまま入社した私ですが、さまざまな機能をテストすることで視野がぐっと広がっていく手応えを得ました。

2年目になるとテストの管理を任されることになり、リーダーの1人としてメンバーの進捗管理、計画の遅延のリカバリー、各所からのQ&A対応に臨みました。ちょうど大型バージョンアップデートがあったのですが、必要となったテスト項目は6万件以上。これだけのボリュームですから、自分でテストの仕様を確実に理解していないと周囲に指示を送ることもできません。設計書などを読み込むとともに、忙しい中でも時間をかけて丁寧にメンバーをサポートしながら、それぞれが力を発揮できる場所を整えていったつもりです。

3年目にはPM補佐に指名され、お客さまが既に導入しているシステムの改修に関して、要件定義からお客さまとの調整、開発者への技術的フォローといった上流工程を任されることになりました。ちょうど直近ではスーパーマーケット同士の合併があり、顧客情報管理システムの統合に関して、POS担当の立場から調整を行うというチャレンジングな案件に挑んでいます。

陰ながらサポートをした結果、メンバーたちが成長をしていく姿を見るのはPM補佐としての何よりのやりがいです。改めて技術だけではなく、コミュニケーションが欠かせない仕事だという思いも強くしています。PCに向かい合ってばかりいるのがIT企業ではありません。チームで協力し合ってこそのIT企業だというのは、これから業界をめざす人には忘れないでほしいですね。

【由木さん】身近な生活をITで支える。その実感が得られる仕事

就職活動を開始した当初、IT企業は全く考えていなかった私ですが、アルバイトしていたスーパーマーケットのPOSシステムがヴィンクス製だったのをきっかけに、普段使っているレジを作っている会社を見てみたいとの思いが沸き上がりました。説明会に訪れると小売業に特化しているIT会社という点に大いに共感。何よりも企業の顔となる採用担当者のみなさんがやさしく話を聞いてくれたのが強く印象に残りました。IT企業への不安もありましたが、文系出身者も数多く活躍していると聞いたので、思い切って当社で頑張って行くことに決めました。

入社してから最初に担当したのは、大手化粧品会社が展開する複数ブランドの業務システム。主にはシステム間のデータ連携に携わったのですが、先輩の手厚い指導を受けながら課題を1つずつ乗り越えていきました。2年目に入った直後にはコロナ禍による緊急事態宣言により、フルリモートでの業務がスタート。当時、ECサイトでのポイント機能を追加することになり、そのテストをひたすら自宅で行っていました。横に先輩がいないのは不安ではあったものの、チャットを介して細かく教えてもらえたおかげで何とか乗り越えていくことができました。

化粧品会社と並行して、4年目頃にはアパレルメーカーの案件も担当。お客さまのIT面の課題や要望を丹念なコミュニケーションを通じて理解し、IT知識を活かした解決支援を行う業務支援の案件となります。よりお客様の立場に近い仕事のため、仕事の難易度はぐっと高まりました。しかも最近はPM補佐という立場になりましたから、より深いレベルでの対話が求められており、さらなる自己研鑽が必要だと感じています。

日々、苦労を重ねているだけに、何とか課題を解決した後の「ありがとう」の一言は本当に心に染みます。化粧品会社のシステムで言えば、身近なエキナカや百貨店でも活用されているのが嬉しいところ。何かをリリースした後には担当ブランドのお店に出かけて、思わず買い物をしてしまいます。具体的なモノにかかわるシステム開発ができているのは、流通小売に特化したIT企業ならではの醍醐味だと思っています。

目標とするのは“便利な人間”になること。お客さまにとっても、先輩後輩にとっても、私に依頼すれば何とかしてくれる、そういった頼りになる存在に成長を遂げ、周囲にいっそう大きく貢献したいと思っています。

学生の方へメッセージ

IT×流通小売を融合させた事業を営むヴィンクスでは、身近な暮らしを支えるシステムの開発や運用を通して、社会に役立つ実感が得られるモノづくりに挑んでいます。指示通りに開発するのではなく、お客さまが「何がほしいか」「どこに悩んでいるのか」を根本から探り、寄り添いながらトータルな視点で解決策を作り上げていくのが当社の務め。だからこそ、当社のエンジニアたちはよりアクティブに、主体性を持って社会を支える実感を得ることができています。

ヴィンクスの採用担当としては、やりがいにあふれた当社の仕事にぜひ興味を持ってほしいと思っています。その反面、就職活動中の学生には幅広く企業を見てほしいとの気持ちも有しています。当社に限った話ではないですが、将来、お客さまと関わりながら提案を重ねていく仕事に携わるのであれば、就職活動を通して世の中の多くの企業の考えに触れておけば、将来の大きな財産となるはずです。

残りの学生生活は学業でも、部活でも、アルバイトでも構わないので、何か課題を乗り越える経験を重ねてください。直面した課題をどうすれば解決できるのか、試行錯誤した経験もまた、必ず社会に出てからいきると思います。ぜひ挑戦を重ねる学生生活を過ごしてください。
<採用担当一同>

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採用担当の木村さん(左)と益田さん(右)。「当社には流通小売業を熟知している社員がそろっています。身近な暮らしを支えるからこそやりがいは非常に大きいものがあります」

マイナビ編集部から

流通小売業に特化したIT企業として信頼を集めるヴィンクスは、自らを「超ユーザー系IT企業」と称している。かつては大手流通小売業のシステム開発会社として流通小売のリアルな実務のノウハウを蓄積していたが、富士ソフトグループの一員となってからは、自由自在な方向に開発できる独立系という立ち位置に進化。ユーザーの気持ちを真の意味で理解しながら、ITのフィールドを縦横無尽に駆け巡ってシステム開発できる同社は、先行き不透明な時代の中で事業を営む流通小売業各社にとっての心強いパートナーとして大きな信頼を集め続けている。

ワークライフバランス面の充実化にも取り組んでおり、年間休日は124日とハイレベルな水準を達成している。オフィス内はビジネスカジュアルを採用しており、思い思いの服装でゆったりと働いている社員たちの様子も印象的だった。情報系学科出身者も、そうではない者も等しく採用しているため社内には非常に個性豊かな人材が集っているという。「こうでなくてはいけない」という縛りもなく、それぞれが自分らしいワークスタイル、ライフスタイルを謳歌している。肩ひじ張らず、自分のペースで働き続けられる場がヴィンクスには広がっている。

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取材に応じてくれた3人の若手社員たち。ビジネスカジュアルを採用しているだけに、思い思いの服装で勤務している。部署によりけりだがテレワークも併用中。

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